2003年10月15日(水)
 924, アイスランド旅行記ー4
   ーつれづれに雑記

・ツアー仲間の話は書いていて面白い反面、物悲しいことが多い。 今回は同じバスではなかったが、
痴呆症?の65歳位の女性の話である。アイスランド最終日に初めて気がついてのだが、そのバスの同行者数人が
面倒を見ていることに気がついたのだ。 それから注意してみていると、全ておかしいのだ。
目が虚ろ、いつも誰かに質問をしているのだが、その結果が違うことをしている。
羽田に着いて、モノレールに乗る時も質問をしながら、結果として違う行為をしていた。
まあ人生そのものだが。帰りの列車で、独り考えてみたら凄い人であったということだ。
軽い痴呆症の人?が独りツアーに参加をして、ちゃんと帰っていったのだ。 決して軽蔑をして言っているのではない!
意志があれば何事も可能ということである。 そこに、その人の人生が全て現れているのだ。

 前回の添乗員がある話をしてくれた。
車椅子の人を家族の人が連れてきて、たった一言「お願いします!」といって、逃げるようにして帰っていったという。
結果としてツアー仲間が最後まで全員が協力しあって無事帰ってきたという。痴呆症のオバアチャンもあったという。
これも全員が最後までみたという。今回は隣のバスで明らかに同じケースであった?!。
 
・色いろツアーに参加したが、添乗員の面白い人に出会う。
「ヌーの河渡り」の添乗員が、自分がホモと酒を飲んで告白したハプニングがあったり、
 元大手銀行員の経歴の持ち主であったり。  今回の添乗員が飛びっきり面白い人であった。
 若い女性なのだが、お嬢様なのか、ただバカなのか? 全て自分のレンズを通してクドクド説明をして話すのだ。
 お客は親位の年齢で、こういうツアーに参加しているレベル。何でも解っている相手ということが解らないらしい。
 まず結論を言って、その結論に沿って、その説明をするのが添乗員の当たり前の世界と思っていたが、
 初めから最後までその逆をしているのだ。 全員がイライラしているのが解る。
 そして全て自分本位を、そのままお客に知らずに出してしまっているのだ。
 しかし良い点もある。「何々でございまーす!」と最後に歌うように鼻声をはりあげるのだ。
 そしていつも現地ガイドと大声で笑って話しているのだ。イライラもその声で、ガックリして怒りを忘れてしまう。
 まあしようがないかという諦めを押し付けてしまうのだ。これはノウハウであろう。
  旅行は普段会えない人に会えるのがよい。 いやな人もいるが!

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