2004年10月14日(木)
1290, ダイエーが再生機構活用!

一昨夜、自宅の近くにあるダイエーの紳士売り場と、靴売り場を見て驚いた。
売り場に商品が、あまりに少ない。債権が焦げ付く可能性があれば、メーカーや問屋が商品の納入はしない。
まさに末期現象と思っていた。ところが、昨夜のTVのテロップで、「ダイエーが再生機構を受け入れる」と
臨時ニュースを流していた。これで、解体、売却の手順が踏まれることになる。
一つの時代の終わりの象徴といってよい。学生時代、ダイエー流通革命の旗手として飛躍を始めていた。
チェーンストア理論を売りにしていたペガサスクラブの優等生であった。
グループとして、解体過程に入っていたが、これで本体も売却か、解体に入る。
ジャスコヨーカ堂が生き残り、ダイエー、西武流通グループ、マイカル、長崎屋、ヤオハン、九州の雄の寿や、
などが消滅することになる。多角化を経営方針にした会社が、消滅していったのが印象的である。

話は逸れるが、この文章の下地を書いている19時のNHKのニュースで西武鉄道堤義明オーナーが、
全てのグループの役員を辞任、プロ野球の西武のオーナーも降りるという。
巨人のオーナーが辞めたので、堤が辞めれば更にプロ野球は一変する。
リストラこそ大事な時に、肥満の方向に逆流するのだから、±プラスマイナスの両方ではなく、
マイナスである事は間違いない。 西武も売却の可能性がでてきた?勝ち組、負け組みとか
いっていられない時代になってきた。堤義明の場合、逮捕されるかどうかの瀬戸際の大問題になる可能性がある?
そうじゃなくては、全てのグループの役職を降りるということはないからだ?
グループで上場廃止になる会社が幾つかある。大問題である。いずこも大変な時代である。

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