[157] 自殺  2001/09/24 09:49 NoName

 ホテルオープン後10年で初めて自殺が出た。やはりくるべき時がきたかというのが実感であった。
まだありありと憶えている、警察が呆れていたいたことを。「確認に来たあまりに冷たい旦那と舅の態度を。」
‘表象’を見ただけだからその2人のことを責める事ができないが。

 まずは神主を呼んで御祓い、その後1週間客を泊めず閉鎖。 その後私が泊まる。
さすがかなり酒を飲んで、酩酊状態で泊まった。そのバスで怒りでそのドアを殴りつけた。
その跡は今でも残っている。今でも新潟で泊まる時は7割がたその部屋である。
ヤクザとか危ない客(私もそうか)が来るとその部屋に泊めるという。

 そして5年後再び自殺、そしてその2年後から毎年1人出ている。
朝7時前電話があると、ああまたか!ヤクザの脅しか自殺かと!最近ヤクザのそれはほとんどなくなったが。
「ヤクザは自動的にに3秒で‘暴力団担当’と‘機捜’と‘駅前交番’に電話する事がマニュアル化してあるからだ。
これは彼らは情報で解っているから絶対にこない。」間抜けな流しのそれが来るが、すぐ青い顔をして出て行く。
今はもう止めた。最期の部屋に泊まって戴いて有難うと思うようにしている。

 自殺の方法とその事情は当事者として詳しく警察から聞くことができる。
そして、それぞれの人生の深遠さに身も竦むことがある。見事な死にかたにバスタブにシーツを敷きその後、
お湯を一杯溜め睡眠薬ウイスキーを飲んで溺死。 もし死にたくなったら一番よい方法ではないか。