バンク・オブ・アメリカが、メリル・リンチを買収!というニュースが入ってきた。
シティバンクが倒産レべルのニュースより大きい。(シティは倒産してないが)
それも、リーマン・ブラザーズと天秤にかけて、メルリ・リンチを買い取ったというから、
驚きである。しかも選択されなかったリーマンの方が倒産というから、なお衝撃が大きい。
しかし、そのツケの支払いは日本国民にも覆いかぶさってくることは明白。
アメリカの、というより世界の金融の再編成に入ったということになる。
1929年の大恐慌より、深刻な事態というが、その大きなウネリが姿を現した。
ニュースで、100年に一度の金融のニュースといっていたが、その通りである。
日本では、三菱・UFJ銀行が、野村證券を買収いたような出来事である。
リーマン・ブラザーズ野村證券の2・6倍というから、世界に及ぼす影響は計り知れない。
サブ・プライム問題の深刻度からして、おこるべくして起こったことである。

5年から10数年前まで、日本を買い叩いていたアメリカ金融機関が、脳梗塞・脳血栓で半身不随に
なってしまったと例えることが出来る。 もちろん日本の十数年前よりも根は深い。
後は死に体のシティ・バンクを含めると、アメリカの崩壊という表現も過激ではない。。 
アメリカの三大自動車メーカーが、ほぼ倒産状態から考えて、世界的な大混迷期に入ったということだ。
先週受けた経営セミナーの先生が言うとおりである。 

証券会社の一位・ゴールドマンサックス、二位・モルガン・スタンレー、三位・メルリチンチ、
四位・リーマンブラザーズ、五位のベアーズ・スターンズ(この春に倒産)。
この三位から五位が異変をきたしたのである。どうなっているのだろう。
今年に入って、三位から五位が消滅したということになる。
ここにきてアメリカの航空会社、自動車、そして金融と、異常事態に入ったということになる。
アメリカ経済の崩壊というと、ドル安圧力が当面は強まるだろう。
その行き着く値段が60円。それが近日か3年先かは分からないが。
そして、一度下げておいてから、再び回復するだろう。
何故なら、ドルはアメリカが輪転機で刷っただけの偽札もどき紙切れでしかないからだ。
一番影響を受けるのは、資源のない、紙切れを掴まされた日本、中国、インドである。

いずれにしても、大恐慌へのテンポが速すぎるようだ。
世界中が震撼としていることは事実である。今日からの為替と株価がどうなるのだろうか。
それにしても、あの首相候補の5人の漫画的なパフォーマンス、何をしているのだろうか、この国は!
 
  そういえば私の学生時代の友人がBOAにいたが、どうしてだろうか?
  クールなハッタリの大きな男だったが。

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