2002年09月11日(水)
516,デフレと流通大乱

夏季の土日・祭日の午後の散歩はダイエーに行く。店内を3〜40分歩いて帰ってくると、
1時間の散歩コースに丁度よいからだ。クーラーもきいているし面白いし。

それにしてもお客が少ない。商品はそんなに悪くはない。ただこれはという商品はヨーカ堂と比べると少ない。
ニーズ商品は悪くはないが、ホット商品が少ない。でも安いし、面白い事は確かだ。

家内もダイエーヨーカ堂と専門店の特売を使い分けている。
それにしても消費物価が信じられないくらい安いのに驚く。300円、500円クラスで面白いぐらい良い商品がある。
これでは洗濯屋が悪くなるはずである、洗濯代の方が高くつくのだ。 誰もわかっていることだ。

「バーミアン」というスカイラークが展開を始めた中華料理屋も、ここに来てやっと本物になり始めてきた。
イタリヤ料理の「サエゼリア」の価値に近づいている。 とにかく安い、味はまあまあだが価値は充分感じる。 
チェーン店評論家?として、この2つと、マクドナルド、家具のニトリユニクロ無印良品、100円ショップ、
しまむら、吉野屋、居酒屋の一部に、日本にも本物が出始めてきた。
デフレに強い業態で、ロアーポピュラープライス専門店グループだ。

それにしても大手GMSのチェーンの盛衰が凄い。
・西武流通、ダイエーグループの実質解体。
・長崎屋、マイカルーニチイ、ヤオハン、九州最大の寿やの倒産。
  百貨店だが,そごうの倒産。

総合店が苦戦している構造になっている。本来GMS(ゼネラル・マーチャンダイジング・ストア)
は専門部門を束ねたものであるはずだが、組織がそれについていけないのだろう。
アメリカでは、10年前の雄であったK−マートが倒産。
今はウオールマートの時代だ。西武流通グループから西友を買い取って日本に乗り込んでくる。

ジャスコとイトーヨーカ堂が合併しても太刀打ちできない相手だ。
ジャスコは、この3年間荒利をこのままにして人件費を20?減らすという。
正社員は3年間殆んど入れないという。それも可能かどうか???実際は不可のはずだが??
ところが下げたとしても、20?以上人件費の比率がウォールマートより高いという。
創業者の元会長が「あと3年で準備ができないときはジャスコも危ない」と、警告を発している。

流通は渦中でなく、横でウオッチングしていると面白いが、渦中で働く人は阿修羅の世界だろう。
デフレが更にこれに拍車をかけているからだ。 時代の変わり目だ!!

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