2007年08月28日(火)
2338, ホッファー −4
             (*'▽'*)/☆゜’
          ほっふぁー ようさん〜〜〜〜♪ (;-""-);'↑
ー更にHPにあったホファー「波止場日記」の中から言葉を拾ってみるー
            ー 〜〜 ー は感想です。

<たびたび感銘を受けるのだが、すぐれた人々、性格がやさしく内面的にも
 優雅さをもった人々が、波止場にたくさんいる。この前の仕事でアーニーとマックとしばらく一緒になったが、
 ふと気付くと、この二人はなんと立派な、寛大で、有能で、聡明な人間だろうと考えていた。 
 じっと見ていると、彼らは賢明なばかりではなく 驚くほど独創的なやり方で仕事にとりくんでいた。
 しかも、いつもまるで遊んでいるように仕事をするのである>
  ー人間の価値とは何か?最近、解らなくなってきた。誠実であるということ、そして努力をし続けること、
   他人と比較しないこと、知恵を出す術を知っていること、他人ことを気遣いすること、
   他人に笑顔を浮かべること、迷惑をかけないこと。その基準で図れば解るはずだがー
 
<労働者としても、また人間としても比類ないニグロが幾人か波止場にいるのを知っている。
 この人たちは柔和で、誠実で、非常に有能である>
  ー結局は、アメリカこそヒンズー教のような差別・階級社会である。これだけは、仕方がないと割りきるしかない。
   おうおうにして下の人の中に、柔和で、誠実で、有能な人がいるのも解る。ただミス・フィットなだけだー
   
<知識人は自己の有用性と価値とに自信がもてないために、とてもプライドなしには
 立っていけないのであり、普通は国家とか教会とか党とかいった
 ‘ある緊密なグループと自己を一体化してプライドの根拠としている’のである>
  ーロータリー、青年会議所、銀行の主催した会とか、色いろあって名刺に
   ベタベタ書いている立派な方がいる。
   誰も面と向かってアフォと言わないのが日本的で良いが、それにしてもね〜。

<自分自身の幸福とか、将来にとって不可欠なものとかが全く念頭にないことに気付くと、
 うれしくなる。いつも感じているのだが、自己にとらわれるのは不健全である>
  ー不健全の何処が悪い?という声が聞こえそうだが。でも、健全に越したことはないー
  
<全般的に見て、教育のある人間より大衆の方が、人類についてよい見解をもっている。
   ・・・教育はやさしい心を育みはしない>
  ーその人の性格によるが、概してそうみてもよいか?−

<人は、充実した2,3分の間に、数ケ月にわたる努力以上のことを なしとげられるものだ>
  ーそれじゃ、努力した数ヶ月はどうなるの? そういうこともある!というのが本当じゃないか!ー

<私は欠点や欠陥にみちた社会に生きている。
 しかし、この社会は全ての人に好きなことをさせる十分のゆとりをもった社会である。
 ・・・干渉されることなく自己の能力と才能を発揮したい人にとっては、
 この国(アメリカ)は理想的な国である> −そう思うから、良いんじゃないのですか? 違う?ー

<人間のつくり出した実用的な諸道具は、大部分非実用的なものの追求のなかから得た洞察や技術を応用したものである>
  ーインターネットを代表として、軍事産業から民間の転用に多く見られるのが良いのか悪いのか?
   それと昔の王侯貴族の贅沢品?もあるかー

<二十世紀最大の犯罪は、金銭欲にかられた資本家たちによってではなく、献身的な理想主義者たちによって犯された。
 レーニンスターリンヒトラーは、金銭を軽蔑した。 十九世紀から二十世紀への移行は、金銭尊重から
 権力尊重への移行であった、 金は諸悪の根源だというきまり文句のなんという単純さ>
  ー金銭って何?という、基本的な概念が問われなければ、何も解決しないだろう。−
 
<仕事に行く気がしなかった。ほとんど一日中買い物をしてすごした。
 エリックに大きなトラを、そしてリリーにはお盆。25ドルばかりかかった。
 昼、株価のひどい暴落を告げる新聞の見出しに気づいた。大変愉快になった。
 ずいぶん意地の悪い見方だが、私がほくそえむにはそれなりの理由があった。
 株価の上昇はしばしば物価一般の上昇を意味してきた。賃金や預金の実質価格の低下は数千人の
 ギャンブラーたちの破産よりも影響が大きく、不幸な災難となるのである>
  ーこれ以上、落ちようがない立場の真骨頂であるがー
  
<自由に適さない人々、自由であってもたいしたことのできぬ人々、
 そうした人々が権力を渇望するということが重要な点である。
 ・・・ もしもヒトラーが才能と真の芸術家の気質を持っていたなら、
 もしもスターリンが一流の理論家になる能力を持っていたなら、
 もしもナポレオンが偉大な詩人あるいは哲学者の資質をもっていたなら、
 彼らは絶対的な権力にすべてを焼きつくすような欲望をいだかなかっただろう。
 ・・・自由という大気の中にあって多くを達成する能力の欠けている人々は権力を渇望する>   
                  −権力って最高の自由って見方は出来ないのか?−

 彼が愛読したモンテーニュの「エセー」の言葉
<ベッドで死ぬよりも馬の背で死ぬべきだと思う。自分の家を去り、縁者たちから遠く離れて死ぬべきだと思う。
 友人たちと愉快に生きよう。しかし、死ぬときは見知らぬ人々の中で死のう>
    ーこれに向かって生きたのがホッファーである。孤独を守るこそ人生の核心である。言葉では幾らでも言える。
    しかし、彼は人生を通して彼は守り通したところに彼の生き方があるー
              ○´・ω・]ノ ヂャァネッ !
 ・・・・・・・・・