2006年07月29日
10年後の日本は?−1

「10年後の日本」という本を買った。
 下記のの箇条書きの幾つかは、この本の目次を参考にした。まだ飛ばし読みだが、近々読書日記を書く。
   
   『日本の論点』編集部編というから、鋭く切り込んでいる。
    島国の閉鎖社会の日本が、この世界の潮流の激変の中での大問題が明快に書かれている本である。

十年後の日本で間違いなく起こっている問題点である。
日本が、これらをどの様に乗り越え体質を変えていくかを考えると、悲観的になって当然である。
  ・消費税の20?以上の負担 
  ・少子高齢化社会の到来
  ・外国人労働者の比率の増加による犯罪の増加と、治安の悪化。 
  ・フリーターの増加と、下層階級の増大 
  ・年金財政の悪化と破綻、団塊の世代の大量定年後の負担の問題
  ・中国とインドの台頭と影響力の増加、それに付随する大混乱
  ・北朝鮮の崩壊と、朝鮮半島の混乱(これは数年先と思われる)
  ・2005年からの人口減と経済縮小
  ・介護保険増大による財政の悪化
  ・地球温暖化による大問題の噴出
  ・関東大震災の可能性の増大
  ・「ゆとり教育」で育った年代が人口の中心になってくる社会的大問題。
  ・行き過ぎた自由競争の弊害の噴出
これらを考えると、絶望的な気持ちになるが、間違いのない近い未来の日本の姿である。
逃げ切り世代で「運が良かった」と、ホッとしてはいられない。
    現在、連載で塩野七生著「ローマから日本が見える」の
    読書日記を書いているが、当時のローマと現在の日本が酷似している。
    少子高齢化で衰退の危機に陥いり、さらに高齢化と経済の停滞である。

中流階級は没落し街に失業者があふれ、上流階級の人々は既得権を決して手放さない。
    そのときに現れたのがカエサルである。 支配地の国民にもローマ市民権を与え、
    既得権を取り上げ競争を奨励した。カエサルが、これほどの人物とは、この本を読むまで知らなかった。

現在の日本は、自民党の既得権を取り上げ、日本的社会主義の破壊が当面の問題だが・・・・・。
                           つづく
           \(^▽^*)ホンジャまた!! (。・ω・)ノ☆゚+.バイ!
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