2004年07月14日(水)
1198, 口ぐせー2
ーどうしようもない!−

最近ついつい使ってしまう言葉に「どうしようもない」がある。
マイナス用語の最たる言葉が、この「どうしようもない」である。
考えてみたら、これがトンデモナイ言葉のトリックになっていた。
自分の努力不足を棚に上げて、自分で自分の範囲を決め、思考をストップさせてしまう。

デフレには、どうしようもない! もう歳だから、どうしようもない! 頭が悪いから、どうしようもない!
からだがわるいから、どうしようもない。 じかんがないから、・・・! おかねがないから、・・・!等々、
知らないうちに、あらゆる機会に使っている。 この「どうしようもない」という言葉は世界中にある。
中国語では「メーファーズ」 フランス語では「セラビー」 英語では「オブライジド」
それだけ、この言葉は世界的に軽率きわまりないのだ。

どうしようもない状態を解決していくのが、人間が人間たる所以である。
「歳だからどうしようもない」を考えてみても、明らかにナマケモノ、無能者の言いわけでしかない。
「どうしようもない」は「何ともならない」という意味である。
それに対して、「何とかなる」「何とかできる」[何としよう」という意思から努力と知恵が生まれてくる。
最近になって「どうしようもない」と多用していた自分に気がついた。
「ほんと、この不景気にはどうしようもないもんな〜」と、何百回呟いたことか!
考え抜くしかないが、それにしても変化が激しすぎる!どうにかしなくてはならない。

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