2004年06月30日(水)
1184, ‘私は幸せ’
 
あるホームページをみていたら、福田純子さんの講演が載っていた。
この人の本を読んだこともあって、さっそく読んだが、奥の深い内容であった。そういえば母の口癖に、
「わたしの幼児期に亡くなった父が、自分の守護霊で、いつも私を見守っていてくれていて、
時に助けてくれている。だから何があっても大丈夫なの」があった。
そう信じていれば、潜在意識の中で父親が自分をコントロールしてくれるのだろう。

まあコピーしておきます、ご覧あれ!
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始めての方に“私は幸せ”って話を一つだけさせて下さい。
よろしいですか、10分だけ 山岸さんの時間を頂きます。
 
名古屋から博多に帰る時です。新幹線で指定席を探して歩いていると
向こうからキラっと光る奥様がいてとても気になったんです。
“オー素敵”気になった奥様の隣りの席が私の席だったんです。
会釈をして座りました。20分ほど無言状態です。
正式には私がお弁当を食べつづけていた時間ですけどね。(笑い)

食後にコーヒーが欲しくてすみません、コーヒー下さい。
すると横の感じの良かった奥様が口火を切られました恐れ入りますが、私もコーヒーを頂けますか。
オー、ゾクッとしましたね。

第1印象が良かった上に、又、声が良い。根がインタビュアーですから昔から、
気が付いた時には、又、インタビューに入っていました。奥様どちらからお越しになったんですか
はい、私は千葉に住んでおります。主人が広島の支店長として単身赴任しておりますため、
10日間ほど主人の世話に参りますというAさんと言う方でした。色んな会話を交わす内、
奥様の余りの笑顔の美しさにインタビューらしからぬインタビューをしたのです。

奥様ーどうしてそんなに笑顔が素敵なんですかー
とても答えにくいインタビューです。ところが奥様は見事に答えてくれました。
奥様ーどうしてそんなに笑顔が素敵なんですかー
まあーありがとうございます まず感謝、 とっても嬉しいです
自己表現、しかも次 あなた様がそのように言って下さるのであるならば、私の母の生き方が偉大でした
とおっしゃいました。

お母様ってどんな生き方をなさったんですか
はい、私の母は一生涯を通じたった二つの事だけをやり抜いて大往生した

二つの事ってなんですか
・一つは朝起きて、一番に鏡に自分の姿を映し出してこう言うそうです。
 今日もこの笑顔で頑張りましょう、私さんって約束する事が一つ。
・もう一つは一日何十回となく、口癖をお持ちだったそうです。その口癖は「私は幸せ」。

娘も息子もケンカが無く育ち、理想的な結婚をし、立派なお子さんお孫さんが
全員に誕生。一人の女性の生き様としてこんな理想的な生き方はないと思う。
それもそのはず私は幸せとお念仏のように唱えたお陰なんですよね。
 
おばあちゃんになると大体、ご長男のお家に行く事が多いですよね。
その方そんな事関係なく長男長女と転々と巡るのが老後の暮らし振りだった
そうです。邪魔になるはず有りません。ご長女さんの家にはお舅さん、お姑さん、
ご主人以外のお父さんお母さんがいらっしゃるにもかかわらず
待っていたんですよー、おばあちゃん、お羊羹買って待っていたんですよー
って向かえいれられる、喜ばれる、しかも何時もニコニコニコニコ、
お孫さんの帽子なんか作ってあげながら、誰言うと無く う〜ん私は幸せ
転々と作り物が残っていたそうです。自分から失礼しますと言うことはないそうで。

ちゃんと兄弟から電話があって、もしもしおばあちゃんずいぶん長くそちらにいらっしゃるそうですけど、
そろそろこちらにも回って頂けないでしょうかねとお呼び出しがかかるとハイハイと転々と娘と息子の家を
巡るのが老後の暮らし振りだったそうです。
 
80歳おめでとう誕生日を迎えたそのすぐ後、初めてと言って良い入院でした。
えーおばあちゃん入院だって親戚一同連絡を取り合い、何と2日目にはベットの回り中親戚だらけで、
全国から駆けつけたそうです。 おばあちゃんはとても嬉しそうでした。
よー来たなー、よー来たなー、あー私は幸せー スーとこの言葉を最後に天上に召されたんだそうです。
 
最後の“言葉が私は幸せって涙が止まらなかった、感動した。
でも奇跡はその後又、起きたんですって。息を引取ったおばあちゃんの顔が
どんどんピンクになり、若くなり観音様そっくりになった時、みんな手を合わせて
あーあんなおばあちゃんのような顔で死にたい、だから、おばあちゃんの
ような生き方をするのだ  私たち親戚一同の願いなのですよー。

そう聞いた時、私はもう涙を止める事が出来ませんでした。
色んな所でこの話をしていまして、新潟で清水先生って町作りの先生がいらして、
その話をするととっても感動してくれて
純子さん良かったよ、感動したよー  男の方も感じられましたか

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