2002年06月25日(火)
448,吉村作治ー考古学について −1

昨日、彼の講演があったので聞いてきた。
エジプトなど遺跡が好きであった事と彼の本を読んでいたため、一言一言が非常に興味をもてた。

講演内容を時系列にそのまま書いてみる
・考古学は人間学である。 骨董屋とは違う
・掘ること自体が面白いー好きにやれと好きに掘らせておくと60日経つと虜になる
・自分だけの史料を見つけることができる
歴史学は批判学であるー歴史上言い伝えられていることは真っ当な事はない非難とは違う
 ーそれを検証する事である
・考古学はない史料を探すこと  図書館の片隅の史料を探す事も発掘という
・一回の発掘のクルーはー60日*20人・現地人100〜150人・
 2000万の費用ーが目安  今までない史料探し、それを今までの史料と検証する

生き様ーこれは造語
死に様の対語としての造語

全部の人が死ぬ、「生まれ変わり」というのはギャグである。
エジプト人は生きるにあたっての大事なことを発明していた。
ーいろいろな概念をつくっていた
「あの世は何か」という概念をびしっと明確に決め文字に残していた。
・あの世とはこの世ではないーその前提としてこの世を知っている
 死を知るということは前提として生を知っていなくてはならない
・神の住んでいるところ
・西の空に太陽が沈んで、東の空から出てくる向こうをあの世と規定した
・あの世の風景が書いてあるがーこの世と同じ風景でしかない
 想像は人間のイメージの範囲しかできないのは当然だ
 火星人のイメージは人間と同じ頭があって、直立で・・・
                     ー 続くー
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