2004年06月09日(水)
1163, JR−駅なか商店街

最近JRの駅がドンドン変わっている。JR関連に知人がいる為に、駅内SCの内情を聞いていた。
パテオやセゾンなどの構内専門店街をつくって、いま勢いのあるテナントを誘致するデベロッパーに
変身している。JRになって、一番変わったところだろう。
身近な新潟駅長岡駅もこの十年で、全く様かわりをしてしまった。

駅前の「街」を、構内の「駅なか」に取り入れることによって、根こそぎ顧客を奪ってしまう
という発想である。 よいところに目をつけたものだ。最近はビジネスホテルもつくり始めてきている。
見方によれば駅前商店街の最大の敵のはずだが、彼等はそれすら気がついてない。
まだまだ見ていると、幾らでもネタがある。 映画館・専門学校・カプセルホテル・専門病院、
変わったところでは動物用ホテル、託児所などある。 そういえば、私の学生時代に山手線の駅に
ステーション・デパートとかいう、商売気のない専門店街があったが。

考えてみたら、自社でも駅構内の広告代で年300万も払っている。
バカバカしいが、といって駅からのお客が半分以上を占めているから、
出さないわけにはいかない。 駅前の25万のテナントの賃料と同じである。
最近、新幹線の席の前の網に2冊の通販のパンフレットを置いている。

来年から新潟駅の再開発が始まるが、そこで全く新しい街づくりが始まろうと
している。そこが新潟の一極集中の場になる可能性を秘めている。
新しい時代に対して、新しいコンセプトで、新しいテナントを組み合わせて、
国や、県、市の援助金をもらってやるのだから、上手くいって当然である。
といって国や県そのものが衰えれば、単なる空虚な空間になる。 最後の賭けになるかもしれない。

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