2004年04月21日(水)
1114, 「ライフ・レッスン」 ー5
 ー力のレッスンー

・ほんとうの力はその人の社会的な地位、銀行の高額の預金残高、華麗な肩書きなど
から生まれるのではない。
それは自己の内なる真正さ、つよさ、誠実さ、いさぎよさから生まれる。
どんな人にも内奥には宇宙の力があるのだということに、わたしたちは気づいていない。
一粒のタネがたくさんの花を咲かせ、毎日、太陽を大空をわたっていくのをみて、
そこに力を感じ取る。

・感謝をする人は力のある人である。感謝が力を生み出すからだ。
世にある豊かなものはなんであれ、いまあるものに感謝する気持ちに根ざしている。
真の力、真の幸福、真の幸福は、感謝という高度の技術の中にみいだされるものだ。

いま与えられているものに対する感謝、ものごとがそのようにあることへの感謝、
自己が自己であることへの感謝、生まれてきたときに自分がこの世界に持ち込んできたものへの感謝。
自己の唯一無二性への感謝。−たとえいまから100万年経ったとしても
自分とまったく同じ人間は現れない。 自分と同じように世界を眺め、同じように反応する人間はいない。
感謝の種は尽きない。 「感謝の筋肉」を鍛えたことがない限り感謝をすることはできないのだ。
「もっと」というゲームをやめて「もう足りている」というゲームをはじめよう。

・人間は内部に大きな力を持っているが、その使い方には無知同然である。
真の力は、真の自己を知り、世界のおける自己の立場を知ることより生まれる。

ー感想
力のレッスンに感謝ーありがとうーがあるとは思ってもみなかった。
しかし考えてみれば、内奥の力は今あるものに対する感謝・気づきから
出発することを考えれば至極当然のことである。「感謝の筋肉を鍛える」という言葉も心にのこる。
感謝は長年のトレーニングが必要ということだ。毎日「ありがとう」という言葉を繰りかえすのも、
レーニングで感謝の筋肉を鍛えあがていることになる。

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