(p≧w≦q)オッ☆ o(≧▽≦)o ハァァァァァァ♪

   この本で面白いと思ったところといえば、
  ・第二次世界大戦後に、「金・ドル体制」が確立、
  ・ニクソンが1971年に金ドル体制で崩壊、それに変わって「ドル・石油交換体制」が成立した。
  ・そして、ここにきて「コモデティ・バスケット通貨体制」と移動しようとしている。
   という点である。 現在の天然資源や穀物などの値上がりは、そういう要素もあったのだ。
   イラクアメリカが攻撃を仕掛けたのは、フセインが石油の決済をユーロにしようとしたことが、
   原因というのも解る。

その『コモデティ・バスケット通貨体制』とは、
「金を中心にして、その他の鉱物資源、石油、天然ガスなどのエネルギー、農産物等の実物資産を
まとめてバスケットの中に入れて、それを評価、信用の基礎とする通貨体制のこと。
コモデティとは基本物質という意味であり、貴金属と鉱物資源を中心とする戦略的な物質の全てである。
現在のドル決済、ユーロ決済、更には円決済は、それぞれ為替相場の変動が実物経済に及ぼす影響が
無視出来ない程、大きくなってきていることから研究されているものである。
 現在の通貨体制をゴルフのハンディに例えると、お互いに相手国のハンディが多すぎる、自分(自国)の方に
もっとハンディをくれないとゴルフ(国際貿易)に参加できないといっているようなものである。
そのため毎日日々刻とハンディ(外国為替相場)をお互いにそのつど替えてゴルフ(国際貿易)を行っている。
 コモデティ・バスケット通貨体制は、 金本位制度、 為替の固定相場制、 為替の変動相場制 に続く
新しい第4の通貨・貿易の決済体制とされ、将来の通貨体制の混乱を防ぐには、これ以上の方策は今のところ
見当たらないといわれている。 ただ、あくまで理論上のものであり、更に研究しなければならない点も多く、
実際に導入されるにしても、相当の紆余曲するだろう」

ー以上だが、
 米国は国家単位で贅沢な生活を続け、その結果として 巨額の貿易・財政赤字を垂れ流している。
 ところが自国が基軸通貨なので、輪転機を動かしドルを刷れば自己決済が出来る。、
 これではドルはいずれ暴落すること必定、早く他の通貨か物に避難すべし!ということになる。
 サブプライムローン問題は、アメリカのドル・石油交換体制の崩壊を決定付けた。
 その大混乱が、これから何年にわたって始まるのである。
 その一番の被害は資源のない日本であるのは誰の目にも明らかである。
 本当の本格的プアー社会は、これから本番になる!
 格差社会というが、それは違う、中間層がプアーになっていくのである。
 上層とかいうのも、激減していくだけ。 大変なのは団塊世代の後の人たちである。
  プアーといっても、1950年〜60年代の生活レベルに近づくだけ。
  社会資源は残っているから、それよりましか?
            .:+:.::.:+:(,, ・∀・)ノ バイ
・・・・・・・・・