2007年04月11日(水)
2199, 歌舞伎町シノギの人々
              オッ(*^○^*) ハ〜ヨウ
                            ー読書日記ー
    新幹線車内・読書用として図書館から借りてきて読み始めたが、これが面白い!
    新潟駅前で宿泊業の仕事をしているから、尚のこと興味を引かれるのだろう。
    遊びの達人?から「歌舞伎町は悦楽桃源郷の魔界」と聞いたことがある。
    なるほど、この本に出てくる人たちは異様な住人である。
    彼らの正体を知ってか知らないのか、普通の人と同じ目線で扱っている。
    そこは刑務所と娑婆の塀の上の世界であり、舟板一枚下は地獄の人たちである。

ー背表紙の紹介文からー
ここでは日本一夜の魔界・歌舞伎町でシノいでいる人々の生き様が、
面白おかしく、悲しいが、どういう訳か暗さは感じない。
月収500万円のトップキャバクラ嬢、歌舞伎町バラバラ殺人犯のヤクザの妻、
巨大マーケットを押さえる麻薬の総元締め、などなど歌舞伎町でシノいでいる人々の
生きざまがすざましい。そこに住みついているというより歌舞伎町に寄生して生きてる、
といった方が似つかわしい一人ひとりにスポットを当てて、
なぜ彼等が歌舞伎町にこだわるのか?を浮かび上がらせている。

 ーこの著の中の最近の歌舞伎町のデーターが、この魔界をそのまま言い表しているー
   ・東京・新宿・歌舞伎町。3656軒の飲食店と3950店の風俗店があり、
    100組以上の暴力団が200以上の事務所を構えている。
   ・一晩に職務質問されるのは200〜300人、新宿署に留置される人が80〜100人。
    歌舞伎町関係で逮捕された暴力団員は1年に400人。
    1年間に新宿で検挙した家出人は270人。一晩に歌舞伎町関係で受ける110番は20件以上。
   ・暴力団に支払われるみかじめ料(ケツ持ち料)は、
    カジノ50〜200万円、ゲーム屋20〜30万円、
    ぼったくりバー10〜20万円、ヘルス10万円、
    キャバクラ10〜20万円、エステ5〜10万円、
    クラブ1〜3万円、路上の店は3〜5万円。
    歌舞伎町には「会員制のヤクザ専門喫茶店」まであるという。
    想定だがヤクザが上げるシノギは月に一億円以上という。
                          (▼皿▼y
 登録されてないものを含めると、360平方メートルに8000軒以上の店があり、
 5年前に50台の監視カメラがセットされた。
 このカメラは100?先の持っているタバコの箱の文字までわかるもの。
 これで2003年だけで34件の犯人が検挙されたという。
                  連行ヽ(゜▽゜ )−C<(/;◇;)/
 目次からして凄い!
*葵―月収500万円のトップキャバクラ嬢
*サクラ―歌舞伎町バラバラ殺人犯のヤクザの妻
*神田組長―すべての闇に顔を持つ現役バリバリ組長  (▼ー▼メ)
*木場組長―巨大マーケットを押さえる麻薬の総元締め  (★☆★☆メ)
*渋谷・田端―外国人売春婦の元締めと舎弟
*モハマド・パトリシア―麻薬の売人とコロンビア売春婦の妻
*亜希―ホテルのやり手女社長
*中野―すご腕闇金経営者は元首相の隠し子
*まみ―現役銀行員ヘルス嬢    (0.<)ウインク 
*フェイメイ―強盗に殺されかけた元台湾クラブのママ〔ほか〕

   犯罪者や、ヤクザ者を等身大の人間として紹介しているが、
   彼らの生き方を肯定的に書いているところに抵抗を感じる。
   むしろイソップ物語として、興味本位で割り切って読めば良い本である。
 次回は、生生しい?部分を抜粋しながら、歌舞伎町の生態を見てみる。
          (* ^)(*^-^*)  110 番  ξ\(・_・) (―□―メ)凸
   ーーー
  「歌舞伎町シノギの人々」 
 著者:家田荘子、出版社:主婦と生活社
                 ー つづくー ☆~~ヾ・ェ・)o尸~ マタネ~♪
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