2004年03月26日(金)
1088, 商売人

「商才は西進する」とシルクロードの旅行で聞いたことがあった。
ところが、曽野綾子の文章に同じ内容があった。
・東京商人は大阪商人に比べたら子供
・大阪商人は中国商人に比べたら赤子
・中国商人はインパキ(インド・パキスタン)に掛かったら、それ以下
・そのインパキもレバシリ(レバノン・シリア)に掛かったら、問題外という。
もしそうなら、世界一金持ちのはずだが、ここで言う商売人は小商人を言うのだろう。

そのレバシリもユダヤ人に掛かったら、馬鹿なアラブ人でしかないのだ。
ツアーで一番多く現地人と接しる場面といえば、市場などの商売人である。
そして、そこで安物の高値つかみをさせられる。まあ、それが面白いのだが。
商売人といえば、日本でも士農工商というほど一番下に位置づけられていた。
安く買ってきて高く売るのだから、胡散臭さや怪しさがつきまとう。
男はつらいよ」の寅さんもテキヤという路上商売人である。
瞬間芸でお客を騙してお金を稼ぐ仕事である。

第三次産業といえば流通・サービス業である。人の集まるところに、その機能が必要とされる。
初めは、自然発生のハエみたいなものである。
しかし、その時代にそったニーズを一番敏感に感じ取るのが彼らでもある。
現在、日本が変になっているのは、商売人の強かさを失っているいるためだ。
これも他人事ではない自戒のことである。

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