2007年03月25日(日)
2182, 「ライオン 空前の王交代劇」−2
            ( ^3)〜♪ オハヨウゴザイマス!

  「ライオンの空前の交代劇」を観ていた時に、一年ぐらい前の
  「三頭の兄弟(放浪)ライオンの物語」を思い出した。
  「検索」で調べてみたら「地球・ふしぎ大自然」で、昨年4月に放送されたものだった。
    インターネットは本当に便利である。

ーその内容をまずは紹介してみるー
 ーー
 ライオンは猫科の中で唯一群をなして生活する動物である。
しかし一つの群の中のオスは最大でも三頭ぐらい。
それ以外のオスは群に属しない放浪生活をする。
だが放浪ライオンの生態についてはあまり知られていない。
今回この番組はその放浪ライオンの生活の記録を伝えている。

     群の中のオスは、遅くとも三歳までに群を出される。
    これは近親交配を防ぐためであるとのことであるが、
    元来狩が苦手な雄ライオンにとっては、これは試練の始まりでもある。
    この番組では、ある三頭の兄弟を追いかけて、その生態について紹介している。
    ライオンは同時に群を出た兄弟が一緒に生活する例が多いとのことである。

 群を出た放浪ライオンは、自らだけの力で生きていくか、どこかの群を乗っ取るか、
しか手はない。まだ力不足の三兄弟は、まずは自分たちの力で生き残る試練にさらされる
ことになる。食料の少なくなる乾期などの試練を乗り越えて、三頭はなんとか生き延びる。
 翌年、やや逞しくなった彼らは、群の乗っ取りを試みる。
しかしながら他の群のメスに全く相手にされない。結局彼らは二回の失敗後、
幸運にも雄ライオンを病気でなくしたメス三頭の群と出会い、自分達の群を手に入れる。
もっともこれからの彼らは、その群を守る任務に追われることになるのだが・・・
ちなみにライオンが群を維持できるのは長くても三年が限度だとのことである。

     ライオンが群で暮らすことは以前から知っていたのだが、
    あぶれた雄がどうして生活しているのかは、当番組で初めて知った。
    やはり雄が自分の城を築くのは大変なようである。
    ところでこれまた私が初めて知ったのは、雄ライオンが兄弟で行動することが多く、
    群も兄弟で維持している場合が多いということ。ライオンの兄弟の結びつきが
    これほど強いというのは、なかなか興味深いものであった。
    
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 解) 前回は、メスのライオン・クループの視点の「王交代劇」 のドキュメントだったが、
 これは雄の放浪ライオンの立場の苦労物語である。(TV局も、制作会社も違うものだが・・・)
 百獣の王ライオンに、このような弱肉強食の世界があるのである。
 メスのグループにも、オスにとっても試練はどこにもある。
 人間社会と、似ているところが可笑しさと、悲しみを感じとれる。
 デ・カン・ショ、デ・カン・ショというが、人間の本質は動物とドコガ違うのか。
  まあ、ライオンの世界と人間の世界の違いを論じてもしかたないか?
 
    追い出されたオスが社会の中で、自分の居場所を確保するのは
    至難のワザではないのである!まったくである!
                  (℃゛)/ また、明日ね!
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