「酒は憂さ晴らしに逆効果 」ー東大がラットで実験ー
という記事が先日の地元紙に載っていた。
ーまずは、その内容をー
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憂さ晴らしに酒を飲んでもむしろ逆効果?嫌なことを思い出した直後にアルコールを摂取すると、
かえってその記憶が強められることを松木則夫東京大教授(薬理学)らがラットの実験で見つけ、
28日までに米専門誌の電子版に発表した。
 人の場合なら、嫌なことを忘れようと酒を飲んで一時的に楽しくなっても、
翌日には楽しいことを忘れ、嫌な記憶が強く残ることを示しているという。
松木教授は「酒を飲まずに、嫌な記憶に楽しい記憶を上書きしてしまうのが良いのでは」と
“しらふの気分転換”を勧めている。
 実験で、かごに入れたラットに電気ショックを与え、恐怖を学習させると、
かごに入れただけで、身をすくめて固まるようになる。
チームはいったん固まった直後のラットに飲酒相当のアルコールを注射した。
 その結果、注射しないラットと比べると、かごの中で固まり続ける時間が長くなった。
その効果は2週間続き、記憶が強くなったと判断されたという。(共同通信社
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以上だが、
20年以上前になるが、ある取引先の営業の人に
「私は、不味い酒は飲まないことにしている。自棄酒とか、気分を紛らわせる酒は、
ますます気分も体調も悪くする。楽しい酒を選んで飲めば気分は更に良くなるが、
その逆を金を出してすると逆効果になる。」と言われた。
そして、その日以来、忠実に守ってきた。
10年ほど前に、高校の同級生に
「おい堀井、御前な〜自室でな酒を飲んで、二日酔いをした経験をしたことがあるか?」
と言われ、そういう経験の記憶は殆どない。色々の挫折の末に独りで部屋に篭って
飲みざるをえない酒の味を言いたかったのだろう。
そいうば私の好きな歌に古賀政男の「酒 は 涙 か 溜 息 か」がある。
1 酒は涙か 溜息か
  心のうさの 捨てどころ
2 遠いえにしの かの人に
  夜毎の夢の 切なさに
 
3 酒は涙か 溜息か
  かなしい恋の 捨てどころ
4 忘れた筈の かの人に
  のこる心を なんとしょう
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「かの人」を、「かの憂さ」と置き換えると、サラリーマンの赤提の憂さ晴らしと
同じになる。 しかし、これを歌っていると何とも楽しくなるのは如何いうこと??


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