2002年01月21日(月)
307,方針ー政策

方針とは、こうしようという積極的枠組みより、これはしないという
マイナスの枠組みであるという。
どこかのセミナーの今でいう,カリスマ的コンサルタントのピーク時点の
言葉であったから、聞いていて「本当か?」と耳を疑った。
しかし納得した。
 
解りやすくケースをあげて説明すると
ユニクロは衣料のカジュアルー普段着以外やらない。
ヨーカ堂は、流通以外手を出さない。(ダイエー、西武流通グループは??)
・ある会社は絶対借金しないことを社是にしている。
・住友は浮利を追わずが「社是」で、このバブルを比較的軽傷ですんだ。
静岡銀行もバブルに対し頑なに一切それにのらなかった。
 ジャスコヨーカ堂も。

当社も社是で、いくつか規定している。
失敗したケースはそれを外れていた場合である。
生き方も、家訓も考えたらそのケースが多い。

ー家訓はー父の教えは、
・請け判は押さず
・人に金を貸さず
・共同事業はやらず
・一つの仕事に縛られない、転業はどんどんやれ
・死に金は使うな
・名誉職はつくな
・近所の人と親しくなるなーつかず離れず

硬い商人のごく当たり前のことだが、特に保障人の請け判だけは
繰り返し気をつけるように言っていた。やはり人生の中で数回きた、同級生の?
や親戚がきた。なるほどと思った。
あるビル管理の担当が、「自分は?大を出て大手の会社に勤めていたが、
カミサンが社宅のある奥さんに頼まれ、連帯保証の請け判を押してしまい
破産、会社に居れなくなり、こうして掃除をしている」と言っていた。
ハン一つで人生全て失う。父がこれを言っていたと思った。

父は自身の生き方は無借金だったが、借金の諌めを言った事はなかった。
無借金の自分の限界を見たためであろう。

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