〜文芸春秋オピニオン。2016年の論点100〜
              〔国立科学博物館 海部洋介〕より
 人類誕生からの人類史について、ここでも何度か書いてきた。
以下は、その復習であり、簡略にまとめてある内容。その一端として私の
70年の人生を生きたが、生命史からみれば、僅かな一端でしかない微小の
己の立ち居地を垣間見ることが出来る。20億年の生命と、700万年の
人類の生命の歴史の上に、我々は存在している。
  * 地球全体に広がり人生を謳歌する人類は凄い 
≪・人類の未来というと、どうしてもネガティブな話になりがちだ。
 現代社会には、終わらない紛争、貧困、環境破壊と暗い話題がいくらでも
あるから無理はない。しかし人類が現在の繁栄に至った道を、文明史を
越えて進化の次元で辿ると、我々のとてつもない過去が見えてくる。
・人類は誕生から700万年の歴史しか持たない、自然界の新参者だ。
恐竜からみれば、この数字はまったくとるに足らないだろう。しかし
数字の大きさが全てだとは、私は思わない。
・初期の人類は、アフリカにしかいなかった。誕生から500万年もの間、そうで
あった。やがて185万年前以降に、原人や旧人のグループがユーラシアの低〜中
緯度地域に広がったが、5万年前まではそこが限界だった。
・激変が起こったのは、それからだ。アフリカで進化したホモ・サピエンス
つまり我々の種が、大拡散を開始したのである。一部のグループは、海を越え
無人オーストラリア大陸へ辿り着いた。 別のグループは、冬期の気温が
マイナス30度を下回るシベリア奥地に人類として初めて進出。やがてアラスカ
へ渡る陸橋をみつけて、無人アメリカ大陸へ広がった。もう少し時代が下る
と太平洋へ乗り出す者が現れ、この広大な海洋世界に散在するほぼ全ての島が
植民された。体格や体力でみれば決して自然界の強者ではない人類が、こんな
ことを成し遂げたのである。生物進化史の尺度からみれば、一瞬とも言えるほど
の短期間で。その旅路には、恐竜が経験しなか三酷寒の地、海、砂漠、高山など
様々な自然障壁が待ち受けていたが、彼らはそれを越えた。
・そのとき人類は、身体が新慨境に適応進化するのを待つのでなく、他の生物
がやったことのない新戦略をとった。技術を創造し、継承.発展させたのである。
衣服、住居、移動手段としての舟などを生み出し、火の管理や食料心存法を
開発・改良する行動的柔軟性がホモ・サピエンスの大拡散を可能にした。
・かつての世界には、ジャワ原人フローレス原人、ネアンデルタール人など
の異なる人類が共存していた。その多様性は今では失われ、現在いるのは
ホモ・サピエンスだけとなった。しかしその幅が、世界中にいる。
世界のどこに行っても、我々のなかまに会える。当たり前すぎて気づかない
かもしれないが、これは自然界の常識からかけ離れた、異様な状態なのである。
私はこの異様さこそが逆に人間の凄さであると思う。≫
▼ 生物は己を環境の変化に合わせて変えてきたが、人間は、環境を己に
 合わせて変えてきた。牧畜と農業と住居。そして村と都市。それを統率する
権力者と、その同調者たちと、その奴隷化され搾取される3分の2の従属者。
権力者3%、同調者30%、従属者67%の比率は、ギリシャの時代も、現代
アメリカ社会と全く変わってない。表立ってないのは、ただ、オブラートに
包まれているだけのこと。とはいえ、この環境を人間に合わせて作り変える
仕組みも、そう長くは続かないことがハッキリしてきた。で、偶然だが、
以下につづく。

・・・・・・
5142,知の逆転 〜⑤
2015年04月13日(月)
                ー知の逆転ー
  * 帝国主義の終わり ーC  (民主主義の限界と、ネット)
              対談相手 〜ノーム。チョムスキー
 帝国主義の限界が見え始めてきたが、まだ当分の間は続いていく。
新しい時代に入り世界の枠組みが激変を始めた現在、民主主義も
限界にあるようだ。  〜インタビュアーの質問に
≪ ー侵略者はいつだって、気高い志に燃えているー
 もしブッシュをインタビューして、真実についてどう考えるかと聞いたら、
おそらく真実は素晴らしいもので、自分は真実というものに挺身するつもりと
いうでしょう。ヒョッとしたらヒトラーも同じように・・ 
アメリカ南部の奴隷所有者たちも実際かなり的を得た論理を重ねていた。
  ー民主主義の限界ー
 アメリカは世界中で最も自由な国のはずだが、国内に力の不均衡がある。
情報システム、メディア、広告などが、ほんの一部の手に集中している。
巨大な力を持つアメリカの企業は、地球温暖化というのは根拠のない仮設
に過ぎないと、大衆の説得を試みていて、しかも成功しつつある。
人為的な理由による地球温暖化を信じているのは人口の3分の1にすぎない。
先の(2010年)中間選挙で当選した共和党の大部分は、温暖化を否定。
共和党の主要委員会の若いリーダーは、「そんなことを神が許すわけがない。
神が許すわけがないことは存在しない」と言ったのです。
  ーインターネットなどの垂れ流しの情報は、情報がないのと同じー
 生物学者が、ハーバード大学の図書館にある全ての論文を読んだところで、
ほとんど何の役にはたたない。 生物学でノーベル賞をとるような人は、
論文を片っ端から読むような人でなく、何を探すべきか、何が大事か、
ということがわかっている人です。だから、こちらで大事なことを拾い、
あちらで大事なことを拾うという風に働く。・・・
 世界事情も同じで、何が必要か知っておく必要がある。そのために、
理解あるいは解釈の枠組みというものをシッカリと持っていなければ
ならない。これを個人で獲得するのは大変で、機能している教育制度や
組織が必要だし、他の人たちとの交流が必要になる。ちょうど科学分野の
大学院のようなものです。≫
▼ 世界の富の半分は、およそ80人が所有するという。グローバル化が、
 そのために大きな力に働いている。イスラム国は、それに対する抵抗
勢力とみると、その意味の一端が見える。アラブやアフリカの国は、
欧米の都合によってつくられた人工的国家であり、元首はポチと見做す
のも、一理ある。そして、日本の保守本流も、そう見ると肯ける。

・・・・・・
4777, 閑話小題 ー消費税3%値上げの実感
2014年04月13日(日)
   * スタップ細胞の真偽について
 世紀の発見といわれたスタップ細胞の存在の真偽問題で、小保方リーダー
の記者会見がライブでTV放映をされた。理化学研究所のトカゲの尻尾切りで
終わらせようとした目論見は失敗。冷静にみれば、やはり小保方氏に問題が
あったとみるしかない。200回もつくったなら、期限を決めて201回目を専門家
を総動員してやればよい。共同研究者の上司が降りたことからみても、疑われて
仕方がない。世界的な大問題になった中での、彼女の会見の受答えには驚いた。
本人が撒いた種としても、問題が表沙汰になってからは地獄だったろうに。
彼女が醸し出ている怪しげな雰囲気が、ドラマ仕立てに妙にピッタリである。
「傷口が膿んだ後に皮膚が再生するのだから、それらしき何かがあって
然るべき」という専門家がいたが、いやに納得させられた。
   * 消費税3%値上げの実感
 毎週、木曜日のスーパーのシルバーディに酒とツマミなど一週間分を
買い込む。で、先日の値上げの実感といえば、思いの他、大きいというのが
実感。他の値上げを加えた家計は、これでは大きく響くはずだ。私にとっては
酒を控えるチャンスにもなる。ウィスキーの水割りと黒ビールの二本を、
350mlのノンアルコールビールと、黒ビールの二本にすればよいが。つい売場
で、他に日本酒かウィスキーのボトルに手がいってしまう。この値上で、電化
商品とか車などの売上が、駆け込み需要の反動で激減しているが、ファミレス
とかコンビニは、影響が少なそうだ。 年金だけが収入の我家。家内の買物
行動をみていても、異常なくらいシビアになってきたが、何かゲームを楽しん
でいるふう?これでは当分は、さらなる消費の落ち込みになる!それと価格に
転嫁の難しい中小企業も、厳しい事態である。世界的株価の暴落の可能性も
膨らんでいる現在、危険な日々が続くことになる。「10年前から今日まで、
何が起こった?」そして、「今後10年間で、同じレベルか、それ以上のことが
今後起こるとしたら、それ何?」とすると? それより我身の存在?
・・・・・・
4410, 夫源病と妻源病
2013年04月13日(土)
 昼のワイドショーで、ゲストの医者が「最近の病の原因が夫婦間のイザコザ
が多い」という。それについて何人かの主婦や、夫に街頭で互いの不満について
インタビューをしていたが、その殆どが我が身に当てはまる内容。驚いたのは、
「それでも旦那を愛していますか?」という質問に、イエスと答えたのが20人
いた番組の参加者の僅か5名。キャスターは唖然。そんなものだろう、夫婦は! 
  ーそこでネット検索で「夫源病」を調べるとー
≪ 最近の病の原因を探ると、妻は主人への不満を語り出し「夫源病」と診断
 されるケースが多い。夫の言葉や行動に対する不平や不満がストレスになり、
妻の身体に更年期のような症状がでてしまう。まずはコミュニケ不足と家庭内の
役割分担がうまくいっていないことが問題、と言われる。家庭の主婦がおこす
病名として、大阪大学大学院医学研究科の准教授・石倉文信先生が名付けた病名。 
夫源病の症状として、原因不明の不定愁訴や強い耳鳴り、横揺れのめまい、
激しい頭痛、のぼせ、ひどい肩こり、全身の痛み、動悸、息切れ、呼吸困難、
不眠などがある。妻の置かれた状況を察しない夫への日々の小さな不平や不満
が、脳の視床下部(自律神経やホルモンのバランスを司る部位)にストレスを
かけ続け、次第に自律神経がバランスを失い暴走し、色々な症状をおこす、
と考えられる。その夫源病の対策として、感情を爆発させる、秘密を持つ、
プチ家出をする、などがある。≫ 
▼ 夫も同じで、モンスターワイフのストレスの「妻源病」が増えている。
 以前からあったが、こういう病名が付けられると、互いに我慢していた夫婦
の亀裂が更に大きくなる。 中国で巣立った後の家庭を「空巣家庭」という。
また英語には、「Empty nester」という言葉がある。ヒナ鳥が巣立った後の
「空っぽの巣」 を守る親鳥に喩えて子供が育った後の親の事を指す。日本中、
団塊の世代が定年を向かえ、空の巣で「妻源病」「夫源病」が向き合い、互い
の首輪の紐を持ち合い、引っ張り締め付けあう。とはいえ、状況からし
今さら離婚も無理。さらにリタイアによる収入激減が、不満に火をそそぐ。
多かれ少なかれ、何処の空巣でもバトルがある。
で、やはり強いのは大方は御夫人の方? 
・・・・・・
4036, 一時停止 ー2
2012年04月13日(金)
         「一時停止」 谷川俊太郎ー自選散文ー1955〜2010
  * 昼と夜  ー ある感受性のプログラム 1955年5月 ー より
≪ 私「それで、あなたは、昼と夜とのどちらをお選びになるのですか。」 
 詩人は目を地に落としたまま答えた。「私は両方を選ばねばなりません。
私は詩人ですから。しかしあなたは昼を選ばなければいけない。あなたは
詩人ではないのだから。あなたは夜、眠ることが出来るのです。そうです、
人間はみんな夜、眠らなければいけないのです。眠りこそ最も知恵深い
行いなのです。」 私「あなたは昼も夜も眠らないのですね。」
詩人は答えなかった。 私は詩人の深い孤独を思わずにいられなかった。 
その私の気持を見ぬいたかのように詩人はいった。「しかしそれが運命なら
詩人はそれを不幸とは呼ばないでしょう。どんな不幸であろうと、それが
言葉になった時、詩人は幸せなのです。その時彼は人間になれるのです
「だから。詩人の本当に怖れるのは言葉になり得ない不幸なのです。」
その時、すべての夜が詩人の中に集ったかのようであった。 私たちは
黙って立ち上り、歩き出した。夕暮が近づいていた。詩人「こんな日は、
ぼくはかえって気楽なんです。どうも曇りの方が晴れよりも人間的な
ところがありますね。 ぼくは天を見ずにすみます。だからぼくは人間
の中にいられます。ほんとうに雲ってやつは、大気や水が無ければ出来ない
んだから、それだけでもどこかわれわれに親しいような感じがしますね。」 
私「で、あなたは今、昼を選んでいらっしゃるというわけですか。」 
私の問は半ば冗談だったのだが、彼の顔は生真面目であった。 
詩人「そうもいえるかもしれません。 しかし詩人は昼を選んでいる
ように見えている時でも、決して夜をあきらめてしまっているわけでは
ありません。また逆に夜を選んでいるように見える時でも、決して昼を
諦めているわけではないのです。」≫
▼「どんな不幸であろうと、それが言葉になった時、詩人は幸せなのです。
 その時彼は人間になれるのです。だから詩人の本当に怖れるのは言葉に
なり得ない不幸なのです。」 言葉になり得ない不幸が夜という言葉に滲んで
いる。谷川のいう言葉は、言霊である。「不幸も言霊になった時、それも
夜半の闇の中で熟成して生まれ出ると、不幸が不幸でなくなる」のである。 
夜半に目がさめ、色いろ考えが吹き出てくる。それはマイナスが多い。 
詩人は、そこで多くの想いの中で、葛藤し言霊を生み出すのである。
 ・・・・・・
3670, 節目どきに ー5
2011年04月13日(水)
  * 娑婆には知らないことばかり
 先日、最近できたSC内のスポーツジムの施設を見学に行ったところ、
10時のオープンに50人位の行列。「プール関連の新しいサービスが開始
されるため」というが、今どきに、あの熱気は凄い。館内設備の案内をして
もらっていたら早速、小中学校時代の同級生に声をかけられた。
「よう、八ちゃん、入れって!」だと! 時が時だけに「まずい!」と
思ったが・・ 何を今さらと気を持ち直して一時間ぐらい見学をしたが、
成るほど人が殺到するわけである。ここは契約時間内なら何時間いてもよい。
家内の新潟在住の知人は駅南のスポーツジムに、日中5時間も行っていると
聞いていたが、成るほど合点がいった。家内の、別の新潟の友人は、二つのジム
に入っていて、交互に行っているとか。家にいるより快適で、金がかからない
上に、主婦にとって癒しの場。漫画喫茶のパソコンとTVの替わりに、
ウォーキングマシーンなどを入れかえたスポーツ用レジャー施設である。
平均年齢が女性の方が5歳以上も多いのが分かる。 風呂・プール関連、
ウォーキングマシーン・サイクリングマシーン、エアロビックスのプログラム、
そしてマッサージ機の4本が柱になっている。考えた末に、10〜17時の
平日コース(金、日、祭日 休み)に入ることにした。 月15回行くとして、
一回につき400円なら価値は充分にある。 これと市営の福祉センター内の
運動ジムと、図書館が当面の日中の外部空間になる。考える時間が多く
なった分、身体を動かさないと! 
・・・・・・・
3305, 金の価格は談合で決まる!って本当 ? ー2
2010年04月13日(火)
 ハイパーインフレへの対策は、少しは金でヘッジをすべきと思っていた。
前回のレポートからみて、投機、投資の世界は、私たちの窺い知れない世界。 
金融シンジケートの手中にあるようだ。そのうえ、国家が金を吸い上げようと
思えば、朝飯前。利益に8割でも9割でも税金を賦課すればよい。その結果、
金売りが殺到し暴落する。その後、政府が買い上げた上、その法律を元に戻す。 
一般の国民は、一時的の収益があっても中長期の利益を上げ続けることなど
不可能である。アメリカの金融占領国の日本は、そのコントロールから抜け
出すことは出来ないのが現実。近々に為替か株式かで、乱高下が起こるはず。
金は世界共通通貨である。ネズミ溝システムの米英通貨体制とすると、
ドル体制を守るために金の価格をコントロール下におくのは当然。金が真実で、
ドルを虚偽と仮説すると、ドルを発行するアメリカは、金の価格を可能な限り
下げておく必要があった。 しかし借金棒引きために、数十年かけて静かに
買い集めたゴールドを、今度は暴騰させドルの価値を下げる必要性が出てきた
のである。ドルの下げはアメリカの対外債務が大きく減額される。1〜2年か
遅くても3〜5年後には金の暴騰を中国などと組んで仕掛けてくる。と同時に
デノミなどを世界中が一斉に実施するだろう。その前に金融シンジケートは
何度かは大きな株や債権の上げ下げをしながら、売りだされた金などの現物
商品を買いに入る。だから、5〜10年スパンの長期保有の覚悟があるなら、
金は買い。「世界は、ごく一部の人たちによってコントロールされていて、
99パーセントの人たちは、彼らに搾取されている」という、眉唾的な本を
度々見かけるが、一連の恐慌謀略説など、あれは本当だったのかと考えざるを
得なくなる。G7の首脳を動かしている力の存在は、当然、存在している
はずである。今更何をいっているかだが!
・・・・・・
2930,新潟清酒達人検定
 2009年04月13日(月)
一昨日の法事で、隣に座った従兄が三月に「新潟清酒達人検定」
に受験、銀と銅のランクの、銀に合格したという。
・銀が500人、銅が800人が受験、合格率が7割。発表はネット上だという。
・3000円位の教科書があって、その中から問題が出て、○×で答えるもの。
・内容は、大吟醸は何の基準で決められるのか?とか、清酒のアルコール度は
 1〜22度まであるとかいう軽い内容が中心?
(以下、字数の関係上カット2012年04月13日)
・・・・・・
2566, ターニングポイント
 2008年04月13日(日)
・世界のターニングポイントは
 ソ連が崩壊した1991年か、アメリカの9・11テロの起きた2001年か、
 意見は分かれるだろう。
・日本は、バブルと、その崩壊の(1986年12月〜1991年2月までの4年3か月の)
 1991年か、阪神淡路大震災オウム事件、そしてネット社会の始まりをつげる
 ウィンドウ95の発売で始まったネット社会の起動の1995年か、これもまた
 分かれるところである。世界にとって、ソ連の崩壊と、アメリカのテロによる
 威信の失墜と弱体化は、同じ位の意味はある。世界も、日本も、その背景にある
 のは、情報化社会の到来によるグローバル化がある。民族と宗教対立が世界規模
 で生じてきたのである。そして中国ではオリンピックを契機に大混迷期に入る。
   ー以上のことからー
「日本はバブルの発生した1986年からウィンドウ95 ・阪神淡路大震災 
 ・オウム教事件の発生した10年間、世界はソ連崩壊の1991年から2001年の
9.11事件の10年間が、ターニングポイントの期間になる」ということになる。
これは20世紀から21世紀への時代の千年単位の変化で、その背景にIT革命など
の科学の飛躍的進歩がある。まさか、ソ連が崩壊するとは思っていなかったし、
ニューヨークのアメリカを象徴するビルが二つ瞬時に消滅するなど、
考えられない事件であった。 日本では、バブルと、その崩壊、そしてネットの
普及は大事件である。20以上あった都銀が、あれよあれよという間に3つに集約
され、西武グループも、西武鉄道も解体された。デパートも、ここにきて4つに
集約されようとしているし、ナショナルチェーンも2つに集約された。
ターニングポイントは、10年にわたったが、その余波は政治経済の事象を大きく
変え続けている。それだけ大きな時代の断層は大きいのである。 身近では、
僅か3年半で大地震が二度も起きた。幸い事業には最小限の影響ですんだが、
それでも決して甘い状況ではない。 ハッキリいえることは、これで新潟県
エネルギーが10〜15%ダウンした。 その中で、一つ状況への対応を間違えれば
事業として即死するしかない。これは、どの事業も同じことだが。もう一つ
ターニングポイントといえば、今年が大きな変わり目になる。
恐ろしい年と覚悟をしたほうがよい。特に、後半に政治も経済も大波乱がある。

つれづれに

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イメージ 2

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今日のYoutube

 写真は、昨日、悠久山の長岡城の近くでみた三人。
変な音がしたのでみると、こんな異様な感じで重なって歩いている。
『ドローン』で、その辺りの桜を撮影していたようで、操縦のマシーンを
操作している人を後ろの人が、方向を間違わないように運転?している
ような。 もう一人が、どの方向にしたらよいか、画面をみているような。
 知らない人が見たら、変に思って当然。 
ドローンを実際に目にするのは、信濃川の川原で一度、見ていたので、
二度目になるが・・・   その後、すれ違ったが、恥ずかしそうな顔を
して挨拶をしてきた。

 ところで、今朝も、悠久山の花見に行ってきた。
思いのほか、桜は散ってなかった。ここの、散った後の花絨毯が好きだが、
これは明日辺りがみごろか。ただ、雨の予報だから、どうなるか。

・・・・・・
2930,新潟清酒達人検定
 2009年04月13日(月)
一昨日の法事で、隣に座った従兄が三月に「新潟清酒達人検定」
に受験、銀と銅のランクの、銀に合格したという。
・銀が500人、銅が800人が受験、合格率が7割。発表はネット上だという。
・3000円位の教科書があって、その中から問題が出て、○×で答えるもの。
・内容は、大吟醸は何の基準で決められるのか?とか、清酒のアルコール度は
 1~22度まであるとかいう軽い内容が中心?
(以下、字数の関係上カット2012年04月13日)
・・・・・・
2566, ターニングポイント
 2008年04月13日(日)
・世界のターニングポイントは
 ソ連が崩壊した1991年か、アメリカの9・11テロの起きた2001年か、
 意見は分かれるだろう。
・日本は、バブルと、その崩壊の(1986年12月~1991年2月までの4年3か月の)
 1991年か、阪神淡路大震災オウム事件、そしてネット社会の始まりをつげる
 ウィンドウ95の発売で始まったネット社会の起動の1995年か、これもまた
 分かれるところである。世界にとって、ソ連の崩壊と、アメリカのテロによる
 威信の失墜と弱体化は、同じ位の意味はある。世界も、日本も、その背景にある
 のは、情報化社会の到来によるグローバル化がある。民族と宗教対立が世界規模
 で生じてきたのである。そして中国ではオリンピックを契機に大混迷期に入る。
   ー以上のことからー
「日本はバブルの発生した1986年からウィンドウ95 ・阪神淡路大震災 
 ・オウム教事件の発生した10年間、世界はソ連崩壊の1991年から2001年の
9.11事件の10年間が、ターニングポイントの期間になる」ということになる。
これは20世紀から21世紀への時代の千年単位の変化で、その背景にIT革命など
の科学の飛躍的進歩がある。まさか、ソ連が崩壊するとは思っていなかったし、
ニューヨークのアメリカを象徴するビルが二つ瞬時に消滅するなど、
考えられない事件であった。 日本では、バブルと、その崩壊、そしてネットの
普及は大事件である。20以上あった都銀が、あれよあれよという間に3つに集約
され、西武グループも、西武鉄道も解体された。デパートも、ここにきて4つに
集約されようとしているし、ナショナルチェーンも2つに集約された。
ターニングポイントは、10年にわたったが、その余波は政治経済の事象を大きく
変え続けている。それだけ大きな時代の断層は大きいのである。 身近では、
僅か3年半で大地震が二度も起きた。幸い事業には最小限の影響ですんだが、
それでも決して甘い状況ではない。 ハッキリいえることは、これで新潟県
エネルギーが10~15%ダウンした。 その中で、一つ状況への対応を間違えれば
事業として即死するしかない。これは、どの事業も同じことだが。もう一つ
ターニングポイントといえば、今年が大きな変わり目になる。
恐ろしい年と覚悟をしたほうがよい。特に、後半に政治も経済も大波乱がある。

・・・・・・

2202, 自殺について -1

2007年04月14日(土)

      ~~ <(_ _)> ~~
                おはようございます!
    自殺について、ここでは何回も書いてきた。
    書いても書いても尽きないのが自殺である。
    考えてみれば、自殺ほど考えさせられることはない。
    「死」が哲学(考えること)の究極であるから、
    自分で死を実行する自殺は、深い意味があって当然である。
    
    歳を重ねれば重ねれば重ねるほど、生きていることの深さに気づくためか、
    自殺に対して否定的になってきている。状況がそう言わせていることもある。
    若かりし時に何度か挫折をするたびに、この世から消滅をしたいと心底思った。
    しかし、今から考えてみても気持ちの何処かに
   「今のこの気持ちは何時か変わり、必ず素晴らしい未来ある」
    という楽観があった。それは未来という時間があったからである。
    この数年でも従兄弟や従妹の亭主やポン友が自殺をしたが、
    死にたくなるほど苦しかったのだろう・・・。

先進国の中で、日本が一番自殺率が高いと聞いてから10年近く経つ。
数年前に韓国が一番になったようだが、同じ位の数字である。
検索で『日本の自殺率』というキーワードで検索したが、
なるほど1990年代後半から異常に自殺率が跳ね上がり、
7~8年間は先進国の中で一番になってしまった。

    以下は、幾つかのHPの自殺の現状をマトメタものである。
    不景気と体制変換期には自殺が跳ね上がることからみて、
    環境の変化と、その不適応と、自殺は大きく関連しているようだ。
    ーー
 
日本は、人口10万人あたりの比率に換算する自殺率でみると世界第10位で、
旧ソ連・東欧圏を除く主要先進国の中では最も多い。
主要先進国の自殺率は、米国10.4人、英国7.5人、フランス17.5人、ドイツ13.5人、
 に対し日本25.3人(平成16年)。
日本の自殺率を押し上げている最大の要因は「成人男性」の自殺だ。
平成14年、15年ともに自殺者の72%は男性が占めている。
このうち、25歳~44歳までの男性の自殺率は42.3人と著しく高い(平成14年)。
100人の死者のうち、なんど24人は自殺!

    この年齢層はリストラ対象層。
    再就職しても、給与は落ちる。
    家のローン、子供の教育費、親の介護の資金と、
    お金はいくらあっても足りない。
    生命保険の保険金目当てに自殺を企てる人間も多い。

この年代を含む30代~50代男性の自殺の動機は、1位が経済・生活問題である。
女性や他の世代では自殺の動機1位は健康問題だが、金の切れ目が人生の切れ目とは、
なんとも哀しい。

  主な自殺のサインは、
   ・うつ病にかかっている、
   ・周りの人とかかわりをもてない、
   ・身の回りの整理を考えている。
   ・ゆうううつな状況を不安な口調で訴える、
   ・アルコールや薬物に依存している、
   ・長期にわたる不眠を訴えている、
   ・人との接触がほとんどない、などがあげられる。
 
ー自殺予防としては、
  一人で悩まずに、妻、家族、親、友人に相談すること。
  それができないときは、「命の電話」「自殺防止センター」などに
  電話で相談するのがよい。相談することで、心が少しは軽くなる。

  ー日本における自殺の手段は、
    ・圧倒的に首吊り  20,669件(64.4%)、
    ・次がガスか排気ガス 3,538件(11%)、
    ・飛び降り     2,774件(8.6%)と続く。
    ・拳銃とライフル銃による自殺は、それぞれ13件、19件と少ない。
                    ーつづくー
以前書いた内容をコピーしておきます。
ーーーーー
2006/10/25  2031, 「私」のための現代思想  -15
       (+>∀<+)ノ おぁはは~ようさん!

人間は「生きること自体が『緩慢なる自殺』である」と言ってしまえば、
それまでだが、戦争もある意味では集団自殺ともいえる。
いや集団殺戮の方が正しいか?
   
    《私》にとっての「超越確実言明」を守るために死ぬことも、
    時にとって必要なのかも知れない。
    人間の最後に残された自由へのジャンプとしての自殺もある。

自殺にも正しい自殺と、正しくない自殺があるという。
自分であるために死ぬ、それもイスラエルマサダの砦の集団自殺のように、
自殺厳禁のユダヤ教徒の自殺なのだから意味も深い。
この場合の自殺を正しくないとは言い切れるだろうか。

    誰の目にも明らかな自殺に「子供の道づれ心中」がある。
    子供を自分の所有物と思いこんでいるから、こういう暴挙にでるのだ。
    自殺をするには、それなりの理由があるが、やはり
   「自殺は決して許されるものではない!」のは、道理である。
    それが永遠の自由のためにといっても!

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2006年04月14日(金)
1837, ローマから日本が見える-2
       才ノヽ∋ ー ヾ(^ω^*)  ー読書日記

読めば読むほど、ローマ人のリーダーの面々に引き込まれていく。
彼らは自分達のありのままの姿を直視し、それを改善しようとする気概があった。
この書はローマ人が如何にして自己改革を行うことに成功したかの実例でもある。
それは、保守派と改革派の熾烈な戦い実例でもある。
改革が為されなければ、衰退か破滅の瀬戸際の中で行われるから引き込まれる。
そして、そこにリーダーとしての優劣が出てくる。 
   ーリーダーの本質についてー

    イタリアの高校の教科書には次のように書かれているそうだ。
    「指導者に求められる資質は、次ぎの五つである。
     知力、説得力、肉体上の耐久力、自己制御の能力、持続する意志。
     それをカエサルだけが、このすべてを持っていた」。
    著者はリーダーについてもローマ人の指導者からみて重要な示唆をしている。

 日本で指導者の資質として取り上げられる決断力、実行力、判断力、
 ましてや「調整力」などということはまったく述べてない。
「経営者の決断力」などが課題になること自体が問題であると看破。
 決断力のないリーダーが多すぎるのが問題であり、
 リーダーであれば当然、決断力や実行力は持っていて当然のこと。
 毎年一冊の割合で発表される「ローマ人の物語」は、
 その中に著される多くのローマの興亡に携わった人物たちの
 生き生きとしたドラマとしての歴史読み物としての面白さにある。

 古くからローマの歴史を演繹することによって、有史以来の様々な国々の興亡の要因を学び、
 又、自分達の生きている社会の問題点の解決方法を学んできた。
 現代においても、ローマの歴史は現代の政治的、社会的な問題解決の糸口にも
 なる上に、社会・文明批評の書ともなりうる。

 巻末にはアレクサンダーから、ローマの英雄、
 皇帝たちを含む歴史上の人物たちの通信簿が掲載されている。
     (*^ー^)/C□~~ コーヒーいかが? C□^(゚◇゚;)ノ゙アチチ!

 ーところでシーザーの『賽は投げられた』の詳細は、どういうことだったのか?ー
     腐敗堕落した元老院政治打破を叫んで立ち上がったユリウス・カエサル
    (ジュリアス・シーザー)は紀元前49年1月29日早朝、
    「賽は投げられた」と叫んでルビコン川を渡った。
     ルビコン川はローマ本国と北イタリア属州との国境。
     川岸に立った武将カエサルも幕僚も配下第13軍団兵士も身動き一つしなかった。
     川幅は狭く渡るのは容易だ。 しかしこの川を渡るには勇気と決断が必要だった。
     ルビコンを越え、本国に軍団を率いて入ることは「祖国への反逆」を意味していた。
    クーデターと見なされ追討軍を差し向けられローマ人同士の内戦になる。
    「ここを越えれば人間世界の悲惨さが待っている。
     越えなければわが身の破滅」。カエサルは兵士を振り返り叫んだ。
     進もう。神々の待っている所へ、我々を侮辱した敵の所へ。賽は投げられた。

    次回からは、目次にそって印象深い部分を抜粋しながら考えてみる。  
                  (*^▽^*)/ バイ~
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2005年04月14日(木) 1472, カリスマについて

先日、少女暴行で朝鮮人の変態牧師様?が捕まった。
キリスト教の普及手段として、音楽を取り入れたりして現代風にアレンジした
ファッションが売りのようだ。 しかし、見るからに怪しげな集団である。

宗教そのものも、本来怪しげなものであるが。
といって、30人以上の少女を毒牙にかけていながら問題にならないのもおかしい。
カルトもオットセイ的絶倫教祖様が異常なハーレム世界がいきつく先だ。
この手合いは、現在でも世界中に満ち溢れている。 ニーズがあるからである。
救いとしてのセックスもカリスマならストレートで効用があるのかもしれないが。
(もちろん皮肉である)

前に読書日記でカルトの教祖様について書いたことがあった。
コリン・ウイルソンの「カリスマへの階段」という本で、
初めから終わりまで息を詰めて読んだ。
教祖様の描いた天国の世界に、教徒は洗脳され、そして・・・の世界である。
共同体は、カタチは変われど似た側面があるが。
言葉を使った教祖様空想世界の夢商品の販売である。
信じるものは救われるのだろう。

以下は、以前書いた読書日記のコピーである。
今度[カリスマへの階段]-2で、他にも幾つかの集団と教祖を紹介してみる。
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2003/05/08 「カリスマへの階段」

 いまマスコミで連日報道されている白装束の集団「パナウエーブ研究所」
を見ていて、誰もが「何故真っ当な大人?が、かくも幼稚な教祖様の御教えを
信じてしまうのだろ?」と首をひねる。
マインドコントロールというヤツで洗脳されてしまうのだ。

 7~8年前に『オウム真理教』が騒がれていた時に、図書館で
コリンウイルソンの「カリスマへの道」を借りてきて、あまりの
面白さに蔵書として買ったのを思い出して、また読み返した。
何度読んでも面白いものは面白い。
9年前にスイスのカルト『太陽寺院』のメンバーの集団自殺がおき、
その前後して麻原の『オウム教』の問題が出てきた。彼らは決まって終末思想がある。
そして、その信者だけが救われるという教えを繰り返し教え込んでしまう。

オウム教のそれは『世界の終末は1997年に起き、
オウム真理教の信者のみが救われる』と説いていた。
この白装束の主張は
・この5月15日に何処かの流星が地球に衝突する
・また共産ゲリラが彼らに電波で攻撃を仕掛けているという。
このような幼稚なカルトに何故ごく普通の人たちが、
 妄想にひた走る「メシア」様の命令を唯唯諾々と従うものか?
その原理を「カリスマへの道」では歴史を遡って書いている。
その中で一番面白く本質をついていると思われるところを以下に書き写した。
ーーー

西暦1666年の初頭、全欧州が人類の歴史上の最大イベントを待ち構えて
いた。ユダヤ民族を昔日の栄光に導くメシア登場である。
この神の使者はサバタイ・ゼビという40歳のユダヤ人で、今はスルミナに住んでいるが、
やがてトルコのスルタン(皇帝)を打倒し、龍に乗ってエルサレムに入城する手筈に
なっている。そしてその後は戦いで次々と敵を倒して世界の王になる予定。
ユダヤ人が『我々が今にあなた方の主人になる」と言うと、キリスト教徒も心配を始めてた。
・・・(中略) 大都市の多くではこの期待は早くも混乱を生みつつあった。
ユダヤ人社会が商売を止めて最後の審判の準備に入ったため、まず商業が機能停止になった。
ハンブルグでは人々は家と土地を売り至福千年期に備えた。
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だが年も押しつまる頃に信じがたい噂がながれ,歓喜は落胆に一変する。
イスラムにサバタンが改宗したという。
サバタンが若いメフメト4世の前に引きずり出され
イスラム教に改宗するか、さもなくば生きたまま串刺し」と二者択一を迫られた。
これに応じたメシアのサバタイは直ちにユダヤ帽を地に投げ捨て唾を吐きかけ、
これに変わって白いターバンが頭に巻きつけられるに任せた。
そしてスルタンー皇帝はこの改宗を優雅に受け入れと新しい名前と門番の
職を与えた・・・

ーーー 
こういう新興宗教のメシア様の色いろな内容が次々と出てくるのだ。
神の名での教祖様のハーレムがつくられ、組織内での多くの殺人が繰りひらかれるのだ。
宗教ごっこならよいが、セックスと殺人が終末思想の元で日常になって自己破滅を
始めて行くのである。オウムのようなことは、宗教の創立期にはどこでもつきものである。
 
理想社会は教祖様にとっての意識下の世界でしかない。
95?の従順タイプの更なる他人志向を求めている人は、
その理想社会の空想社会の餌にごく簡単に飛びついてしまう。
そして全財産を剥ぎ取られてしまう。 世界中がそれに満ちているといってよい。
精神的に傷つき癒されたい人が、それだけ多いのだ。
自分で本を読みつづける中から癒されるのが、一番効果があるのに! それしかないのに!?
・・・・
「カリスマへの階段」
コリン ウィルソン (著) 青土社 (1996/03)

内容: 強烈な個性と卓抜な指導力で偶像化されるカリスマたち。
カルトの教祖から時代をリードするイデオローグまで、たえず生み出しつづけられる
「超人」の深層を赤裸々に検証する。

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2004年04月14日(水)  1107, 大逆転ー2

昨夜の巨人戦が久々に面白い内容であった。
一昨夜は、世界ヘビー級の劇的逆転KOに驚いたが、
昨夜は7対1で負けていた巨人が8回の裏に9対9の同点に追いついた。
たまたま逆転の場面からTVを見たので,一番面白いところを見ることができた。

そのうち、安部が二本のホームランで6点の打点をあげた。
まさかと思っていたら、いまの巨人はそれをやってのけるから凄い。
最後は12回裏に阿部の押し出しでファーボールでサヨナラ勝ちをした。
その時は寝てしまっていたが。
あれだけのバッターを集めるのだから、こういうことがおこるのだろう。

昨夜の対戦相手が中日であるが、今年から監督になった落合監督が飄々として面白い。
長年の構想を練って監督になったのが見ていてよく解る。
長島元監督とは全く違うタイプである。
阪神の岡田、中日の落合、巨人の堀内という新しい監督の個性がこれからの試合で、
出てくるだろう。過去に蓄積されたものがどの程度であったか、
あからさまになるのだから監督業も大変な仕事である。

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2003年04月14日(月)
 740, 深夜特急

沢木耕太郎の「深夜特急」という小説がある。
彼が若い時にロンドンへ貧乏旅行をしたときの深夜に移動する
乗り継ぎバスからとった小説の題名である。 TVドラマにもなった。

昨夜の十時半に京都の桜見に出かけた。
一万円パック・バスツアーで、翌日の21時半に帰ってくるのもであった。
天気が良かったが、先週に桜のピークは過ぎていた。
しかし、この桜の時期のパックのシステムが良い。

・朝6時に、京都の清水寺の開門に合わせて到着するコースが組んであった。
・その後7時に嵐山に行って、あとは解散してそれぞれが嵐山・嵯峨野
 めぐりをして11時に集合して、オプションの食事
・その後、一般公開の最終日の京都御所をみて14時半に帰ってくる内容であった。

ハイライトは自転車を借りて周った、嵐山周辺のお寺周りであった。
印象順に書いてみると
愛宕念仏寺の羅漢仏の群れがよい。
 写真では何回もみたが、実際にみたのは始めてであった。
 人間臭い像が多くあちこちに郡をなして並んでいた。
・壇林寺の多くの仏像と仏画が印象的であった。
・祗王寺の小宇宙を思わせる庭とその中の家もすばらしい。

最近は殆ど国内旅行はしなくなったが、こういうパックシステムに
参加して、効率的に行ってくるのもよいことが解った。
こういうシステムに参加して嵐山だけに絞って周り最終地で待ち合わせて
帰りのバスに乗るいう方法もある。 43人の参加で添乗員がついていた。
新発田、新潟、三条、長岡と参加者を拾っていくのも効率的である。

深夜特急?が意外と疲れないのを知ったのも収穫であった。

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2002年04月14日(日)  376,新潟駅前界隈

新潟の駅前で事業を始めて21年になる。場所柄、いろいろな商売をみてきた。
本当に商売の難しさを思い知らされる。
意外と潰れてないのが驚きだ。半分は生き残っている。

しかし多くの潰れていく店も多い。数年たつといつの間にやめている。
その共通点は私生活の乱れが多い。
それといつの間に「唯我独尊」になってしまうことだ。
店が悪くなると、すぐ客単価を上げようとする。

お客は「お値打ち」を求めて店に来ているのが解らなくなる。
こと値段に対して厳しい査定をしている事が見えなくなる。
そういう危なくなっている店が、ここにきて多い。
おかしくなる数年前に、何かその種をつくっている。
お客は一度離れたら二度と戻ってこない。

いろいろな事情と思惑で、商売を始めている。
しかし原理原則が商売にきっちりある。その原則がわかってない人が多い。
大きい本屋を数軒回れば幾らでもあるが、気がつかないのも仕方ない。
他人事ではないが。

特に飲食店がよくない。原因は
・一人当たりの可処分所得と小遣いが減ったこと。
・出張と社交費が激減したこと。
・自宅近くのチェーン店に行くようになった。
・TV のハードとソフトがここにきて格段によくなった。
 その為、家でビールを飲みながら、TV を見ていたほうがずっと価値がある。
・そして最大の原因は不景気である。

デフレと売り上げが減っている為、客単価を下げる事が出来ない。
商品の質を一ランク上げ、価格を一ランクか二ランク下げなくてはならない。
客が来ないため鮮度と質が落ち、客単価を上げてくれば客は減って当然だ
お客は食べ物には敏感である。
おまけにデフレの為スーパーやファーストフードは合理化を進め、値段を下げてくる。
「誰がそんな不味いものを高い金を出して食べるか!」と黙って行かなくなる。

それでもまだ店を出したがる人がいるのだから。