つれづれに

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今日のYoutube
http://www.youtube.com/watch?v=DcnwMoIHjAk

 1年前、12年前、44年前書いたことも、毎日読み返していると思い出に
大して変わりがないように感じる。 文章は具体的に書き残しておいた方が、
後で読み返したときにイメージがリアルに浮かんでくる。
個人にとって書き残すことは重要だ。特に若い時の心をそのまま、書きこむことは
必要だった。書き残すことは、感情や事実、そして真実?に経験を記録することになる。

 ところで10年日記を書き始めて、今年で10年目に入る。
しっかりと具体的日々の記録は何とか書いてある。

老いると愚痴が多くなるというが、なるほどである。人生の不条理に直面するという事か!
それもまたわりきるしかない!

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2003年01月14日(火)
646, 教育を考えてみた

昨日は成人式だった。少し硬い教育を考えてみよう。
過疎の学校の生徒の成績は普通の学校の生徒よりかなり落ちるという。
学校の統合や廃校で父兄が反対運動をするが、これは生徒の側から見たらマイナスである。
常識的に考えれば、一人当たりの先生の比率が圧倒的に多い過疎の方が成績が
良くなってよいはず。それが反対に悪くなるのはどういうことだろうか?
いろいろな問題が含まれている。
あまり管理が行届いて、子供の遊びや工夫の目を摘んでしまう事や子供同士の動物的刺激が
最小に済んでしまうからだろう。小学校高学年から中学にかけての虐めや、ライバルとの
闘いが意外と人間性の基礎をつくっているのかもしれない。
多くの人間との接点の中より人間の基礎がつくられるのが真実ということだろう。
小学校5年までにその人の能力の基礎は確定してしまっている。
そこのベースより抜け出せないともいう。小学校や中学を見渡しても、
大化けした同級生は全くいない。逆はいくらでもいるが。
これからの時代は、今までのような学業の成績だけでは判断されないから難しい。
自分で自分の特性を早く見つけて、自己育成を早い段階で積み上げなくてはならない。
昨日の成人式でノーベル賞をもらった小柴さんが「やりたいことを見極めて」と言っていた。
「自分のやりたいことを見極めることは、そう簡単なことでない。 食わず嫌いせず、
いろいろな事を自分で試してください」と。もう遅いのか?最後のチャンスなのか?
「あなた何がしたいの?」とある若い人に聞いた。「何にもない!ただ流されるまま
生きていければよい。この時代何をしても上手くいくはずがない。時代が悪いのだ。」
 開いた口が塞がらなかった!でもこれが若い人の半分以上を占めている感覚である。
大学を卒業しても就職口ない時代、自棄になるのは解らないでもないが。
そういえば地元の?? 問屋の??2代目が同じことを言っていたのを母から聞いた事を思い出した。
親父が「俺なら幾らでも創業のネタがあるが、ああなっては人生終わりだ」という内容だった。
「人生どんな時でも前向きに切り開いていく能力」が教育の基本だが。今の日本の中途半端の
挫折がこういう雰囲気をつくっている。最後は悲観的になったが、教育はすべての基本だ。

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2002年01月14日(月)
300、「心と合理化」
「合理的とは最小の資源で最大の効果を求めることである。
しかし心構えとして必要なことは、最大の努力で最小の効果である」
若いときに出会った言葉である。そして全てに対してその気持ちの構えでとり組んできた
ー精神論もいいところだ。これは知る人ぞ知ることである。意外とこれは落とし穴かもしれない。
それを可能とするのが、本当にそれが好きかという根本で決まってくる。
「好きと嫌いはどれほど違う、命ただやるほど違う」という都都逸があった。
好きなことをしての一生と、そうでない一生では天と地の位の差がある。
私の場合、事業と箱作りービル建設である。したがってこの30年、
全く苦労した感はない。周辺に波乱万丈の人生を生きてきたとかいう人がいるが、
それが何なんだとつくづく思う。好きなことをやってきたという人生こそ大事なことだ、
と信じていきてきた。他人の批評は所詮他人の脳の歪みでしかない。
この前ベトナムに行ったとき、定年直前のバスのドライバーが二人できていた。
本当に楽しそうに旅行を楽しんでいた!子供のとき自動車に憧れ、大人になったら
ドライバーになると決めていた。本当に夢がかなってよかったとシミジミ言っていた。
決して社会的に高いわけでないが、人生の後半にそれを言えることが最も
大事だと思うようになった.。とはそういうものだ!

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1月14日 1969年
11時過ぎに起床。
食後、卒論の最後の仕上げだ。16時に酒井君がくる。
佐藤の友人で早稲田の男で何か気が合う。酒を買ってきて、佐藤と三人で飲む。
酒井君に「私は防御が強すぎる。そして直に針を出して、人から自分を
守ろうとする。如何でもよいことまでも突き詰めてしまうと。
自分をあまりに大事にしすぎだと。もっと自分を下から見るべきである。
・「観念構成のために最もよい燃料は経験である。 直接的な経験は一番上等な燃料になる。
こういう経験はいつまでも身についてくるし、必要な時にはドンドンでてくる」
・「賢人の最も美しいあり方は、きわめて控えめな言葉を使って、
きわめて強烈なことを言うことにある」
・「自分自身の考えを信じること、人知れず深く考え、自分にとって真理で
 あることは全ての人にとって・・・・・・