つれづれに

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 今日のYouTube
http://www.youtube.com/watch?v=kPU3Cg7LdTU&feature=fvwrel

 今朝の信濃川土手の冷え込みは、厳しい。 もう10月10日である。以前は、寒さには平気だったが、
今では、むしろ寒さの方がこたえる。ところで、 恐れていた隣の住宅工事が、今日より動き出した。
私の書斎から2メートル先なので、音に悩まされるのだろう。 敷地からみて二軒から三軒分の工事だろう。


随想日記のカット分
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2745.サブプライム問題と「ファウスト」 -2
2008年10月10日(金)
  *メフィストフェレスのモデルはジョン・ロウ
ゲーテが第二幕のこの場面で、「紙幣」の創造を語ったのは、単なる思い付きではなかった。
それは、「ファウスト」という作品そのものの制作動機と深くかかわっている。
つまり、「紙幣」の創造に象徴される「錬金術」こそが、この不滅の名作のテーマなのである。 
 南ドイツのフライブルクに近いシユタウフェンという町に、こんにちでも獅子亭という宿屋が残っている。
その外壁には「一五三九年、黒魔術師ファウスト博士、獅子亭に死す」という碑文が刻まれており、
ゲーテの戯曲の主人公、「ファウスト」は、この実在の黒魔術師がモデルだといわれている。
「黒魔術」とはほかでもない、「錬金術」の別名である。「火」、「土」、「水」、「空気」の
四つの要素に、「哲学者の石」という「フィフス・エレメント(第五の要素が加われば、
「鉛」のような価値の低い金属を、「金」に変える魔法のカが生み出されるという「錬金術」の
思想が誕生した古代エジプトでは、「ケム」と呼ばれる黒い土が簸金術に用いられていた。 
ゲーテは、ジョン・ロウをモデルにしていたのである。
 ーまずは、ジョン・ロウたる人物を分かりやすく欠いてあるブログから抜粋してみるー
1715年に太陽王という異名をとったフランスのルイ14世が亡くなっています。この当時のフランスは、
度重なる戦争の影響で深刻な財政破綻に瀕していたのです。新しい王となったのはルイ15世ですが、
わずか5歳の幼少であったため、オルレアン公フィリップが摂政を行うことになったのです。 
フィリップは遊び人で、たびたびパリのカジノに出没していたが、そこでジョン・ローなる
スコットランド人と知り合い意気投合。 このジョン・ローなる人物は大変の頭の良い男であり、
とくに経済理論に通じていたのです。後に英国の新古典派の経済学を代表する
アルフレッド・マーシャルやあのカール・マルクスは、彼のことを次のように批評しています。
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 ◎アルフレッド・マーシャル :向こう見ずでバランス欠如だが、実に魅力的な天才である
 ◎カール・マルクス     :詐欺師と予言者の性格を持つ面白い人格的な混合物である
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 もちろん良い評判ではないですが、これらの著名な大経済学者があえてローについて言及したのは、
彼の経済に関する考え方がユニークであったことによります。 カジノでオルレアン公フィリップと
知り合ったローは、早速宮廷にフィリップを訪れて、あるレポートを渡したのです。それはフランスの
経済の建て直しの提案だったのです。それは、とてもカジノの博打打ちとは思えない立派な内容の
提案だったのです。 ローの論文を要約するとこうなります。まず、フランスの経済が深刻なのは
通貨が不足しているからであると原因を指摘したのです。金貨だけに頼っていたのでは、
到底フランスの経済的要請を満たすことはできないというわけです。 それではそれを
どのように解決するか――それは紙幣の発行以外には考えられないというのです。
何しろ当時は金貨中心の時代ですから、紙切れの紙幣など信用されないという反論に対しては
英国とオランダを例に出して紙幣の利点を強調し、巧妙なる信用理論を駆使して、土地を担保にして
紙幣を発行することで、フランスの経済に活力を与えることができると説いているのです。
そして具体的には次の2つのことを提案しています。
   ――――――――――――――
  1.自分が王家の財産と収入を管理する銀行を設立する
  2.その収入と土地を担保にして銀行券を発行すること

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2004年10月10日(日)
1286, 内部告発ーもう一つの情報化
 UFJ刑事告発をされたが、発覚は一本の電話だったという。
UFJ東京本部の3F会議室に、金融庁に説明をした
ものとは別に資料が隠されている」という電話が去年の10月9日に入った。
これがUFJ銀行を三菱東京銀行に統合されるまでに追い詰められる契機になった瞬間であった。
そこで金融庁の検査官が入って見たものが100個のダンボールの箱だった。
これが内部の隠語で「やばファイル」である。常務以下の三人の役員などが告発を受けたが、
当時の社長や副社長や専務などが知らないはずがない。早速、副社長宅が捜査に入られたが、
それにしても恐ろしい事である。誰が電話をしたのか、そのあたりの事情を調べていくと一冊の小説になる。
いまはデジタルカメラや、カメラつき携帯電話がある。
脱税で上げられるのは殆ど内部告発という。数十年も前の話だが、私の知人の会社に税務局が入った。
何と社長の自宅の隠し金庫に、税務暑の担当が直行したという。私が、「おかしいと思わないのか、
内部の告発だよ!」というと、ハタと考え込んでしまった。そこは、家族しか知らない?はずだが。
何か複雑な情念の凄さを感じ取った。厳しい時代になったものだ。
4大大手銀行が、内部告発の一本の電話であえなく消えてなくなるのだ。

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2003年10月10日(金)
ある時間の断片ー40
  11月15日  1968年
・8時過ぎ学校へ出発。「人事管理」の授業に出席。終了後。先生と顔を合わせるが、緊張をしてしまった。
自分に自信がないためか。全て見抜かれているようだ。授業終了後、高木の車で寮近くまで送ってもらう。
再び、ゼミに出席のため、大学にいく。15時から17時まで教授と同期の3人と「東レの派遣学生」4人と
議論をする。特に田島が教授に対して好戦的な議論を仕掛ける。大した神経の持ち主である。そして自信も凄い。
その後、田島と二人で学食で夕食後喫茶店へいく。カナダに行きたいといっていたが断念をしたと告白した。
その理由を話した。
・カナダの叔父さんから手紙で、甘さを指摘された。
・母から家庭に事情で行かないで欲しいと哀願された。
・アルバイトをしていて、世間の事情がわかってきたこと
・兄夫婦を見ていて、実直に生きる必要性を感じた
・遠くを見つめすぎた、夢のようなことばかり言っていられない等々理由を挙げた。
20時過ぎに帰寮。22時から机に向かう。
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 11月16日 1968年
・朝10時半起床。大学の書籍部へ行く。
どういうわけか今日は誰も会わずじまいだ。こういう日もあるのだ。
米林の部屋でお茶を飲んで、その後風呂に行く。
その後、間中の部屋で米林と3人で話しをしていると、
大妻女子大の宮本さんが松本さんと遊びに来る。松本さんの眼に驚く。
眼のきれいな人はアマリみたことがないからだ。色いろな美しさがあるものだ。
その後、食事をして川崎に電話をする。21時から夜半の2時過ぎまで卒論のマトメに入る。
今日、そういえば先日紹介してもらった飯野さんに電話の約束をしていたが、
しなかった。悪いことをした。いつもそうだが、どうもいざとなると面倒に
なる。また探そうといっている間に卒業だ。それでもいいが。
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 11月17日 日曜日
・10時起床。
あまり勉強をすることなく一日を過ごす。夕方座禅みたいなことをする。夜、佐々木さんと市川さんと
瓜生と話をしていると、佐藤がデートから帰ってくる。彼はデート、私は余裕がなく電話しずまい。
これでよいのか考えたが、いまの自分はやらなくてはならない事が山積だ。
惨めな侘しさが襲ってくるが、仕方がないことだ。
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545, 物書きの凄み
- 2002年10月10日(木)
このホームページで素人レベルで毎日文章を書いているが、プロは凄いとつくづく思う。
毎日文章を書いているから、それが解るだけの話しだ。作家の椎名誠週刊文春に、
「赤マント」という連載を書いている。5年位前に、たまたま買った内容にただただ驚いた。
新宿駅で、お腹がおかしくなり、トイレに駆けこもうとしたが、間に合わなかった具体的な事情」
を詳しく書いているのだ。誰もが「あわや!」ということがあるはずだ。「くそったれ」「クソ!」というとおり、
日本人の一番の恥でもある。「デモノ・ハレモノー出物、腫物ところ嫌わず」というが、これは「大便、生理」
の掛け合わせの言葉だということを最近解った。アメリカのクソという同意語は「ファック」だ。
海外旅行の心配は、これが最大の事だが。誰もが過去に失敗の一つや二つや危機一髪はある筈である?
それをネタにして、読者をひきつける凄みはやはりプロでしか出来ない。その後の「赤マント」に、
この文章が大反響をしたと書いていた。瀬戸内寂聴が「作家は大通りの真ん中で、素っ裸で大文字で
寝ているようなもの」と書いていたが、その凄みを垣間見た思いだった!露悪趣味と捉えるか、
人間的側面の原点の表現と見るかだ。 私など偽悪趣味でしかない??!!偽善もあるが!
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179、創造について-2
 2001/10/10
創造とは‘カタチ’ にすることである。言葉を‘か’と‘かた’と‘かたち’にわけて考えると
・‘カ’ は ー神のカー神示ー 発想ーアイデアーインスピレーションであり
・‘カタ’は  -型,形ー  枠組みにする、 システムを作るということになる。
( アイデアの実現の計画化ともいえる) 田は字のとうり枠組みであり、‘か’と‘た’をつけて形になる。
・‘カタチ’ -カタに血(エネルギー)をいれ、カタチにする。創造について、システム工学の
城功氏の本に書いてあった内容であった。なるほどと唸ったものである。これはアイデアが出た後、
これを実現化していく内容を簡便に分解したもので、非常にわかりやすい内容であった。
カレーライスを例に取ると、急にカレーが食べたくなったとする。これがカである。
冷蔵庫の材料を頭に浮かべ、スーパーにいって足りない食材を買い、仕込む、これが形作りである。
そして煮込むこれが血である。これが国作りでも、会社でも、ビルでもみな一緒である。
かー>かたー>かたちー>これを知らないうちに何らかの形でしている。もちろんこの文章も、そうである。
まずはテーマ次に枠組みを考え、時間をかけて修正、そして一挙に書き上げである。