つれづれに

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随想日記の未搭載分です。

1614, 「やりたいことは全部やれ!」
2005年09月03日(土)
                                   ー 読書日記
           51歳の年に私が決意した内容と、著者の考え方が非常に似ている。
著者とはスケールが違うが、考え方・生き方の面で共通点が重なっている。
大前 研一は何も特別な事を言っているのではない。
この年齢になれば、誰もが思うことで、その準備をしてきたかどうがである。

ー著者の言いたいポイントは
・人生、楽しめるうちに楽しみなさい。
・寄り道、回り道もおおいに結構。
・他人を気にせずマイペースを貫け。
・会社や仕事に振り回されるな。
・やりたいことは先延ばしするな。
・いつ死んでもいいように悔いのない生活を!
・将来を再設計し、見つめなおす勧め。
である。

日本人は生きている間にあらゆる我慢をし、やりたいこともやらない。
そして悔いを残しながら、「自由な生き方ができる今の若い人がうらやましい!」
と思いながらあの世に行く。これをやめよう、というのが大前研一の提唱である。

我々が「人生を楽しむ」という一点において価値観を変えれば、世界の景色も全く変わってくる。
この価値観の転換ができないのが、日本人の悲しい習性ではないだろうか。

著者の、人生のバランスシート的見方も面白い。「日本人は死ぬときに生命保険、貯金、
ローンの終わった家などを残していく。金融資産だけでも3500万円近くになり、その他に家があれば、
少なくとも土地だけで数千万円ということにだってある。そして、それを誇っている。
これでは子孫に残すのは美田ではなく、係争の種かもしれない。
理想的な生き方は、死ぬときにちょうど蓄えがゼロとなり、ありがとうございました、と成仏できることである」と。

死ぬときにゼロにするには、65歳の平均的蓄えの2500万円と、その後の定期的預金の
1000万を足した3500万円をゼロにする生き方である。65歳から80歳までの180ヶ月として、
毎年の生活費プラス20万円生き方である。それも遊びにである。夫婦で一回50万としても、
海外に年5回以上はいけることになる。そうすると、70回以上は軽くいけるのだ。

また、「私は相当周到な人間である。だいたい飯が食える程度の芸は若い頃からいくつか身につけていた。
いざとなれば家族くらいは食わしていける自信があった。クラリネットを職業にしようと思ったこともある。
電子力でも工学博士号を取っているから、どこかの大学の先生か安全委員などを歴任していたかもしれない」
とも書いている。まあ、勝ち組だから、こう言えるのだろうが。

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ー家内に、死ぬ時に預金ゼロの部分を見せると
家内
「80歳以上になってからは、どうしたらよいか?」

「80過ぎて、何に金を使うのか?」
家内
「解っていても、使えないわ」
自分で稼いだことのない人は、金を使えないのだ。
(但し、多くの例外があるが)
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彼は今、ある週刊誌でサラリーマンの人生相談をしている。
その中で窺い知れることは、
ーサラリーマンの彼らは、会社人間となって会社に尽くしても報われない時代になった。
世間的に評価されるスキルが身についていないことも薄々気がついている。
しかし、それを上司から直接強く言われたわけでもないし、周囲を見渡してみても
似たり寄ったりであるから、深く考えないですんでいるだけなのだ。
彼のところに相談にくる人も「どうしたらいいんでしようか?」という質問をする。
その時、彼は、
「どうしたらいいかは、あなたがどういう人生を送りたいかによって異なります。
あなたはどういう人生を送りたいのですか?」と聞くことにしている。
まさに、それがわからなければアドバイスのしようもない。
自分の人生は他人のものではない。
だから、自分でどういう人生を生きたいのか、自分で決めるべきなのだ。

人生寄リ道結構ではないか。
回り道が実は近道だということもあるのだ。わき道の楽しさだって悪くない。
わき道に入ることによって、はじめて見えてくる景色だってあるのだ。
少なくとも、死ぬ最後の瞬間に後悔しないですむ。
「悔いはない。おれは自分で選んだ人生を生きた」と言えるだけ幸せではないか。
「そのうちに・・・」ということは人生では禁句なのだ。
やりたいことは先延ばししないこと。
そして一番いけないのが、「他人の人生」を生きることである。
親の期待する人生、
先生の言った通りの人生、
上司の期待する理想の部下、  などなど。

著者は自分の人生に対し、「自分の生き方として何を基準にしているかというと、
死ぬときに“これでよかったのだ”と言うために生き方を工夫している。
これが逆にどれだけ人生を単純化してくれているか、毎日悩みもしないでいかに安らかに眠れるか、
計り知れない。私は宵越しの怒りも持たなければ、胃が痛くなるほど考え込むこともしない」

「戦後の経営者の中で誰が一番すごかったか、という質問を受けたら、私は迷わずにヤマハ
川上源一さんではないかと答える」、という。川上源一さんは創造的破壊力においては、
誰をも寄せつけないくらいの強烈なイノベータであった。川上源一は「モーツアルト、ベートーベン、
シューベルトなどは実質的に同世代の人だ。なぜあの頃クラシツク音楽が一斎に花開いたのかというと、
育った環境がそうさせていた。だから、人間は生まれてすぐにリズム、メロディ、ハーモニー(和音)の
三要素を学習すれば、あの時代のように天才が生まれてくる確率が高い、と言う。
これを実践してヤマハ音楽教室で特にレベルの高い子を、また、JOCと呼ばれるコンクールの勝者を
ヤマハで預かり、特訓して天才に育てるといったそうだ。ヤマハはピアノを買って下さい、と言うのではなく、
音楽を教えしましよう、という真にマーケティングの真髄のようなシステムを貧しい頃の日本に作り上げてしまった。
川上源一のピアノ作りにかける情熱にものすごいものがあった」

大前研一氏は世界中講演旅行をしている。その時の講演会終了後に質疑応答がある。
その場合ローカルな事情に通じていないと聴衆は満足してくれない。彼はどのようにしてローカルの
情報を集めたかと言うと、不動産屋に立ち寄り、かなり高そうな部類の家を買いたいと言っていい
情報を収集するという。通常彼らは自分の売りたいところ三軒くらいに連れて行ってくれる。
家を見ながら、会話を通しいろいろな情報を集めておくそうだ。

以上であるが、勝ち組の自慢話とも受け取ることもできるが、といって、自分の固定観念にとらわれて、
70歳過ぎても30%も預金にまわすのも哀れといえば哀れである。それも大部分の人というから!
両親から、学んだことは「金の使い方ー生き方」である。

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「やりたいことは全部やれ!」
 著  者:大前 研一
 出 版 社:講談社

プロローグ 人生、寄り道・わき道・回り道
第1章 人生を長く楽しく生きる極意
第2章 経営者の素顔
第3章 世界を知る
第4章 旅に学ぶ
第5章 愉快な仲間たち
第6章 死ぬほど遊ぶ
第7章 私のルール
エピローグ 人生の収支決算

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2004年09月03日(金)
1249, これこれ詐欺

一昨日、我家にも俺俺詐欺の電話が来た。たまたま、銀行でお金をおろそうと銀行の
自動キャッシャーの画面を見たところ、「俺俺詐欺に気をつけてください」という画面を見た、その日であった。

家内が電話に出ると、小さな男の声で「事故をおこしてしまった!」という。
友人から同じような電話があったと聞いていて、詐欺と直感したので、「あら、あら、あら~」と答えたら、
直ぐに電話が切れたという。電話をする方は名簿を片手に電話をしているのだろうが、ここまで日常的になって
いるとは驚きである。

バブル期の證券会社も詐欺会社そのもので、「これこれ詐欺」だ。自分の安く仕入れた銘柄を「これこれ」と言って、
ゴミとしょうする素人に高く売り抜ける集団詐欺をしていた。いや、今もしているか?!
天下?の野村證券が先頭になってやっていたのだから、それも自民党と組んでいたのだから悪質を超えていた。
今でも、週に数回は商品取引の会社から電話がかかる。彼等からみれば素人は赤子を捻るほど可愛い詐欺対象。

他人事ではない、あるファーストフードのFCに引っかかり、あわや数億の投資をしようとしてしまった。
その社長は元トヨタ商事の社員、説明会では巧妙な言葉で勧誘する。自己責任とはいうが、世の中も甘くはない。

特に情報化の時代、何が真実で何が虚実かの目を持ってないと全てを失う可能性が高い恐ろしい時代だ。

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2003年09月03日(水)
882, 競売物件

 以前から、裁判所が差し押さえを売り出す「競売物件」に興味があった。不動産業者で、
競売物件専門の業者もいるという話も聞いていた。
 先日、最近の競売物件を数軒見て回った。それなりのリスクがあるが、抵当等を奇麗にして
改装して売れば結構面白い商売になる。調べたら相場の半額から六割のあたりに値がついていた。
やはり古い好感の持てるような物件は少ないが、値段からみたら価値はある。

 この時代は競売物件専門を扱う仕事も面白い事業になるのではないだろうか。
恐慌により、競売の割安物件が出てくるからだ。もっとも買いが少ないから、リスクも多くなる。
その為には充分な資金量が必要なことが絶対条件である。カタチを変えたハゲタカファンド?とも言える。

 ある不動産業の人の話だと、最近は素人が手を出すという。近くの土地を知り尽くしている人が
狙って買い取って、改築をして売り抜る。お金と感覚が研ぎ澄まされていれば可能である。
プロも驚いてしまうという。

 アメリカでは、家を買い、日曜大工で時間をかけて改築・改装をして、より高く売り抜けて、
また新しい家を買って同じことを繰り返すという。一般の人は家を利殖対象の物件と割り切って、
引越しをするのが当たり前になっている。そのために、ホームセンターが早くからできたという。
日本もこれからは、そういう時代になるだろう。

 しかし、競売物件は扱うのは、よほどの知識がないと難しいのも事実である。
 
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2002年09月03日(火)
508, 長野県知事選に思う

長野県知事選の結果が出た。田中氏の大勝ちで、当たり前の結果である。
片方は無私で当たり前のことをやっており、女弁護士の候補は、明らかに権益団体の代表だ。
初めは隠れていた権益団体の県議団が、途中でバレテ前面に出てしまった。
こういう姿が、TV画面では露骨に露出してしまう。土建利権団体の崩壊が長野から本格的に始まった。
公然の事実で公共工事は100�談合のことは、国民も知ってきた。
それでも過去の習慣で今も100�やっている?!!!!!
国家もそれを黙認している、いや手助けをしている?!! 今の日本は犯罪的国家が実情だ。

これがインターネットで、デジタルカメラなどで撮られて、マスコミに手軽に送られている。
東京電力の問題も2年前に告発、今になって隠し切れないでこの様。平岩外四とか、論語とか
何か