つれづれに

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今日のYoutube
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* 先月、「 生保に入るバカ、入らないバカ 」について書いたが、どこかで見たような内容だった。
 ところが、今朝になって気づいたのが以下の文章、内容は、ほとんど同じだが、それさえ全く
 気づいてないのは、やはり変である。 息子に「時々、同じことを書いているよ」と言われたが。
 気づいている人は気づいていたか、そんなことを憶えていないか。
  忘れるから生きていけるのだろうが、この一年、「何の言い訳」を、何度も飽きずに書いている愚かさ。
 
   ~~
  2005年03月29日(火) 
 1456, 生命保険に入る馬鹿、入らない馬鹿
私は生命保険には入らない主義である。「馬鹿馬鹿しい!何で自分が死んで保険金が?
それ位なら、その保険金を相手に直接やるか貯金すれば良い。保険屋は確率の問題で、
奇麗事をいってピンハネしているはずだ。」というのが私の理屈である。
もう一つは、「先のことはわからない、だから心配したって仕方がない。
最悪の事態になったとして、それがどうした?!」という考え方が基本にある。
保険に入る人は「先のことはわからない、だから心配だ」という考え方なのだろう。
「だから心配だ」と「だからどうした」の分岐点で考え方が変わってくる。
それぞれの人は色いろな立場と事情があるので、私の場合の話と断っておくが。
平均寿命80歳が、生死の五分五分のラインである。 それ以上生きた場合、
生命保険金は支払われないものが多い。
この辺に保険屋のマジックがある。その事実を知らない人が意外と多い。(母もそうだったが、
この事実を知らないで80歳まで保険に加入していた)80歳以前に死んだ場合に、残された
家族の生活には有効であるから保険に入るのだ。しかし保険屋というものは、不安事業でしかない。
その不安をくすぐって加入させる保険のオバちゃんがいるのだろう。したがって、詐欺的要素が
出てくるのだ。壮年で亡くなった場合に、家のローンや子供の教育費が負担に対するヘッジとして
必要だろうが。といって博打であることも確かである。保険屋の立場からみれば、あくまで
博打の胴元でしかない。無知な大衆から利益を得るのが目的である。相互補助団体といえば、
何処かの宗教団体と同じだが、不安解消ビジネスであることも同じである。
箪笥預金も同じだろう、将来が不安と、生活を切り詰めて貯金をして死んでいく。 
お笑いであるが、本人にとって不安なのだろうが。不安感に対して、「それがどうした!」
「で、どうした!」「何とかなるわい!」「大丈夫大丈夫!」と自省してみれば、
その金を楽しみに向けたほうが良いのがわかるはずなのだが。 
無知の一番気の毒なカタチである。最後は生活保護を受けられるから何とかなるし、
死んでしまえば一円もかからない。自分は死なないと思っているから貯め込みたくなるのだろうが。
「大金を残して死んだ孤独な老人」というのが一番滑稽。金の本質を考えれば哀れな生き方
ということは自明である。使い切れないほど使って、大金が残っている人もいるから一概に言えない。

    ーーーー
  *生保に入るバカ、入らないバカ ー1ーー
                  2012年2月20日
 私は保険に入らないバカだが、それぞれの考えがあるので一方的に決めつけられない。
日本の生命保険の世帯加入率は90%で、共済と生保を合わせた年間保険料が40兆にのぼる。
一世帯が年間に支払う額が平均45万円で、22年で1千万、33年で千五百万になる。
人生で生保が住宅に次ぐ高い買い物になる。 しかし加入者の方は、その意識がない。
欧米の加入率をみると、フランスが6割、アメリカが5割、ドイツが4割、イギリスが3割6分と、
日本の大よそ半分。 いかに日本が高いかである。死亡保険の保険高は突出して高く、
2000年だが、日本が1600万、アメリカが600万、イギリスが260万、ドイツが200万だった。
生命保険の加入経路の7割が保険のセールスで、親戚や友人の紹介をされ、加入するケースが
圧倒的に多い。生保の営業方法は義理(G)、人情(N)、プレゼント(P)の頭文字をとった
GNP営業の典型といわれている。 バブル崩壊後に、その営業職員の膨大の経費を維持するため、
収益の高い死亡保険を大型にした保険会社に有利な、複雑化した、顧客無視の営業をするようになった。 
その頃、保険会社は、それまでの顧客にとって有利の商品を解約させ、セールスを使い利回りの悪い
商品に切り替えさせていった。その辺(01~05年)から保険会社は悪質な営業説明で本来加入できない
病歴のある顧客に加入させ、その後、
契約不備を理由に保険金拒否をして社会的大問題になった。 何と37社で130万件に至ったという。
 早くいえば、セールスレディーというオバサンを集めて、GNPで、その人脈を食い尽くす。
それは巧妙なテクニック、何も知らない素人を、ほぼ騙しで契約をさせる悪質集団という側面を持つ。
フレンドリーに長年かけ知人・親戚に入り込む。 合理的の欧米人の二倍の加入率は、
組織的意図がないと無理。 生保で、まともなのは学資保険ぐらいのもの。
22歳まで死んだときに子供の学資を保証するのは、一応、理に合っている。 
それ以外の商品の多くは、客単価を上げるための巧妙な商品。読みも理解もできない契約書に
巧妙に生保にとって有利な条文が入れてある。 見方によれば合法的組織犯罪に近い集団。
それなら預金の方が良いが、相手はフレンドリーのプロ。
その辺の理屈が理解できない人たちの不安に付け込むのが営業センス。
    ・・・・・・
    生命保険に入るバカ、入らないバカ ー2
 生命保険は生命を賭け対象にした博打。 保険屋が騙すのも悪いが、騙される方も問題。
確率論を背景に不安心情につけこんだ悪質?商法が生命保険の本質。 彼らは必要悪と嘯くが、
それも程度の問題。 欧米の二倍の9割の世帯が、3倍~8倍の額の契約、というと10倍以上の額を
生保に支払っている異常さに誰も気づいていない。 国家予算と同額が生保の餌食とは、
日本沈没も当然。愚かさという点では、他人にいえた柄でないが・・・ 
私が生命保険嫌いのため、家内は、こっそりと家内名義の給料の全額を40年近く預金をしていたことを、
後で知った。ある意味、それが正解だった。死ななかったこともあるが、塵も積もれば山。 
それが現在の命綱になっているが、それを生命保険に注ぎ込んでいたら、数分の一も手元に
残っていなかったはず。  その辺の詳しい内容は、≪生命保険のカラクリ (文春新書)
 岩瀬 大輔 (著)≫に詳しく書いてある。 その一部を抜粋する
【 ▼ この仕事を始めてわかったのだが、生命保険を理解できていない人は、決して少数派ではない。
ビジネスパーソンも主婦も、若者も年配の方も、そして金融のプロでさえも、
同じように生保の仕組みについては理解できていない。(p.70)
   * 多くが巧妙に近づいてくる女性セールスとの「付き合い」で契約し、「月々いくら」という状況で
    気楽に契約しているが、1,500万円近い商品に関して理解していない。
  ▼ 日本の生保業界の現状といえば、専属のセールスの人海作戦のネットを張り巡らせが
    ビジネスモデルのために、組織として高収益の保障性の商品を販売してきた(p.43)
  ▼ 生保業界では長きにわたり、「顧客のニーズに合った商品は何か」でなく、
   「既存の販売組織を維持するために必要な商品は何か」という観点から、高収益を確保できる
    商品開発がおこなわれてきた。(p.46)
  ▼ 売り手である保険会社と買い手である国民との間に、大きな情報格差があることを前提とした
    既存のビジネスモデル(p.189)
  ▼ 生命保険商品の3つの機能(p.81) 
   1. いざというときに、残された家族のための所得保障→遺族保障(死亡保障)
   2. 病気・ケガによる入院・手術のための保障→医療保障 
   3. 将来に備えるため→生存保障(貯蓄・年金) 】
* 家庭の大黒柱が死んでも生活に支障のないのに保険に入っている人をバカという。 
  それを積立にしたほうが、二倍も得になる。 その本質は「弱者救済を建前としたタカリの類」で、
  貧困ビジネスそのもの。豊かな人は、そんな不安は本来、全くないのと、保険のいかがわしさの
  情報を持っている。いずれにしても情報格差で搾取を業にしていることは事実。
  千五百万の買物の中身はカス。
    ・・・・・・・・
    生命保険に入るバカ、入らないバカ ー3
  ここで、著者は、保険会社の危なさを次のように書いている。
 ≪ 「生保」という商品は不思議で、ふだん買い物をして、商品を持って帰る段になって、買ったものが
  買い物袋に入っていない(しかも10万~15万円分足りない!)のに気がつかないのは、変だろう。
  (p.144)≫と・・・  セールスは顧客のためにというのは嘘で、会社のために、顧客の無知に付込んで
  契約をする。それも弱者の不安を掻き立てて。最近は、成人病でポックリというのが多いが、
  40歳後半までに死ぬ確率は非常に低い。65歳まで亡くなる確立は2割である。
  それを死ぬか死なないかの5割の確率で命をかけた博打をするのだから、保険屋が儲かるのは自明。
 (詐欺的)要素を持った商品をセールスが言葉巧みに、貧しく無知の主婦を狙い撃ちにさせる。
  保険会社のビルが立派なのは、顧客を信用させる小道具のため。 国家予算と保険の売上が
  同額というのだから呆れる以前に、むしろ感銘を受ける。
   ー それでも生命保険に入りたい人に「生命保険のカラクリ」著者の岩瀬大輔は心掛けを勧める
  ◎ 生命保険にかしこく入るための7か条
 一、死亡・医療・貯金の三つに分けて考えよう     
 二、加入は必要最小限、を心がけよう
 三、まずは中核の死亡保障を、安い定期保険で確保する  
 四、医療保障はコスト・リターンを冷静に把握し、好みに合ったのを選ぶ
 五、貯蓄は金利が上がるまで、生保で長期の資金を塩漬けにしてしまうのは避けよう
 六、すでに入っていても「解約したら損」とは限らない。見直そう 
 七、必ず複数の商品(営業マンではない)を比較して選ぼう 
  ◆ 数年前のことだが、家内が街中で見知らない女性にスカウトをされたという。それが保険勧誘員。
  「何か保険セールスに御似合いのようで、如何ですか」と勧誘されたと嬉しそうにいう。 
  「典型的な保険セールスのキャッチじゃないか。カモがネギをしょっているように見くびられただけ。
  まさか乗ってしまったんじゃなだろうな」と、私。 もちろん断ったというが、なる程!幾らでも手があるもの。
  保険のブラックボックスは、あの契約書。好き放題、手前勝手でも法律の限界を守って、
  全国レベルの経験則が入っている。相手は単独の無知の大衆。
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