つれづれに

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 今日のyoutube
http://www.youtube.com/watch?v=eFAdcHPstdc&feature=&p=DC982EF4187674BC&index=0&playnext=1
  例の5千数百万の閲覧の映像、そのフルのものがあった。 何度見ても、引きつられる。

   * 晴れたり雨が降ったり不安定な一日。 

2005年12月23日(金)
 1725.一年経てば全て過去       オハヨウゴザイマス o┐
「一年経てば、すべて過去」どこかで聞いた言葉だが、全くそのとおりである。 感情面を入れると、
実際のところは三年であるが。(一世一代?の失恋とか、連れ添いの死は治癒期間は三年) 去年から、
10年日記に心情を書いているが、前年の分が上段に書いてあるので、嫌でも目に入る。それをみると、
一年経てば殆どが過去のことである。  嫌なことを忘れるのが上手い方だが、
それでもつまらないことに気を使っている自分が解る。〔一年経ったからこそいえることだろうが〕
反面、30年も前のことが昨日のように感じることもある。年齢を重ねるとは、そういうことかとツクヅク思う。
殆どのことは、「一年経っても問題だろうか?」と、自問自答すれば良い。
自分の存在は過去の総合である。数10年経っても心に残っているのは自分にやましい何かがあるためだ。
しかし人間は過去の総合態〔体〕である。記憶を全て喪失した人間をみればわかるはずだ。
過去も未来も、言葉でしかないのだろうか?   ( ゜Д゜)⊃旦 < 茶飲めや   ~旦_(-ω-`。) ドモドモ
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2004年12月23日(木)
 1360, 金に泣く人笑う人 -1
藤本義一のこの本は「面白い」という点では抜群である。
この人は、金銭と欲と詐欺にからむ小説を多く書いている。雑学を多く知っていることに感心をする。
一冊の本を書くために、多くの人とインタビューをするから尚更である。
 この本の中にも、ナルホドと唸る面白い話であふれている。
ーその幾つかを抜粋してみるー
12章の「騙しのカラクリ」が面白い。
ーペテンの技法・香具師の商法ー
 香具師の語源は 武士→野武士→野士→野師→香具師と考えるとよいだろう。
 武士になれない野武士が武器を取り上げられて、野士になり、武器を持たないので既に
‘士’でないので野師になったと考えればよい。野師は口先三寸で啖呵売をして騙す方法を考えた。
  つまり、言葉巧みに香具(仏具)を売る方法を考えた。この巧言を説明するとこういうようになる。
香具師は最低二人組む。
 一人の場合は単なる啖呵売りであり、これは詐欺行為でなく、大道芸人の一種と考えてもよい。
 例の「男はつらいよ」の寅次郎を考えればよい。二人以上で組織されるのが香具師の原則である。
 原則的な香具師は一人が山伏姿になり、いま一人は仏具を商う仏具士に化ける。
 先ず山伏に化けた男が京の方から里に下りてくる。錫杖を手にして高下駄を鳴らして歩く白装束は
誰も目立つ異様さ。 そして、山にこもって修行したという人という印象から村人達は尊敬の目を向ける。
 昔も今も詐欺師たちは魅力的な特色を持っていなくてはならない。 
この山伏は悠然と村を通り過ぎようとする。 が、一軒の家の前で、急に立ち止まる。
家は村の庄屋の場合が多い。庄屋でなくとも、村長と思われる豪勢な屋敷前である。
 山伏はその場で急変する。全身を痙攣させ、口から泡を吹かんばかりの苦しみ方をする。 
村人たちは仰天をして、庄屋を呼びに行く。 庄屋は水を与えたり、苦しみを鎮めようとする。
ようやく一息入れた山伏は苦しい息の下からいう。「この家の前に通りかかった時に、
急に悪霊に取りつかれて身動きが出来なくなってしまった。出きれば、この家の仏壇を拝ませてほしい」
 庄屋は、これを拒むことはできない。自分の屋敷内に悪霊がいるといわれれば、
恐怖心で招き入れる。 仏壇の前で山伏は狂ったように祈りつづけて、やがて上半身を前にして気を失う。
   (以下字数の関係でカット2008年12月23日)       ーつづく