立ち枯れ日本は、もう駄目?

   ー あるブログの記事である。日本は国の態をなしてない無政府の事態なのだろうか?-

 2010年09月13日
IMF管理を望む財界・官僚
週刊アエラ9月20日号には以下のような記事が掲載されています。

経済産業省官僚の言葉>
『もう日本の衰退は止まらない。IMFがやってきて財閥を解体し、産業を再編した韓国がうらやましい。そんな声が財界人から聞こえてきます』

『このままだらだらと時間を浪費するならば、IMFがやってきて思い切ったことをやってくれた方が、次世代のためになるのではないか』

詳しいことはこのアエラを買ってお読み頂きたいのですが、今の日本のままでは衰退して日本は取り返しのつかない事態に陥ると官僚は危惧しており、いっそのこと、韓国のようにIMF管理下にはいって経済・社会の再編を行った方がよいと官僚・財界人が考えはじめていると報じているのです。

このIMF管理下ですが、実際には不可能になっています。
その時期を逸したからです。
古い言い方になりますが、日本は『ルビコン川を渡ってしまった』からです。
もはや日本に残されている手段は行き着くところまで行って、どん底を見てから這い上がってくるしか道はありません。

IMFは日本のような巨大経済国を再建したことはなく、また今ヨーロッパ諸国の再建で手一杯になっており、とても日本を再建するだけの人員もいません。
日本に経済リフォームを提言することはできましても、経済統治までとても出来るものではないのです。
しかも、中国・ロシアが日本の領土を虎視眈々と狙っており、安全保障上の問題が生じている国にIMFのエリート官僚が来ることはありえません。

この経済産業省官僚が頼る【IMF管理】ですが、通常のIMF管理ではなく、日本が信託統治下に置かれた際のIMF管理下に入った場合の日本人の生活はいったいどうなるでしょうか?

簡単に言えば日本人の生活は徹底的に破壊されます。
円紙幣は無効になり、日本国民が持っています資産(現預金・金・株券・不動産・保険)はことごとくIMFの管理下に置かれ、事実上没収となります。

日本人が資産として考えています金融資産はすべて経済再建のために没収となり、日本人は一から資産を作り直すことになります。

この資産没収の際、外国人の日本資産も没収されますので、同時に外国政府は日本人・日本企業が保有する不動産・口座を没収し、自国民がこうむった損をこの没収した日本人・日本企業の財産から差し引くことになります。
資産と負債を相殺する動きになるのは必然であり、こうなれば、海外に資産を逃したために安全と思っている
日本人の資産家は丸裸になります。
外国に資産を保有するということはその処分権も外国政府が握るということであり、何をされましても文句はいえないのです。

このアエラの記事に登場する経済産業省官僚はこのままいけば日本は取り返しのつかない事態に陥ると考えているのです。

IMFにすがる日本(官僚)は白旗を上げたと同じですが、その白旗に世界は気づいてくれるでしょうか?