つれづれに

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先月の金融危機以来、ここにきて急激に景気が後退してきた。
世界中が事の重大さに気づいたようだ。トヨタが今年の売上高が前年割れになる見通しだという。
アメリカの場合、住宅を買ったときに、車の購入費を住宅の借り入れの中に含めて買うのが
これまでの常識だったという。 まともな審査だと、40パーセントの人が基準を満たしてないので、
こうなった現在、車客は自動的に40パーセント減になるという。
アメリカ人は、家も車もローンで買って、持っている金は、殆ど株か債権にしている。
だから、このサブプライム問題による不況は大打撃という。
その上に、アメリカの金融を手本にした欧州が住宅バブルで大打撃を被ってしまった。
なら中国は、大丈夫かというと、これもまたアメリカの国債とドルを掴まされている。
ロシアは原油の暴落で、その底の浅さが出てしまい、壊滅状態。
早く言えば、世界恐慌に入ってしまった?? 日本は十数年前にお先に入っているだけで、
決して安閑としていられない。資源がないのと、アメリカの骨抜き戦略に乗ってしまい、
戦後世代の子供が「これ以下ない程度」に仕立てられてしまった。
ガラガラポンとして、これから何処に世界のエネルギーの中心が行くかというと、やはり中国。
これ以下ないところから出発して、まだ10~20年も経ってない。

アイスランドの国家破綻に近い状態が朝日新聞の一面~二面に掲載されている。
世界の今後の姿である。アイスランドの国家管理になった銀行の口座を
英国人が30万口座もあり、一切の金が引き下ろせない状態。
英国に比べ何倍か高い金利にひかれて、口座を開いて預金をしていたという。
こういう類の話が、今度は我われに起きようとしているのである。
銀行口座の閉鎖は他国のことではない。自国でもありえると考えてよい。