『砂漠と鼠とあんかけ蕎麦』 山折哲雄五味太郎・対談
    * 「殺すな」「盗むな」「嘘つくな」
 なかなか面白い対談集である。 
 まずAmazonの紹介内容からして惹きつけられる
< 考えることの面白さを思い出させてくれる、過激でキュートな対談集!
 ここまで言ってしまって、いいのだろうか?
絵本作家と宗教学者が、「神さま」について、延べ30時間にわたり、
とことん語りあった白熱の対談。
 ・そもそも「神さま」って、何?
 ・日本人は宗教を「感じる」民族
 ・「祟り」は日本のお家芸
 ・グローバリズム=「ノアの箱舟」戦略
 ・海とキリストと親鸞
 ・エコロジーと言うなら、間伐材で火葬せよ
 ・滅びる覚悟を持て=「無常」戦略…etc. >
 ――
カスタマー・レビューが簡潔に要点を書いている。
< 絵本作家の五味太郎宗教学者山折哲雄の不思議な組合わせの対談集。
 対談のきっかけは、1995年の某TV番組での司馬遼太郎山折哲雄の対談。
神道とはどういう宗教なんですか?」と司馬が質問すると、
「あれは宗教ではありません、生活の礼節ですよ」と山折が軽く答えるのを
五味太郎が見て(この人はすごい!)とその瞬間から恋に落ちたらしい。
五味は早速「神って、いったい何ですか?」と聞いてみたくて山折に対談を
申し込んだ。という経緯で成立した、延べ30時間にわたる対談をまとめた
モノがこれ。
五味の素朴な疑問に対して、古今東西の知識を縦横無尽に駆使して答えを探す
山折のやり取りが見物です。ホントに山折先生、博識です。
一神教多神教、その成立の背景は風土の違いによる、という指摘には納得
させられた。>

▼ 実を言うと、前回のテーマの『閑話小題 〜まず聞いてやること!』
 の‘ユング心理学の真髄’のネタは、この本である。ここで、(そもそも
「神さま」ってなに?)の素朴な質問を、哲学宗教学者がアッサリと答える。
安易なればこそ、奥行きが深くなる。山折は、日本の近代にとって、20世紀
夏目漱石の時代だったいう。 唐突に、「殺すな」「盗むな」「嘘つくな」
という、いわば人類的な黄金律を破り続けてきたのが人間という、強烈な認識
を文学作品にあらわした、これが漱石という。
 ところが、21世の現在、これらが真に問われる問題に直面している。 
北朝鮮の金様は、実権把握のため、恩人の叔父、実兄、身近な幹部を処刑。
・ロシアのプーチンも、スパイ上りの昔とった杵柄で、対抗馬を処分。
アメリカのトランプは、次つぎ露呈するスキャンダルに平気で嘘を重ねる。
・習は、絶対権力を固めて帝王気どり。
「殺すな」「盗むな」「嘘つくな」の真逆、「殺し」「盗み」「嘘の上塗り」
を地にいっている。
まだ憶えているが、中二の頃、隣の席に平気で嘘をいう男がいた。この頃は
危ない御年頃、少年から青年に一歩足を踏み込む時節。
フランスでは授業に哲学を取入れて、考える基礎を叩き込む。
多人数家族で、末っ子もあって、「他人の陰口と嘘は、絶対タブー」の暗黙の
了解があった。それは、子供の世界でも同じ。捻じれていても、嘘はつけない、
つかないのが当り前だったが、こういうのが、居るんだと。それと印刷屋の
子供が、映画の入場券を家から盗んで、ばら蒔いているのもいた。振り分け前
なればこその世界の子供だからである。奇妙なことに、アンハッピー組は、
ほぼ亡くなっている。
「殺すな」「盗むな」「嘘つくな」は、黄金律だが、悪口、陰口で「間接殺人?」
をし、「知恵は盗む」し、「尾ひれはひれの嘘話」を酒の肴にしているのが常。
5km内が全世界の人が、三分の二?。その下位の三分の一の約二割に、マイナー
の八割が集中することに気づかない。 これらは社会的に関係ないことは、
金、トラ、プー、習の顔ぶで分かること。 「何を偉そうに!」と思うのは
当然だが… じゃあ、ヒトラースターリン、毛、ムッソリーニの悪行と、
程度の低さは何故に問わない? 奴らの下の下の所業を。
 話が飛躍すぎ? 10の500乗の他宇宙の存在などの知識が、
そう言わせているんじゃないですか? 結局、何てことはない、ということ。

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3844, 正常性バイアスと同調バイアス
2011年10月04日(火)
 日曜日のNHKスペシャルで「巨大津波 その時ひとはどう動いたか」
が凄い!と家内から聞き、録画を見ることにした。 その内容は、
≪「津波が来るかもしれない」という時、人は何を考えどう行動し、
 何が生死を分けるのか。≫ が テーマ。
ここで正常性バイアスと同調バイアスが、多くの犠牲者を出してしまった
ケースを炙り出していた。そこでネット辞書で調べると
【 正常バイアスとは、外界の強烈すぎる刺激に対して、理知的動物がそれを
 心理で抑制して、慌てないようにしてしまうこと。当然、日常性を保護する
ために必要な措置だが、度が過ぎると「本当の危険」に対しても、「煙はやがて
収まるだろう」とか「今の地震が全てで予震などではなく、もっと大きな地震
などやってこない」とか、暴風雨被害や津波、テロ等々あらゆる事態に対して、
緩い判断をしてしまいかねない。現代は謎を駆逐した明るい社会である。が、
そのために殆ど無感覚者と化し、まさにこれが原因で被害が甚大化している。】
とある。また同調バイアスは、
【大災害のとき、人は大多数の人と同じ行動をとる(ことで判断を誤る)】
▼ ここで、「いざとなった時の人間の判断は、鈍い」ことを浮き彫りにする。 
 そこで気づいたことは、この千年に一度の大地震津波を察知して直ぐに
逃げる判断は、一般的に難しいという事実である。この大津波から連想される
のが、リーマンショック。これは数百年に一度の経済大震災であり、その本格的
津波大恐慌が今年から数年かけて、世界中を大混乱に陥れる大惨事の震災。
その影響は、まずG8の中で一番弱体化している日本の地方にやってきている。 
それが、次に欧米の株式の大暴落がくるのは必定。 日本の大多数の中小企業
と鈍い大衆には、それが他山の石としてしか見えてない。 地球規模の大津波
ハイパーインフレ)が目先に来ているのが現実とし受けとめることが出来ない。 
何故か? 正常性バイアスと同調バイアスが働いているからだ。
その先取りしてしまったこともあり、それがよく見える。 思わず耳を疑う言動
に唖然とすることしばしば。「御前のところは低地だが、自分のところは上
(業績の見通しは悪くない)、偉そうなことを言っているが、その様は!」と。 
私から見れば「 それは数年の時差でしかない、数キロ先に過ってなかった
津波が来ているのに、当方の崩壊の立ち話をしているだけ」という単純な
視線が冴えてくる。 色いろなシェルターや近くに裏山があるから、大丈夫の
ようだが・・人は人の智慧がある? 轟音をたてて、そこに来ている事実を、
「正常バイアス」と、鈍い連中間の「同調バイアス」が、動物的直感を狂わす。
 ドルとユーロの暴落は2年ほど前から始っていて、まだ下落の道半ば。 
株式の暴落も始まっている。 リーマンショックの上に半年前の東北大震災。 
この費用は増税で賄うしかない。 その各家庭の預金は、回りまわって、
アメリカ国債と日本国債にいっている。それも暴落することになる。 
ギリシャ国民の、あの鈍感さは察知しても、自国になると!  
偶然だが、以下に、日本の近い将来を暗示する内容が取り上げてある。
韓国ドラマが受けるのも分かる。 以下の状態を経験する以前に、
隣はカルト国家がある。

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5316,閑話小題 〜本を読まないのはケダモノと同じ
2015年10月04日(日)
     藤原正彦・レポート〜「読書と教養」が大局観を育てる〜
  * 読書と教養が大局観を育てる
 読書をしない人は、直ぐに分かる。これだけは、隠しようがない。
今でも遅くない、学歴、血筋とは関係なく本だけは読まないと! 
 ここで、その読書と教養の必要性を、鋭く簡潔にまとめている。 
≪ 教養を、積極的に身につけていくにはどうすればいいか。
 もちろん、実体験を重ねることは非常に大切です。様々な人間と会い、
話をして、恋をしたり、裏切られたり、騙されたり、喧嘩をしたり、悲しい
別れにあったり、そういった体験すべてが教養になる。それが、後々の選択や
判断にあたって効いてくる。ただ、やはり実体験で得られるものは限られます。
1人の人が一生の間に関わることができる人間の数は限界があります。
ましてや、深く意思疎通をすることができるのは、その中でも一握りだけ。
そうすると、実体験による教養というのは、非常に重要だけれども、
限られたものにならざるを得ない。
 その点、読書を通してなら、古今東西の賢人の言葉に耳を傾ることができます。
あるいは、庶民の哀歓に涙すること、もできる。金持ちの驕り、貧しい人々の
苦しみに触れることもできる。美しいものに感動することもできる。
ありとあらゆる経験をなぞることができるのです。しかも、本には、誰かが
考えた「思考の形」が、まるごと詰まっています。普通の人がふだん喋る話は、
たいてい筋も順序もめちゃくちゃです。でも、本は、どんな本であれ、著者が
読者を説得するために必死になって書いていて、ちゃんと構造というものを
持っている。それを読むと、なるほどへ脳ミソの回転、論理の展開、とは、
こういうふうにするのだということを会得できる。物事をきちんと体系化する
能力、構造を分析する能力が身につくのです。 ・・(略)
 うちの女房の祖父は、今の愛知教育大学の前身の岡崎師範の教頭や時習館
高校の校長をつとめた教育者ですが、彼はいつもこう言っていたそうです。
「1日1ぺージでもいいから、必ず本を読んで寝なさい。1ページも読まないで
寝るのは、けだものと同じだ。けだものと人間との違いは、1ページでも
いいから、本を読むことだ」と。
 だから彼の子どもたちは、寝る前に2〜3へージでも本を読んで、寝ていた
そうです。この教育の効果は絶大で、そうやって育った子どもたちは、皆、
一角の人物になっています。'本を読まない人間というのは、けだものと同じ。
だからこそ、これからの子どもたちにどうやって本を読ませるようにするか、
真剣に考えなければなりません。
 例えば、齋藤孝氏の言うように、小中学校の通信簿の国語に、「読書」
という欄をつけ加えるのもいいでしょう。そうすれは、多くの親が率先
して本を読ませるようになる。子どもの頃に本の面白さに触れれば、
本が好きになる。独創的で素晴らしいアイデアです。
 私が考えるのは、東大の入試で読書を課すという方法です。
例えば定員の1・2倍までは学力一本で判断し、そのあと、定員の1倍まで
しぼる過程では、読書を中心に面接する。入試の3年以上前に課題図書を
100冊くらい挙げて、それについていろいろ聞くのです。そうすれば
きっと、学生は目の色を変えて読むようになるでしょう。東大がやれば、
ほかの国立大学や私立大学も真似をする。そうすると、子どもの時から本
を読むようになるし、読む習悩さえつけば、面白さが段々とわかってくる。
もちろん、「朝の読書」運動が成功したように、他にも方法はいろいろ
あると思います。若い頃に読んだ本というのは、とりわけ感激するものです。
そうした読書体験が失われることのないように、今こそ大局観をもって
この国の出版文化を守っていかなければなりません。≫
▼ 読書の積み重ねのないのは、年を重ねると表立ってくる。
 特に 青年期に読書習慣を身に着けておかないと。しかし、実際は10歳。
とすると、受験に追われ、大学から本気になって読書を始めた私は20年近く
遅かったことになる。その弊害が、今でも続いている。子供の頃から、母親が
常日頃から読書の必要性を説いていたが、その割りに読書をしてこなかった
のは私の素養の低さである。しかし、現在でも、吸い取り紙のように、知識が
入ってくるのは、長年の読書習慣の効果もある。いや、知的余白が有余って
いるためか。これは余白という言葉自体が間違っている! 空即是色である。

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2050年の世界 ー13   
2014年10月04日(土)
「2050年の世界 ー英『エコノミスト』誌は予測するー」
            〜英『エコノミスト』編集部 (著)
   * 第十二章 グローバリゼーションとアジアの世紀 ーのまとめ
・『エコノミスト』誌グループのシンクタンクであるエコノミスト・インテリ
 ジェンス。ユニットは、今後の世界経済をおおまかにいって三つのシナリオ
に分けており、そのうちのひとつ、コントロールされたグローバリゼーション
の状態で進むと考えている。リーマンショックや欧州危機などによって、
市場主義に対する警戒から政府は一定の規制をグローバル化に対して課して
くるが、市場は開かれている状態だ。
・"後戻りするグローバリゼーション"というシナリオでは、不穏な空気の
中で保護主義の気運が高まると見ている。先進世界の大半で、経済の弱体化と
高失業率が不安を生み、保護主義をあおる。これにより、"コントロールされた
グローバリゼーション"という基本予想と比べると、2010年から2030年の世界
の年間成長率は数パーセント削られ、この期間全体では世界の生産高が大きく
落ち込むことになる。
・シナリオの三つ目、"凋落したグローバリゼーション"は、1914年から1945年
の縮小の時代に似ている(グローバリゼーションに背を向ける)。もしこれが
ふたたび起こると、成長に悲惨な結果をもたらすだろう。世界の成長率は年率
約1%にまで低下し、ひいては世界全体のひとりあたりの所得も減少する。
 最も大きな打撃を被るのは新興市場、なかでも最貧国だろう。
・一番蓋然性の高い最初のシナリオで考えると、最も重要な地位を世界経済で
占めでくるのはアジアの経済で、2050年には、半分がアジア経済となる。
・しかし、その中で日本は相対的に、急速にプレゼンスを失っていく。
2010年には、世界経済の5・8パーセントを占めていた日本のGDPは、2030年には、
3・4パーセントになり、2050年には、1・9パーセントになる。経済成長の
スピードも西ヨーロッパを下回り、今後40年を通して、1・1〜1・2パーセント
で推移する。その結果、2010年には、アメリカの七割あった日本のGDPは、
2050年には相対的に58・3パーセントまで低下する。
・今後40年間にひとりあたり実質GDPが最も大きく成長するのはアジアの
発展途上国(4・7パーセント)で、サハラ以南のアフリカ諸国(4・4パーセント)、
中東と北アフリカ(3・9パーセント)がこれに続く。ラテンアメリカ(3・3パー)と
東ヨーロッパ(3・2パーセント)は、新興市場地域の中で最も速く成長する国々
に後れをとる。
▼ 「アジアの人口は現在6割を占めているので、平均に近づくだけ」
 ということができる。それにしても、日本の見通しは悪い。2010年には、
世界経済の5・8パーセントの日本のGDPは、2030年、3・4パーセント、2050年
には、1・9パーセントというから、惨憺たるもの。若者が将来に夢がもてない
のも理解できる。今までが良すぎたと割り切れない問題である。アジア開発銀行
のアジア経済を展望する報告では、中国やインドが順調に成長を続けた場合、
 GDPに占めるアジアの割合は現在の27%から52%へ。中国は20%、インドは
16%。日本は現在の約9%から3%程度に低下するが、アジアの需要を取り込み、
1人あたりGDPは3万ドルから8万ドルに増えると予測している。それも
これも、あくまで予測。3万ドルの半分と思ってしまうのは、悲観的すぎるか!
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4209, アラン 幸福論
2012年10月04日(木)
           『アラン 幸福論』 合田正人
 アランといえば幸福論で、まず思いつく人。幸福論と言えば、スイスの
ヒルティ、イギリスのラッセル、アランの幸福論など「世界三大幸福論」。
アランのそれは93の断章からなっていて、かみくだいた、「幸福小咄」
「幸福のコラム」といった軽いもの。とはいえ、ちゃん哲学に関するもの。
かれの幸福論は、観念論というより、あくまで日常生活に立脚して
幸福への指標を導き出した文学的にも優れたものとして読まれてきた。
アランは、「人は誰にでも幸福になれる」そして「人生の主役になれ」、
そのために「ダンスのように人と付き合え」、
最後に「幸福になることは義務である」と断言している。 
  ーここで紹介されている断章の一部よりー  〔 解)は、私の主観 〕
・よい天気をつくり出すのも、悪い天気をつくり出すのも私自身なのだ。
という言葉のとおり、「哲学は、生についての省察である」という立場から、
幸福は誰かに与えられるものではなく、「自らの意志と行動によって
つくりだすもの」であると説いた。
・不幸になったり不満を覚えたりするのはたやすい。ただじっと座っていれば
いいのだ。人が自分を楽しませてくれるのを待っている王子のように。」 
      解)王子のようにただ待っているだけの人が何と多いことか。
  待つだけでなく、不平不満を言い、人のせいにする大多数のように。
・自分で自分を不幸にし、その不幸を伝染、増大させていく人々こそが
本物の不幸をもっと不幸にしていく」 解)正反対もいえる。
・よい天気をつくり出すのも、悪い天気をつくり出すのも私自身なのだ。
                 解)だから人生は意思の格闘技である。
・快楽を抑制したから人間は幸福になるのではなくて、幸福であるから
快楽を抑制することができる。 解)金持ち、喧嘩せず。
・喜びは行動とともにやってくる。 解)行動の行は決心、判断の意味がある。
 自分の勘を信じて行動をし続けよ、ということ。
・幸福は自分の手作りである。解)時間をかけ、ライフワークを続けることか。
・幸せだから笑うのではない、笑うから幸せなのだ。 解)自嘲も笑いか?
・未来に幸福が見えているなら、すでに幸福である。 
        解)おもしろそう!楽しそう!と思うことから何事も始まる。
悲観主義は気分に属し、楽観主義は意志に属する。 
      解)意志が濁ると意地になる。楽観6の悲観4の割合が丁度よい?
▼ アレンではないが、「幸福になる五ヶ条」が目前のパソコンに貼ってある。
「一、今日一日、親切にしようと思う」
「一、今日一日、明るく朗らかにいようと思う」
「一、今日一日、謙虚にしようと思う」
「一、今日一日、素直になろうと思う」
「一、今日一日、感謝をしよと思う」である。
                  これがいざ実行となると難しい。
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6048,何を許しますか? 〜読書日記 ー1
2017年10月04日(水)
          ―運命を変える質問 ・まつだみひろ著
   * 何を許しますか?
 著者は、「許すということは「誰を許すか」ではなく「相手の何)を許すか」
ということだと述べている。相手を許すことで、拘りを捨て自分を許すことが
出来る。その繰返しの中から軸が出来てくる。 許せない自分に問いかけると、
そこに己の弱さが見えてくる。 〜ネット検索によると
《 ガンジーの墓石には、撃たれた後のガンジー最後につぶやいた言葉だけが
 側面に刻まれている。 「ヘー・ラーム」・・・ おお、神よ!という言葉。
3発のピストルの弾丸を撃ち込まれたとき、ガンディーは自らの額に手を当て、
「あなたを許す」という意味の動作をしたと伝えられる。そして、最後の言葉
がこれだった。ガンジーの 言葉 に『弱い者ほど 相手を許すことができない。
許すということは強さの証だ。』 というのがあります。》
▼ 何かのトラブルで相手と対峙したとき、相手の全人格を否定しがちになる。
 それで人は多くの絆を失う傾向が強い。(特に私にいえるが)そこで、何が
許せないか、を冷静にみれば、些細なことでしかない。弾丸を撃ち込まれた
ガンジーが額に指さし、何を思ったか? 今朝がた、この言葉を思いながら、
額に手を当ててみた。そして浮かんだ言葉が、これまでの「何を許すのか?」。
大家族の末っ子の立ち位置で育ったため、「何処かで必ず許されていた」経験
が根に存在する。 家族の中では「何を」でなく「全人格」が、まず許される。
しかし一歩、外に踏み出せば、そこは何という部分だけでなく、一つの誤りが
全人格まで否定してしまう世界。問題は、それを自分に当てはめてしまうこと。
「‘誰を’というより、誰の‘何を’ゆるすか」の道理を知っているか否かで、
運命は変わっていく。何をしてきたのだろう… 人には両親の絶対愛が必要だ!
様ざまな理由で、その条件が満たされないため、「神の愛」が必要条件になる。
・・・・・・
5681,瞑想とは 〜2
2016年10月04日(火)
          <ボケない!脳が若返る「めい想パワー」SP
                 2016年9月28日(水)午後7時30分>
  * 手軽にできる様々な瞑想法
・30数年前に「般若心経」を暗記して、以来、新幹線や、飛行機内の
 暇時間に唱えている。これは、瞑想に似た状態である。
・夜は20時過ぎに早々、寝るため、深夜の0~1時に目が覚める。そして、3~4時間、
 欝々とした時間を過ごしていたが、「ヨガの死者のポーズ」からヒントを得て、
 <夜半の眠れないこの時間を瞑想タイムに切替えよう>と思い立ち実践している。
 過去の面白いフラッシュ楽しんだり、思いたったテーマに集中したり、過去の
 思い出を浮遊したり、このブログ内容を考えるようにした。
これらは訓練さえすれば可能である。朝のTVドラマで、主要メンバーの一人が、
何かを集中して考える時に、『知恵の輪』を外すことに熱中していた。これも
瞑想の一つ。あと、単純作業をしていると、途中から忘我状態になり、奇妙な
悟りの気分に入っていく。これも瞑想状態と酷似している。
 ここで、「手軽にできる様々なめい想法」を紹介している。
 〜NHK/HP〜より
≪「ためしてガッテン」の番組では、目をつぶって行うめい想以外にも、
 Fmシータ波がたくさん出て、めい想の効果が高いと考えられる方法を
専門家から紹介してもらいました。
 1.ダーツ
ダーツは、強い集中力がもとめられるスポーツで、Fmシータ波がたくさん
出ることがわかっています。昼休みや勉強の前などにダーツをすると、
集中力が高まり、めい想の効果が発揮されることが期待できます。
 2.模型製作
脳と情報処理の専門家、東海大学情報理工学部の高雄元晴さんは、模型を作る
ときに極めて強いシータ波が出ることを確かめました。模型を作っていると、
何時間もあっという間に時間が過ぎてしまうほど集中してしまうことが
ありますが、めい想を行ったのと近い効果が期待できます。
 3.まごころめい想
チベットや、オーストラリアのアボリジニの伝統にヒントを得た、祈りに
近いめい想法です。まず、自分が一番リラックスできる場所にいることを
イメージします(自分の部屋や、大自然の中など)。
次に、自分の家族、友人、動物などをイメージし、それらを癒すことを
イメージしてください。自分のあまり好きでない人などの事も、優しく
イメージしてあげるのがポイントです。時間は、アラームなどをセットして、
3〜7分程度をおすすめします。≫
▼ 飛行機内のエコノミーの席で、何もしない状態で、10数時間の拘束状態
 に置かれるが、高速移動の乗物では何故か頭が冴えわたる。それを有効に
使わない手はないと、20回目辺りから気づいた。目の前に据付けられた機器
から流される映画や音楽もフルに使える。人間は脳の2〜3%しか、使ってない
というが、その枠を解放する役割が、瞑想ということになる。その為には、
現在、縛られている役割(枠組)から、ドロップアウトをする手段でもある。
 で、偶然だが、去年の以下の内容に脈絡が続いていく。