<「めんどうくさい」がなくなる本ー鶴田豊和著>
   * 幸せの4つの種類
「幸せの4つの種類」とは、これ如何に? これからすると、この6年半の
スケジュールは、この4種類で構成されている。 変化も受容し、適応さえ
すれば、幸福感は維持することが可能。この4つの感情の背後にはネガティブな
感情が広がっている。しかし、意志の力でポジティブに替えることが可能。
  〜4つの幸せの種類とは〜
< ・一つ目が、「ポジティブな動的感情」
  〜たとえば、楽しい、うれしい、おいしい、ワクワク、興奮の感情を指す。
・二つ目が、「フロー状態」。
  〜何かに没頭している、夢中になっている状態。
・三つめが、「自分が行っていることに、意味や意義を感じている」こと。
・四つ目が、「ポジティブな静的感情」です。
  〜心の安定や穏やかさを指す。自然の中で一体化をしている時や、海の中で
  海を見ながら家族と一緒に過ごしている時や、瞑想をして、無心状態の時。
☆ ベストセラー作家で、幸せに関する世界的エキスパートであるマアーシー・
 シャイモフは、この4つ目のポジティブな静的感情を「理由なき幸せ」と呼んで、
 最高の幸せと、説いている。
☆ 1つ目の「ポジティブな動的感情」には、負の側面がある。この感情は、
 瞬間的であり、それに慣れてしまうと、幸せを感じなくなってしまう。
 この幸せの維持のためには、ハードルを上げなくては幸福感が保てなくなる。>

▼ 欧米の休暇のレジャーで、リゾート地の浜辺での日光浴がある。ひたすら
 ボーッとする。これが「理由なき幸せ」である。スケジュールの中で、どれに
なるのか、内省すると、20時から熟睡した後の0時から4時辺りのウトウト状態。
ヨガから取入れた「死者のポーズ」。様ざまの過去や、最近、起こった事象が
自然発生で浮かんでは消えていく。魂の抜け殻の、この私。「死んでしまえば、
全ての感情はカスリキズ」と思い気を楽にする。所詮は「珍獣」と「珍ころ」
の対話でしかないと。 この2つの設定も考えるためのパピット(指人形)。
0〜4時までの時間帯を、「ポジティブな静的感情」
4〜6時までの、随想日記の完成とネットへのアップが、「フロー状態」
6〜7時までの、ポタリングが、「ポジティブな静的感情」「フロー状態」
9〜12時の、読書と「随想日記」の構想と下書きが、三つ目か。
 午後からはフリーになり、20時の就寝に至る。
その間の隙間に、様ざまなネガティブな感情の嵐が起こっては消えていく。
これがなかったら、即、痴呆症だろうに。 だから面白い。それにつけても、
呆け顔が多い。 悩みが無いというより、「正・中心・一点・無」= 
「生死の問題」から目を背けている。
  <エッ、見たふりしている私よりマシ?> 
 で、以下のとおり、線路が続いていく、いつまでも!

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5712,つれづれに哲学 〜ヤスパーの「実存」について
2016年11月04日(金)
   * ヤスパーの「実存」について
 音楽を聴き、演劇を観て、スポーツの観戦に、大自然の光景に、心を大きく
動かされ感激することが、「哲学的真理」という。それは、それを受け入れる
ことのできる人だけが受け取ることができる権利。 ヤスパーの「実存」
について、明快な文章があった。 (「世界の哲学・思想」小須田健著より)
≪ 他のだれでもない唯一の存在である私を指す言葉を「実存」という。
 ヤスパースによれば、客観的には分析できないし、知識のように知る
ことも出来ません。自分で実感するしか仕方ないのが、「実存」である。
 通常、私たちは成長につれ、自分の世界の果てしなさに一度は圧倒される。
その果てしなさを実感したとき、自分がこの世界のどの辺りにいるか、知り
たいと思う。 様々な経験から、自分は世間の人々と同じ一人でしかないと、
実感したとき、このかけがえの自分が、他の誰とも違う自分という意味での
実存を私たちに確認させてくれる。ヤスパーによれば、各人に固有なあり方
のため、客観的な事物のように分析ができないし、教科書で学ぶ知識の
ように知ることができない。実存は、ある意味で実感するしかない。
 ヤスパースは、各人に実存を与えてくれる経験を、「哲学的真理」と
呼びました。これは、それを必要とし、耳を傾ける心構えのある人にだけ
大きな衝撃を与えてくれる体験のことです。
例えば、ある音楽,小説、映画や出会いから、生涯色あせないインパクトを
受けた経験は、誰にでもあるはずです。このように、他人には取るに足らない
ことでも、自分にとっては切実に響いてくるのが、哲学的真理です。
このような真理との出会いを経験した時、人は確実にそれ以前とは違う
自分になっています。
 つまり、人間は、いろいろな経験を通して常に生まれ変わり、どんどん
向上していく存在なのです。だから、ヤスパースは「人間であるということは
人間になること」である、と説いたのです。 この実存を高める経験の中で、
ヤスパースが最も重視したのが「交わり」の経験。
これは、通常の言語的コミュニケーションとは区別され、切磋琢磨しあい
ながら高まりあっていく人間関係を指します。 ヤスパースは、それを
「愛しながらの争い」とも呼びました。 交わりとは、自分の既成の価値観に
充足せず、常に新しい遭遇の可能性を開いておこうという態度であり、
自分が自分でなくなるような出会いの経験です。≫
▼ 前に取上げた、「限界状況」や「超越者」が、ヤスパーの論として有名。
死や苦悩、争いといった自分ではどうしようも出来ない「限界状況」に直面した
とき、わたしたちは挫折します。しかし、こうした問題は他の誰かに代わって
もらえるものではない。自分の有限性を自覚できるのは自分だけだからである。
この有限性の自覚を通してのみ、自分を超えた真の実存「超越者」の存在に
気づくことが出来るのです。死や苦悩を受け入れ、強い意思をもって生きる
ことで、限界状況から脱出できると、ヤスパースは説いた。
ヤスパース夫妻の収容所送致の日程も決まって、もはや自殺というときに、
米国軍がハイデンブルクを占拠し、妻と共に奇跡的に命拾いをした。 
彼によると、「自国の政府によって殺される寸前、敵国の軍隊により命を
救われた」ことになる。「限界状況」や「超越者」から考えみると、
<創業そのものが、実存の経験である!>  また秘異境旅行も然り。
 そこで見る光景の感動が、内なる「超越者」を垣間見ることになる。

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5347,事前の一策は、事後の百策に勝る 〜2
2015年11月04日(水)
 何時ものようにボ〜っとしていたら、「事前の一策は、事後の百策に勝る」
という格言が浮かんできた。そこで以前、このタイトルのテーマを書いて
いたことを思い出した。 HP内検索で調べると、15年近く前であった。 
 会社整理も、事前の一策、いや10策・20策を長年かけ立てていたため、
最小の打撃で終えることが出来た。考えれば事前にしか出来ないことは、
幾らでもある。楽観だけでは世渡りはできない。最悪の事態の用意を、常日頃
から立てておく必要性をつくづく思い知らされる。事前の策は、最悪の事態を
想定し、シェルター、救命ボート、セフテイー避難口を用意してことである。
これは創業設計からの事前段階に組入れておくか、長年かけた準備をすれば、
さほど難しいことではない。これは、サラリーマンや、二代目には、何のこと
やら理解できない。幼児から少年期の両親の倒産の不安話からも学んだ事。
 この事業清算で、多くの人たちの視線、視点が滑稽にみえていた。
私の知る限り9割以上が最悪の想定の対処がしてない?のではないか。
それぞれが知っている範囲でしか判断できないことが透けて見えてくる。
 当時の私より、推定だが9割以上の中小企業の万一の備えが悪いことを
知らないで、「他人の不幸は蜜の味」と他人事と冷笑していたようだ。
 両親の倒産・夜逃げ話が、私に取っての子守唄であったことを誰も知りうる
はずはない。他人の隠された経験を推し量れないのは、自分自身にも当て
はまることを「合せ鏡」として知るに絶好であった。何事も、自分の分厚い
様ざまの色のサングラスを通してしか理解できないことが自覚できてない。  
 何事も、一に準備、二に準備、三に準備が必要である。 人生においての
準備は、ベースとなる教養である。他人様の教養度は、少しの接触では計れ
ない。その段差が大きいと、浅い人からは皆目、知る由がない。
 あれから4年半、あと半年で5年(私にとって)の喪があける。
あの結果が、私の人生にとってベストと思えるかどうか? 
どのみち同じことか! 人生は絶妙に出来ている。
「事前の愚作は事後の百策をフイにする」というところか、人生は!
―――
2002/01/16
事前の一策は事後の百策に勝る

生きてきて、事業を通してつくづく感じる事である。
これは準備の大事さ、計画の大事さをいっている。

ビル計画の場合、出来上がった後「こうしておけばよかった、
ああしておけばよかった」ということが出てきても、その
修正に莫大の費用がかかってしまう。従ってアアでもないコウでもない
と仮説を立て、あらゆるケースを考え設計にエネルギーを叩き込む。

これ以上もう考えられないところまで、考え尽くす。
それをどこまでやれたかが、10年〜20年後に結果として出てくる。
宮大工は、自分が死んだ数百年後の修理のことまで十分意識して、
建物を造るという。数百年後の宮大工を意識して仕事をするという。

以前何かに書いたが、成功の言葉は「練り上げ成す」という。
事前の一策を練る事といえる。
一般にみていると、「事前の一策の戦略ミス」を「事後の戦術でカバーして
いるプロセスを踏んでいる」ケースが多い。本人はその意識もないレベルだが。
他人事でないか?事前の一策をどう打つか、立てるかがポイントになってくる。

それでは「それを十分に立てることが可能か?」もちろん「可能」である。
十分な情報収集とその分析に、時間とエネルギーをかけることである。
過去の自分の失敗事例と成功事例を振り返ると、ここに行き着く!
準備とは集中の要である。準備とはなんに集中するかを、
とことん突き詰める事だ。

計画中断も一策かもしれない。根本から数回やり直すことも、
必要だったらやるべきだ。やる前ならどうとでも修正できる。

結婚もそれがいえるかもしれない。以前は「足入れ婚」があったという。
数年住んだあとで、籍を入れる、ああそうか今は同棲という形か!
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4982,瞬間説得 ー3
2014年11月04日(火)
    「瞬間説得ーその気にさせる究極の方法」ケヴィン・ダットン著
  * 美人であることが、瞬間説得になる!
 「美人は本当に得か?」という研究を社会心理学者がしたところ、
その答えは、「本当」である。今さらで驚くべきことでないが、
女性にとっては大問題。 ーその辺りを要約するとー
・署名活動で、美人の方が普通の人より格段に多く集めるし、
・美人のボランティアが立っている慈善街頭募金は、圧倒的に金額が多いし、
・裁判でも、容姿の魅力が効果をあげ量刑が軽くなっているという。 
アメリカの大学の実験で、男子大学生に事前に被験者の細かい情報に加え、
 美人と、そうでない人の写真を混ぜておくと、事前の10分間の電話打合せ
 では、魅力度で、対応に明らかな変化をもたらす結果だった。
・もっと露骨な調査があった。排卵期、月経期、その他のグループの3つに
 分けて、どのグループの女性が、持てたかというのもある。もちろん、
 子供ができる可能性が高い排卵期の女性で、フェロモンが出ていたため?
   ーこのジョークが、まさに瞬間説得である。
《 交通警察官が、スピード違反でバイクの男をつかまえた。
「違反切符を切れないような、納得できる理由があればいってくれ」と警官。
「それがさ。先週、女房がおたくの警官と駆け落ちをしたんだ。それが、
パトカーを見たとたん、彼女を帰しにきたかと思って逃げたんだよ」》
 身近なペットを見ても、それぞれの方法で飼主への瞬間説得を身につける。
ペットのインコは、鳴き声と、止り木での回転と、視線で瞬間説得をしている。
アイコンタクトも、女性の流し目も同じ。「目は口ほどにモノを言い」である。 
TVのスポットCMも、15〜20秒の瞬間説得になる。特に、女性への
コンプレックスCM(化粧品、ヤセ薬、装飾品)が巧妙で見ていて面白い。 
香水は、瞬間説得の最たるもの。 それと褒め言葉も。
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4615, 閑話小題 ー愛すればそっくり
2013年11月04日(月)
   * 愛すればそっくり
 30年間、ウォーキングとポタリングを続けてきた中、犬の散歩と行き
あってきたが、何故か犬と飼い主の姿と顔が似ている。TV番組で、その
レポートをしていたが、学者まで出て分析をしていた。犬と飼い主の写真を
左右において、ペア当てをしたところ、7割が一致。そこで、目だけを両者
切り取ってペア当てをさせたところ、やはり7割が一致。同じ環境で、
似たようなものを食べていれば似てくるのか? しかし飼った年月が長い
ほど似てくるか? といえば、そうでない。そこで「自分に似た犬を無意識に
選定する」という説がクローズアップ。同じ環境と、互の性格が同化する説が
尤もらしい。 似た者夫婦というが、同じ? 犬は上下が明確だが、夫婦は
対等?で、愛憎相まり!正反対の顔になっていくケースが多い? 
   * シネマ『スティーブ・ジョブズ
 シネマで『スティーブ・ジョブズ』をみてきた。ーシネマのブログにはー        
【 常に既成の枠組みを打ち破り、理想を求め続けたスティーブ・ジョブズ
人と違う考え方を貫き、周りの人全てを敵に回した<反逆児>が、どうやって、
世界中の人に愛されるデバイスを創ったのか。 シリコンバレーの寵児と
呼ばれながらも繰り返される成功と挫折の狭間で、彼は何を考え、何を想った
のか―。1970年代、友人たちと共に自宅ガレージからスタートしたアップル
・コンピューター。 その類稀なる創造力により、文字通り“世界を変えた”
天才の半生を描いた大注目作。】
▼ ジョブスに関するドキュメントは、幾つかTVで取り扱われており、
 シネマは、それらを忠実に物語化。その中で、ジョブスが、マイクロソフト
ビル・ゲイツ氏に電話越しに怒鳴りつける場面が圧巻。ジョブスは
「絵文字をモニター画面上に表したりマッピングの概念」をゼロックスから
盗み、そのアップルからゲイツが盗作したのである。
《 画面をスクロールするために「ボタン」をかたどった部品の絵を使ったり
 して、PCを直感的に、しかも簡単に操作できるようにしたウィンドウズは、
これらの経緯で出来ている 》ということ。
 映画では、ガレージでアップルを興した20代初めから、晩年までの約30年間
ジョブズ氏の人生のストーリ。まず学生時代に、友人たちと自宅のガレージ
でアップルを設立するところからスタート。4年で株式を上場させ富と名声を
手にするも、目に余る傍若無人ぶりで「君自身がアップルの敵だ」と役員の
全員一致で解任されてしまったジョブズ氏が、それでも夢を諦めずピンチに
陥ったアップルに立ち戻って「アップルをもう一度クールに」と大胆かつ
斬新なビジョンを実現していく。そのキッカケが、iPodである。
そしてiPhoneiPadにつながっていく。ウィンドウズも元といえば、ジョブス。
ジョブス、ゲイツは、明らかに歴史を変えた人物として残る。 〜評価85点
・・・・・・
4240, 雑談ネタ、酒の肴ネタ ー13
2012年11月04日(日)
  * 駅伝のルーツとは  ー「ルーツ大全」インフォペディア編より
 今日、大学選抜の駅伝が行われるが、駅伝のルーツが、この本にあった。
飛脚がルーツという感があったが、なるほど、色いろな経緯があった。
箱根駅伝もTV中継をするようになってから爆発的にファンが増えた。 
 −まずは、その辺りを抜粋する。
≪選手がリレーして走る、いわばロード・リレー・レースである駅伝は、
 日本発祥のスポーツである。最初に駅伝が行なわれたのは、1917(大正六)年
のことだ。この年は、京都から東京へ首都が移ってからちょうど50年目にあたる。
当時の有名企業は、こぞって50周年の記念行事を計画し、駅伝はそうした企画の
なかの一つとして、考案されたものだった。駅伝を発案したのは、当時はまだ
朝日新聞毎日新聞の後塵を拝していた読売新聞の青年社員。彼は、京都の
三条大橋から東京の上野を結んで、昔の飛脚のように東海道五十三次をマラソン
リレーする斬新なアイデアを考え出した。「駅伝」という名前はこの時考え
出された。鉄道の駅に立ち寄るわけでもないのに、なぜ駅伝という名前が
つけられたのだろうか。これは、古代の「駅伝制度」にちなんでいる。
古くは飛鳥時代から、日本の主な街道には、急ぎの使老が乗り継ぐための
馬を配した「駅馬」「伝馬」が置かれていた。選手たちが次々に走り継いで
いく様子をこれになぞらえ「駅伝」と名づけたのだ。この日本初の駅伝は、
関東組、関西組のニチームで争われ、選手たちは三日間昼夜を徹して東海道
走り抜いた。沿道は世紀の大勝負に大観衆が熱狂して声援を送り、最後は
関東組の勝利に終わった。この駅伝大会が成功したため、三年後は東京と箱根
を往復する駅伝大会が始めている。これが現在の箱根駅伝。最近では海外でも
駅伝が行なわれている。日本が生んだ競技が、世界に広がりつつある。≫
▼ 駅伝は順調でもチームの一人が倒れれば、それで終わりとう危険がある。
だから、見ている分には面白い。倒れた人は、それで一生の傷を負う。
甲子園の野球に、似たところがあって、そのドラマは残酷でさえある。
 ・・・・・・・
3875, ギリシャ危機の実態とは? −2
2011年11月04日(金)
  * 呆れたギリシャと、日本
 ギリシャが支援を受けるには借金を減らすため政府予算をきりつめなければ
ならず、国民の反発が強い。否決されれば、欧州の解決策が白紙に戻る。
そのジレンマの中で、何と国民投票ギリシャ首相が表明したとニュースに
あった。いずれ破綻をするのなら、一度破綻させ、ギリシャをEUから
外せばよい。一つ間違えると、世界は恐慌。いや、既に瀬戸際に立っている。
本来は10月に起こって不思議でない恐慌が、少し延びているだけ。
まず、その記事の一部をコピーから・・・
【 欧州の政府債務(借金)問題への懸念が再燃し、株安やユーロ安を引き
 起こした。ギリシャがユーロ圏各国による支援策を受け入れるかどうかを
国民投票で決めると発表し、否決されれば欧州問題が解決できなくなるとの
不安が強まった。独仏首脳はギリシャ側と2日に緊急会談を開き、対応を協議。 
1日の欧州株式市場では、ドイツの株価指数が一時6%、フランスの株価指数
が一時5%を超える大幅な下落になった。とりわけギリシャ国債を多く持つ
仏金融大手のソシエテ・ジェネラルやBNPパリバなどの株価が大きく落ち込み、
金融機関の経営への懸念が強まっている。その後のニューヨーク株式市場も急落。
大企業で構成するダウ工業株平均は一時、前日終値より約320ドル下落した。 
欧州通貨「ユーロ」も売り込まれている。1日午前の東京外国為替市場では一時
1ユーロ=109円台をつけたが、その後は 円高ユーロ安が進み、欧米市場
では106円台になった。】
▼ 世界の金融関係者は固唾を飲んで見ているが、日本は、他山の石でない
 から大変である。問題はギリシャだけでなく、他のPIIGSが控えている
こと。その上にアメリカも、日本も、そして中国も大きな地雷を抱えている。
各国の指導者の誰も、その解決方法が分らず、成り行きに従うしかないのが現状。 
ギリシャの公務員数が、何と人口の10パーセント。日本の公務員数はというと
400万人。国家公務員100万人、地方公務員300万人。多いといっても3%。
話は飛ぶが、日本の公務員は、退職金とか公務員年金を給料に換算すると年に
一千万近くになるという。で、それを掛けると、何と40兆円になる。
国家予算と、地方の予算は別としても、国家予算より多いことになる。
で、国の予算が実収入の三倍。 当然、待っているのは、国家破綻である。
そして韓国がIMFの管理下で血の滲むような、合理化をせざるを得なかった
道が目の前に待っている。同調バイアスと、正常性バイアス、そして他愛主義者
が政権をとっていることもあり、国民は大津波の前の土手で、車に寄りかかって
プカプカとタバコを吸っている姿に類推できるのが、現時点。海岸線の危ない人
の話だけでない。