● 誕生日のパラドックス(の法則)
 一堂に会した23人で50%、41人で90%の確率で、同じ誕生日の人が存在すると
いう法則。これは一見、「40人いれば自分と同じ誕生日がいる」と思いがちだが、
この数値は「40人のうち、誰かしら同じ誕生日の組が存在する確率」のこと。
◎ 50人位のセミナーで講師が、「今月の誕生日の人は手を上げてください!」
 というと。7〜8人の人が手を上げた。12分の1で4人と思いがちだが、2倍になる。
「講師は因縁とは、こういうもの」と、説明していたが、この向きの科学的研究
もあるような。因縁の「因」は直接原因、「縁」は間接原因、この二つがあって
因縁が生まれる。哲学の大命題に「存在論」がある。いま、ここに、存在する
不思議の問題に繋がっていく。 
 ―
   ● 90:9:1の法則
 OSやブラウザ、検索エンジンなどのITサービスにおいて、市場に参入する企業の
シェアが90:9:1の比率になるという「90:9:1の法則」がささやかれています。
・最も人気を獲得し多くの人の支持を得たサービスが市場の9割を独占し、
・2番手が9%を、
・3番手は、1%を確保するのがやっとで、他のサービスは数字上は存在しない
 に等しいという、弱肉強食の世界を指す。
◎「20対80の法則」より、一強に力が集中する現象を示す比率。これは進化速度
 の早いIT産業なればの法則だが、社会的格差にも適応する。優勝劣敗の徹底の中
こそ、進歩が生れるが、残り1%しか99%に行き届かない社会問題に行き当たる。
日本の先をいくアメリカ社会を知るにつけ、日本も同じ道を歩むことになる。
 〜以下の文章は、2ヶ月前のテーマ〜 これが現実。
――
『超一極集中社会アメリカの暴走』 
 2017年8月30日

 図書館から『新潮45・6月号』を借りてきた面白いリポートがあった。
【 世界を呑込む「超一極集中」社会〜アメリカの暴走」を著者が解き明かす―
 上位0.1%の超富裕層がすべての富を牛耳り、ますます金持ちに
 (小林由美)】のレポートがあった。
 〜ネット検索をすると、ジャーナリストの池上彰の解説があった〜
  〜ネット検索をすると、ジャーナリストの池上彰の解説があった…
【 アメリカ“強欲資本主義”の現実
 <池上彰が『超一極集中社会アメリカの暴走』(小林由美・著)を読む>    
アメリカのトランプ大統領による予算教書が五月に提出されました。
アメリカの大統領には予算編成権がありません。予算を編成するのは議会。
そこで大統領は、「こういう予算を組んで欲い」という要望を予算教書として
提出するのです。 トランプ政権は所得税法人税の大幅減税を打ち出して
います。金持ちほど大幅に税金が戻ってきますが、庶民には恩恵がありません。
その一方で、貧しい家庭に食料を支援したり、低所得者が医療を受けられる
ようにしたりする施策は予算が大幅にカットされます。去年の大統領選挙で
トランプに投票した支持層が打撃を受ける予算案です。金持ちは一段と金持ちに、
低所得者はさらに生活が困窮していく。アメリカの現状を象徴する予算案。
金持ちの一極集中が進むアメリカ。書名通りの事態が進行しています。
アメリカの所得格差が大きいことは日本でも知れ渡っています。国民のわずか
1%の人が富の大半を所有している。そういう認識を持っている人が多いと思い
ますが、もはやそんな状態ではないと著者の小林由美さんは指摘します。
上位0・01%の2014年の平均年間所得は2009百万ドル(約32億円)という驚く
べき数字です。上位0.1%で見ると平均所得は6百万ドル(約6億6千万円)ですが、
上位1%で見ると、126万ドル(約1億4千万円)に下がります。 過去の歴史を
見ると、1980年代以降、上位0・1%の所得は増え続けているのに、それより
下位はほとんど増えていないという現実があります。
・こんな格差社会で我が子を「勝ち組」にするには、質の高い教育を受けさせる
必要があります。そのためには幼稚園から私立に入れる。ところが私立の幼稚園
の学費は日本円で年間300万円。私立大学の四年間の学費は計3300万円。
いったい誰が払えるというのか。もちろん奨学金制度はありますし、学費ローン
を借る手もありますが、大学卒業と同時に多額のローンの負債を抱えることに
なる若者も少なくありません。「大学を卒業して社会人として第一歩を踏み出す
時には、多くの人が既に多額の借金を負っている。これがアメリカの現実です」
・こんなアメリカで繁栄を謳歌しているのが金融業です。資金を集めて投資する
ファンド。その周辺には、アナリストやトレーダー、ブローカー、投資顧問、
コンサルタントなど数多くの人が群がります。「こうした介在者の増大が金融
サービス従事者を増やし、その人件費と利益が金融サービス業の付加価値として
国内総生産GDP)に現れ、不動産金融も含めると、金融サービスはGDPの12%
近くを占める主要産業になっています」
・強欲資本主義の支え手である富裕層は、自らの利益のため政治家に接近する。
民主党は都市の進歩派富裕層やハイテク産業から政治資金を得て、都市部に
集中しているマイノリティを取り込み、共和党重厚長大産業やエネルギー、
金融界から政治資金を得て、中西部や南部に集中している貧しい白人を取り込んだ」
アメリカという国が分断されるわけです。アメリカという国を分析する著者の筆法
は鋭く、ときにアメリカに対して絶望的な気分になりますが、他方でアメリカの
強さも知ることができるのです。(池上 彰)

▼ トランプ大統領になって以来のアメリカの分断は、この本を読むと、理解
 出来るようだ。10年前に、同じタイトルの本を出している。出だしからして、
アメリカ人は4種類しかない。超金持ちと、仕事のプロと、貧乏人と、社会的
 落ちこぼれだ--。>である。この現実が社会問題にならないのは、誰もが、
アメリカンドリーム、「いつか私も大成功し… 」の妄想があるため。現在の
日本も、同じ傾向になっている。 情報機器も含め4割が情報関連を占めている
現在、若い人は、何はともあれ上質な情報と知識に対し、敏感であらねば。

・・・・・・ 
5706,マネー・ワールド � 〜資本主義の未来
2016年10月29日(土)

 第3週の「巨大格差のその先に」が、現在の世界を端的に示している。
社会主義圏が消滅してしまった結果、資本主義の弱肉強食の一強総取りが、
ますます強くなり、貧困層が露出し始めている。日本の宗主国アメリカが
弱体化を始めた現在、日本は、その影響をもろに受けている。
特に地方経済が惨憺たるもの。 〜その辺りより〜
  ☆ 世界的に巨大格差が広がっている
≪・日本では6人に1人が貧困層で、先進国 30ヶ国中、メキシコ、トルコ、
 アメリカに次いで世界四位に、平均は7人に1人になっている。 超富裕層
 に富が集まり続け、もっとも裕福な62人と下位36億人の資産が同じ。
 現在の世界の人口が約70億人なので、世界の人口の半数の人と62人の
 資産が同じという驚愕な内容。36億人の平均年収が5万円、62人の平均が
 3兆円という膨大な差。世界各国で、この巨大格差で資本主義に対して、
 デモが起こっている。
・その中で、「共有型経済」なるシステムが出来上がりつつある。
 日本でも中古の販売が伸びていて、無料で物をやり取りできるスマホ
 アプリなどが人気。当人にとって不用でもほしい人が案外いるので、
 これを推し進めた経済がどのようになっていくか。
・巨大な格差の実例として、米シアトルでは、テントシティーと呼ばれる
 テント村が市内に8か所あり、公的に認められている。ここ数年、不動産
 が高騰し、仕事があるが住むところがない人が多くいる。シアトルに
 テントシティーなどがあるとは。働いていて、家が借りられないのは、
 日本の地方では考えられない。これに対して、富裕層は、“ビリオネアが
 アメリカには500人いる。
・右上がり社会では、‘シャンパンタワーのグラスからしたたり落ちるよう
 に富が下に分配されるが、低成長になると、そのシャンパンタワーの一番
 上のグラスが大きくなり、下には流れない。「シャンパンタワーのように
 上が満たされれば、下が潤ってくる可能性は高いので格差も必要なことだ」
 という主張があるが、シャンパンタワーの一番上のグラスが大きくなると
 富を全部飲み込んでしまうのが現状」との解説は、わかりやすい。
・日本でも一人親の貧困率が50.8%と世界最高レベル。最近は貧困問題が
 話題に出るが、まだ極貧は少ないが、貧困で子供の進路が選択できない話題
 が、最近多く聞くようになった。
アメリカで新たな動きが始まっている。モリス・パール(元資産運用会社)
 がパトリオティック・ミリオネアという団体を設立して、「富裕層への増税
 「最低賃金の引き上げ」を掲げて、貧困層を中間層へ引き上げるための活動
 を始めている。
   ☆ 資本主義経済から「共有型経済」
・アダムスミスが唱えた資本主義の感情で重要なものを「利己心」と「共感」
 を上げていて、共感は相手の不利益にも考えを及ぼすことだと言う。
 この時代、この共感が薄れてきているので、格差が広がっているのでは
 ないかということでした。≫
▼ Amazonで購入する本の多くが新中古本。一度、店頭に並んで返品された本
 だが、新品と何らかわらない。電化製品は、ネット上から買えば、2割以上は
 安い。知恵さえ使えば、現座の日本では何とか生きていけるが、今後は如何
 なることやら。資本主義社会では、社会格差が勤労意欲となり、必要悪と
 されるが、一強多弱が過ぎると社会の停滞を引き起こす。

・・・・・・
5341,女はムズムズ、男はムラムラ 〜身の下相談
2015年10月29日(木)
          ー身の下相談にお答えしますー 上野千鶴子
  * 社会学者の人生相談 
       〜性欲が強くて勉強できません
                   相談者浪人生 女子18歳
 生涯独身の社会学者が、身の下相談とはいかに?である。
まず、目に付いた若い女性の性欲に対する答えが軽妙でよい。 
  〜その相談と返答〜
≪ 18歳の女子浪人生です。私は性欲が強いんじゃないかと悩んでいます。
小さい頃から性に関して関心があり、自分でも不思議でした。自慰行為を
しては嫌悪感にさい悩まされました。今は自分の行為を、自分で理解できる
ようになりましたが、情けなくなってしまいます。何より今困るのは、性欲
が強いために勉強ができないということです。自習室にいるときは別ですが、
家にいるとそういう行為に逃げている気がします。 性に関してはこれから大人
になれば、いくらでもそういう機会はあるでしょうが、勉強は一番やらなければ
いけないことですし、私自身も一番やらければいけないことですし、私自身も
勉強が好ぎなので、そのようなことばかり考える時間を持ちたくありません。
 女性も男性のように性に関心を持ったり、性欲が強かったりするのは当り前
だとは思いますが、私はまだ子どもなのにそんなことばかり考えるのは少し
不謹慎だと思ってしまいます。私はまだ性交渉を持ったことはありません。
いたずらに性交渉を持つべきじゃないという思いが性欲が強いこととつながって
いるのでしょうか? 今は時期的に性欲が強いんだろうと思うのですが、どう
うまく自分と付き合っていけばいいのか、同じ女性として上野千鶴子さんに
ご意見、アドバイスいただければと思います。
  ● 回答〜むずむずしたら自分でほぐしましょう
 回答者のご指名を受けて、光栄です。下ネタに強い、と思われたんですね、
アタリです。あなたは性欲が強いとか。どうしてそう思ったんですか?だれか
と比べてみたんですか? だれでも小さいときから性に関心を持っていますし、
その関心はだんだん強くなります。18歳はとうてい「子ども」とは言えません。
他人とくらべてどうかはわかりませんが、おそらく人生のなかでいちばん体力
とともに性欲の強い盛りじゃないでしょうか。男性に聞くと、20歳くらいが
ピークでそれから性欲は衰えるいっぽうだそうですよ。性欲と性交欲とは
ちがいます。性欲は相手がいなくても満たすことができます。
性交欲は対人関係を求める欲望だから、こちらはすこしやっかいですね。
相手が同意しないと成りたちませんから。でもあなたにあるのは性交欲では
なく性欲でしょう?それなら話はかんたんです。むずむずしてきた時は、肩の
こりをほぐすように自分で緊張を解いてあげましょう。 江戸時代には
「自行安味」とも呼ばれていたくらいですから。
 マスターベーションを「自涜」と呼んで撲滅しようとしたのは明治人、
それを「自慰」というやさしいことばに呼びかえたのは大正期の性科学者たち。
青柳有美はマスタベーションを「人工遂情」と訳して「気がはきはきして頭が
すっきりする」と書いています。セックスのよいところは必ずフィニッシュが
あること。それにマスタベーションは妊娠の心配もないし、だれにも迷惑が
かからないため、すっきりしてから勉強に向かうほうが集中できるでしょう。
セックスには2種類あって、マスタベーションは自分の身体とのエロス的な
関係・性交は他人の身体とのエロス的な関係のことです。どちらかがどちらか
の代用をすることはできません。自分の身体のエロス的な使用のしかたを
知らない人が、他人の身体とエロス的な関係を結ぼうなんて、無免許運転みたい
なものでふらちです。自分のエロスのツボをよお〜く学んでおくと、実際に
相手のあるセックスをしたときに、そのセックスのクオリティのよしあしが
よくわかりますからね。己を知り、敵を知らば百戦あやうからず。
あれ?性交は闘いじゃありませんでした。セックスを他人を支配したり
侮辱したりするためにやから使う輩もいるけど、これもふらちですね。≫
▼ シングルを生涯貫いてきた、若いときから著名な社会学者の上野千鶴子が、
 若い女性の性欲の悩みをズバリ回答するのも、面白いもの。

・・・・・・
4976,閑話小題 〜TVドラマのマッサンを見たことがある
2014年10月29日(水)
   * 面白い出会い 
 1967年の学生時代に、軽井沢・万平ホテルのレストランで、
NHK・朝ドラ「マッサン」を見たことがある。軽井沢友愛山荘のヘルパー
をしていたある日の午後、車で5分ほどの万平ホテルにコーヒーを飲みにいった
ところ、品の良さそうな老人が、秘書らしき人とコーヒーを飲んでいた。
近くの人が小声で、「あの人が、ニッカの創業者の竹鶴さんだよ」といって
いるのが聞こえてきた。二人とも黒のスーツにノーネクタイの白ワイシャツ姿。
品が良いが人を寄せ付けない空気が、その席に漂っていた。私の連れの話では、
奥さんがイギリス人で、数年前に亡くなったたという。当時も知名人だった。
まさか、47年後の朝ドラ主人公として、たち現れるとは思いもよらなかったが!
 懐かしい思い出の一コマであった。調べてみると、奥さんリタは1961年に、
マッサンは1979年に亡くなっていた。生まれが1894年というから、当時の年齢
は73歳。当時、かなりの年寄りに思えたのは、私が若かったため? ところで、
当時、親しくしていた友人を軽井沢に連れて行ったが、その後、軽井沢に別荘
を持ったという・・ その友人とは、卒業間際に大喧嘩をして、絶交状態? 
人生、色いろある。 所々にある大きな池と並木道を、山荘の宿泊客や、
同僚のホステラーと、早朝、歩いた良い思い出がある。学生時代には、将来の
手がかりも何もかも無かったが、背中に羽があるかのように飛び回っていた。
   * 家内が、ある会の議事録の筆記を頼まれて
 毎日、文章を十数年来、書いてきたこともあり、文章書には抵抗はないが、
家内にとって、議事録をまとめるのは初めての経験。必死の形相で四苦八苦。 
以前もイタリアのポンペイで迷子になった時の対処の礼に、機内で添乗員に
メモ書きに添えて礼金を渡すことにしたが、その文章が書けないという。
そこで、私が、家内にかわって書いたことがあったが・・ 
また、『どうしたら良いか?』というから、『上手く書こうと思うな。
雛形を探し、とにかく、拙速に書き上げること。問題は、その後の、書直しを、
何度かすること』と、答えた。 こういうのは、一気に書きあげるしかない。
この程度の随想日記でも、前日まで書上げた内容を、60〜90分もかけ添削を
している。 そう簡単に、気持ちの入った文章など出来ようはずがない。
 何事にも、言えることだが。
・・・・・・
4609, 閑話小題 ー金からの自由
2013年10月29日(火)
  * 金からの自由と解放感!
脳科学者・認知科学者の苫米地英人の『君は一万円札を破れるか』を図書館で
みつけ借りてきた。銀行に倒産させられた?バイオ企業の雄だった林原の専務の
著書『破綻』と並列に読むにちょうど良い内容。 脳科学者が、金融、特に
お金の本質を書くと、こうなるのか、と読むと尚の事、面白い。後日、ここで
取り上げるが、 概要といえば、《お金は経済支配者の洗脳でしかなく、
早めに呪縛を解いた方がよい》、と。森林(現実、経済社会)から、サバンナ
(隠居生活)に出ると、森での思い込みの枠が明確に見えてくる。長年の間、
恐れていた倒産で、汚名をきて、曝し首になっても、「それが、どうした!」
と開き直ってしまえば、何んてことはない。 地方の中小の三分の一が、今日
明日の資金繰りに追われ、残りの大部分が一歩手前。まともは1〜2割もある
かなしか。事業整理をした結果、今までの心労はゼロに近い。事業をやり直す
気持ちなどさらさらない。独り4時起床、ブログを書き上げ、6時にポタリング
に出て・・と、一日のプログラムを淡々とこなす日々。お金が無くて、不自由を
するかといえば、皆無といえば嘘?になるが、ほぼなし。全て、やりつくした
感があるため、別に今さら。酒もビールも、味などかまわなく、美味いと思えば
美味いと感じるから不思議。リッツカールトン・ホテルのレストランが、偽装
のネタの料理を出していた云々?そんなもの、業界の連中からみれば日常茶飯事
で、何を今さら。 食通とかいう人が、能書きたれていても、それが、いかに
下らないことか、料理人が一番良く知っている。とれたての魚や、野菜を産地で
食べるのが一番美味しいし、それ以上の味があろうはずはない! 
一流シェフの料理が美味いなど錯覚。その錯覚も良いことは良いが・・ 
目隠しをし、料理、酒の味見をすれば分かること。平べったい顔の若い女性に、
整形をし、プロが化粧をし、ブランドの衣装を着せれば、誰でも絶世?の美女。
それと同じで、料理の味も集団催眠の一種。そういう変身番組を土曜日の9時
過ぎにTVで毎週、お笑いで放映している。お金も、同じ。紙切れを、あたかも
価値があるように洗脳、現物を騙し取る。米国の基軸通貨のドルがそうである。
更にバラまいたドルを米国債で回収すればよい。ネズミ講と同じで、国家が
倒れない限りは大丈夫。 世界はバカばかり、欺し証文(お金)と、大事な
時間を対価にした労働や資産を、紙切れと平気で交換する。それで何かが買える
からだ。その証文の価値は、一部の連中が紙切れに印刷をし、価値があると
洗脳しただけの詐欺そのもの。それが、森林から出てみると、鮮明に浮かび
上がって見えてくる。とはいえ「金から自由になるには、気にしないで済む、
何がしかの金が必要」という現実がある。地方では、年3百〜4百万の支出に
耐えられる金額が目安。それさえ確保すれば? その生活に甘んじれば、
金から自由になれる、それ以上は同じことになる。1千万以上の生活を20数年
してきたが、充実感があったが、現在と大して変わりはしない。いや、金の
呪縛から解放された分、現在の方が良い。以前、「会社を良い状態で、息子に
引き渡した状態をベターなら、整理をし曝し首の現在がベストの実感がある」
と書いた、それである。 それもこれも、それぞれの成り行き。
どうでも、よいこと。 「饅頭嫌い!」の落語の話かも?が、オチ。
・・・・・・
4234, プレイボーイの人生相談 ー2
2012年10月29日(月)
 今東光の回答も面白いが、柴田錬三郎の回答も単調直入に切って
捨てるところが面白い。
   * 愛の本質とは?
● わたしは、18歳の女子学生です。愛の本質について悩んでいます。
 今まで3〜4人、肉体関係のあった人がいますが、わたしの求める愛では
ありませんでした。いまも一人の男性と、月に二〜三回あっているのてすが、
彼と分かれたあとの何ともいえないむなしさはいったい、なんなのしょうか?
 ー愛の本貿とは何んでしょうかー
◎ チンビう同志が裸体をくつつけ合つて愛の本質など判りはせん。
 魂というものについて、まず考えなくてはならないのだ。君には、それを
考える能力がないらしい。一八歳にしかならないのに、もう数人の関係を持つ
とは、驚くべきズベ公ぶりだ。行為そのものが、どうせ、二〜三分の動物的な
エンヤコラに相違ない。 だからキミは、セックスさえも知らないのだ。
 まず、阿保らしいセックスを中止して、愛するということは何かを知るために、
名作といわれる古今東西の恋愛小説を読みたまえ。 魂の美しさ、苦しさ、
清らかさ、そして浄化を知るがよい。
   * 惚れて、許して、妊娠し…
● 私は十八歳の女子学生。今、市内のある喫茶店でアルバイトをしています。
 店のバーテンをどうしようもないほど好きになってしまいました。 相手も
私を思っているようです。でもその人は結婚しているらしいのです。人の話を
聞いたのだからハッキリわからないけれど、聞く勇気もありません。でも時々、
彼にがらかわれているようにも思えるのです。 相手は遊びのつもりでしようか。
◎ 嬉れて、からだを許して、一度ぐらい妊娠して人工中絶して、やがて、
 すてられて、なかばヤケになって、新宿あたりの酒場のホステスになって、
だんだん美しくなって、野心を起して、酒場のマダムになる野心を起して、
いろいろの男から、金をひき出して、ついにその無理がたたって、ダマした男
に殺されて、バラバラにされるかね。
▼ いずれの世の中も、悩みは同じ。悩み、悶え苦しんで、その格闘の中から、
 人生は生まれてくる。いずれにしても、人生は真正面からぶつかるしかない。
とはいえ綺麗過ぎる人生も、つまらないが、汚いのも考えもの。
「小汚い人生を小奇麗にして生きることこそ、避けるべき??」か。
それとも、そんなことを一切、無視すべきか。 どちらにしても同じ。
 ・・・・・・
3869, 地球の中心点からの声 
2011年10月29日(土)
   * 瞑想のヒント?
 二年前から、早朝のウォーキングをポタリング(ミニ・サイクリング)
に切り替えたが、それ以前は25年以上近くの土手を歩いていた。
1万から1万5千歩を目標にしていたこともあって、週末には2時間以上歩いて
い時期もあった。しかし1時間も歩き続けると腰が痛くなり、屈伸をしたり、
何度かシャガミこむ。その内に、そこで深呼吸をするようになっていた。
屈伸は10回ぐらい繰返すと不思議と腰痛が引く。ある時に思いついたのが、
しゃがんだ時に地球の中心点まで気持ちを落としみ、そこからエネルギーを
汲みあげ、逆に立ち上がったときには、天に向けてエネルギーが宇宙の彼方に
向かうイメージである。呼吸法などの本から租借した呼吸法ということになる。
その時に、何時の間にか擬人化した声と対話するようになっていた。 
しかし最近になってウォーキングからポタリングに切り替えたため、殆ど、
その呼吸法をすることはなかった。ところが、昨日の朝、ポタリングの途中、
信濃川の大手大橋の上を引きチャリをし歩いていると、地球の中心点が頭に
浮かんできて、呼びかけてきた。
《ワシ(中心点)をリアルにイメージしろ。そして、ワシと繋がったと思え。
 この一点の声を聞こえる奴は少ない。何時でもよい。目を瞑り、そのイメージ
を持つのだ。 それで地球の中心に己を置くことができ、そのエネルギーを
得ることが可能になる。まずは、ここを歩いたときは必ず、この瞑想をしろ!》
 本当の話である。地球の大元に繋がる?イメージは面白い!もしかして頭が
変になってきたか。元もと変だから、何だろう。内なる声か、はたまた妄想か。
ただ、純粋にイメージを持てば、これは内なるエネルギーの大元に繋がること
になる? 外に向かっていたエネルギーが内向きになった結果か、それとも
鬱から躁への切り替え時のイメージか、これは。呼吸をしてくれという身体の
叫びが正体か。深呼吸は意識的にしていたが、まだ足りないようだ。 
毒が溜まる状況下、エネルギーが枯渇ぎみ、ということ。 
深呼吸が精神の大元そのもの。 中村天風の教えと同じである。