『人はなぜ、同じ過ちを繰り返すのか』堤未果:佐治晴夫対談
 「大地震で森からサバンナに追いやられたサルが四足か二足歩行に進化。
その結果、産道が狭くなり、未熟児の状態で出産。外敵から身を守るための
教育をしなければならなくなった。」という、論旨が面白い。
  * 人間だけが、教育されなければならない動物
≪ 佐治: あるとき、いまのアフリカあたりに、これまでなかったほどの
 大地震が起きました。いまもその痕跡が残っていて、隆起した山のあいだが
陥没して平原になっています。山に吹きつける風は上昇気流になり、雨が降って
山の森は豊かに保たれました。一方、陥没した部分には雨が降らしてカラカラの
サバンナになった。そこにいたサルさんたちは、さあ困った。いままでは木に
登って、遠くを見渡しながら、おいしいものがないか、危険な動物が来ないか
見ていられたのに、カラカラの草原になってそれができなくなってしまった。
 その結果、いつしか、遠くが見通せるように四本足から二本足になって立ち
上がりました。すると身体の背骨の上に頭がのる形になりますから、重くて
大きい脳を獲得できるようになり、人間になったのです。(註)
 ところが、二本足で立ち上がったことから骨盤の広さが70%ト狭くなった。
頭の大きい赤ちゃんを産めなくなり、自然分娩ができなくなります。
そこで人間は、未熟児のまま子どもを産まざるをえない宿命を背負う。
サルは生まれたばかりの赤ちゃんでも、自分で立ち上がって、お母さんの
おっぽいを飲めるけれど、人間の赤ちゃんはお母さんのサポートなしでは
何もできません。つまり、カントがいうように「すべての哺乳類のなかで、
教育されねば一人前になれないのが人間である」ということになります。
だから学校がある。小学生には「それが、君たちが学校で勉強しなくては
いけない理由です」としめくくりました。
<(註)アフリカで、800-1,000万年前に大地溝帯の活動が始まり、周辺に高地や
山脈を含む隆起帯が形成されたことにより、大西洋側から大陸東部に湿った空気
を運んでいた赤道西風がさえぎられると、大地溝帯の東側は徐々に乾燥して森林
が衰退し、やがて草原に変わっていった。森林に住んでいた多くの類人猿は、
この環境の変化に適応できずに絶滅したが、ヒトの祖先は樹上から地上に降りて、
直立二足歩行に移行した。すなわち、乾燥化によって木と木の間隔が広がった
ことにより、木から木への移動を行う際に地面に降りる必要が生じ、ついに
直立二足歩行を獲得した、とするものである。>
▼ 現在では、専門学校・大学を含めると8割が20歳過ぎまで親の庇護が
 必要となる。乳ばなれが出来れば目出度いが、そうはいかないのが人間様。
担任の先生が定年の年のクラス会の二次会で、この歳で、両親が90過ぎても
矍鑠として、自分を見守っている。これほど辛いものはない」とノイローゼ
気味に語っていたが・・ 趣味の世界があれば悩みが半減したのだろうが。
20歳頃に、自分の人生デザインを持てたかどうかが豊饒の人生か、そうで
ないかの大きな分れ目になる。今はネットがあり、情報は手軽に入るし、
趣味の道を深耕するのが比較的恵まれている。要は、意思するかしないか。
・・・・・・
4838,Quirt <内向型人間の時代> ー5
2014年06月13日(金)
              <内向型人間の時代> スーザン・ケイン著
   * ソフトパワー
 国にも、個人にも、内向型、外交型がある。さしずめ、江戸時代は内向型
国家の典型。そのため、鎖国の時代は、江戸文化という円熟した時代でもあった。
そこに外交型国家・米国の到来で大きは節目を迎え、近代国家へと歩み始める。
アメリカのカレッジで、白人系と東洋系の学生の差異に、そのまま見てとれる、と。
東洋系の持っている内なるパワーを「ソフトパワー」と、捉えている。  
   ーそこで、「ソフトパワー」をネットで検索するとー
《 ソフト・パワーとは、国家が軍事力や経済力などの対外的な強制力によらず、
 その国の有する文化や政治的価値観、政策の魅力などに対する支持や理解、
共感を得ることにより、国際社会からの信頼や、発言力を獲得し得る力。
対義語はハード・パワー。 ・・・ジョセフ・ナイはこのソフト・パワーによる
対外政策の重要性を説く上でブッシュ政権や、その中枢を占めたネオコンという
勢力に対し、客観的に評価または批判をし、軍事力や経済力など強制力の伴う
ハード・パワーにのみ依存するのではなく、アメリカの有するソフト・パワー
を活かすことの重要性を唱えた。  ・・ナイは、ソフト・パワーを構成する
要素を掲げている。ひとつは、その国の有する文化である。その具体的な例と
して文学や美術、高等教育などのエリートを対象とする高級文化や大衆の娯楽
などの大衆文化が挙げられる。ナイはその国が有する文化の価値観に世界共通
の普遍性があり、その国が他国と共通する利益や価値を追求する政策を
とれば、自国が望む結果を獲得することが容易となるとし、一方で偏狭な
価値観に基づく文化では、ソフト・パワーが生まれにくいとする。・・ 》
  ーこの著書のソフトパワーの説明箇所から抜粋ー
《「ソフトパワー」、教授はそれを「火ではなく水によるリーダシップ」
 と呼んだ・・ 「アジア文化では、自分が欲しいものを得るために、しばしば
微妙な方法を使います。それはつねに攻撃的とはかぎらないが、けっして
ぶれない巧みな方法です。 最終的には、それによって多くを達成します。
アグレッシップパワーは相手を打ちのめすけれど、ソフトパワーは相手を
納得させて味方にしまいます」・・ ソフトパワーの実例とはどんなものかと
尋ねると、彼は目を輝かせて、アイデアと心をパネにしている人々のことを
話しだした。たとえば、各種の雇用者団体のまとめ役をしている人々―彼らを
達成するために、力学ではなく信念によって人々を結集してきた。
また、飲酒運転根絶をめさす母親の会は、カリスマ性ではなく思いやりの
パワーで世の中を変えようとする人々の集まりー そうした人々は自分の
メッセージを伝えるのに十分なコミニケーションスキルを備えているが、
本当の強さはメッセージの内容にある。 》
▼ この図式は、都会と、地方の関係と同じ。しかしアメリカを例にとれば、
 そのソフトパワーは、ハードパワーと同じぐらいに、充実していることは、
インターネット先進国ということからも垣間見ることが出来る。現役の時代は、
 パワーソフトの占める割合が高く、御隠居は、ソフトパワーに比重が移動する。
そのソフトは、長年の蓄積が必要。そのためにはハードパワーも必要である。
私のソフトパワーの蓄積は、数十年続けてきた、一日2〜5時間の読書。
 最近は、読書からネットとパソコンに比重が移動しているが・・ 
この二年間、スポーツジムのヨガに週二回、参加しているが、これは、
ソフトパワーそのもの。
・・・・・
4471, 一日5分「簡単ヨーガ」健康法 ー6
2013年06月13日(木)                      
             『一日5分「簡単ヨーガ」健康法』ー番場浩之著
   * 3日目 身体の前後両面と、手指を開く ー?
A・ 胸と背中を開き、膝裏を伸ばす体位 ーP66  
 基本体位= 金剛座(足を重ねない正座)をして、尻を浮かす
 ようにつま先だって、脚の前で手の平をつく(四つんばい)。
1、「静かな呼吸」→「軽い呼吸」→「深い呼吸」を入れながら、
 「天のプラーナ気」を引き入れ、天井を見上げるように顎を上げ、
  舌を巻き上げて胸を開き、背骨を反らして腰を入れる。
2、手の位置を動かさないで、肘を伸ばして息を出しながら、両膝を合わせた
  まま、かかとを床につけるようにして背中を開き、「大地のアパーナ」
  を引き上げるようにして、背中を充分に開く。
3、緩めて、少し息を入れながら、基本体位に戻す。そこで、「軽く一息」。
4、もう一度、1〜2を繰り返す。そして軽い一息を入れながら、膝裏を
  伸ばして、手に体重をかけるようにして、尻を持ち上げてつま先で
  立上がる。膝裏は充分に伸ばす。
5、息を出しきりながら、かかとに体重をかけ、肘と膝を伸ばした状態で腰を
  入れ、眉間を見上げるようにして顎を上げる。「軽く一息」入れていったん
  緩め、さらに出息とともに、かかとに体重をかけて「膝裏→腰→胸→顎」
  の順で背骨を反らせ、「大地のアパーナ気」を引き上げる。
6、「軽く一息」入れて緩めたら、ゆっくりと息を出しながら、膝をつき、
  [基本体位]に戻す。最後に、「軽く一息」→「静かな一息」→各自の呼吸」
  で、息を調えて金剛座に戻す。
 ▼ 犬猫が時々行う、横から見たら腰を頂点とした三角形の姿勢。前者は、
  座ったまま、後者は、後ろ脚を立てた姿。これもSJのヨガ教室で、
  必ず毎回、行っているポーズ。 
B・ 手の指を開く体位 ー P72
 [基本体位] 金剛座(P・69)になり・親指と人差し指をつけて手印を結び、
  肘を直角に曲げて前腕は床と水平に、手のひらを上向きにする。  
 ★立位でも、椅子に座った姿勢でもかまわない。
1,「静かな一息」→「軽く一息」の後、「深く一息」で息を満たしながら、
 手指が反るくらい充分に開き(パアの状態)、息を止めて少し保つ。
 ここで、肩に力が入らないよう注意。
2,ゆっくり息を出しながら[基本体位]に戻って「息」したら、もう1回??を行う。
3,さらに、?を行った後手指を開いたまま、息を止めて少し静止。息を止めた
 まま、ゆっくり親指から順に小指まで一本ずつ、指のつけ根から手前側に
 引き寄せるように折り込んでいく。このとき、指の緊張を緩めないように注意。
 最後に、親指を握り込むように「グー」でしっかり握る。★指を折り込むとき、
 開いているほうの指の関節が綾まないように、伸ばした状慧を保つ。
4,さらに、息を止めたまま、小指から親指まで順に指関節を伸ばした状態で
 開いていく。最後にしっかり開ききり、ゆっくり息を出しながら[基本体位]
 の手印に戻って「軽く・一息」。
5,再度、?、?、?を行う。計2回。
  [ポイント] どの姿勢の場合でも、背筋をピンと伸ばして行ってください。
 自分で開いたと思った状態から、さらにあと少し努力して・表面が「ジーン」
 と感じるくらい開きます。手のひらのみの実修と思わず、腕、肩、首、胸など
 上半身全体にかかわるものと思って、呼吸とともに全身的に行う。
▼ スローヨガでは、片方の手を上向きに開いて、もう一方の手で深呼吸を
 しながら反り返す。
・・・・・・・
4097, 予言の書「日本の自殺」 ー3
2012年06月13日(水)
  * 日本没落の予感 
【 ”小松左京氏の小説「日本沈没」では地殻変動で陸地の殆どが海面下に
 沈降するとう設定で、地質学的レベルでの日本沈没について扱っているが、
日本沈没の可能性については、単に地質学的レベルだけではなく、政治学的、
経済学的、社会学的、心理学的レベルでも存在しているのではないか、という
思いに駆られ、現代日本社会のなかに観察される没落の諸徴候群と思われる
ものを、諸文明の没落、とりわけギリシア・ローマの没落の研究と比較しつつ
検討を加えるという手間のかかる作業を進めたであった。” ・・
 ”例えば、プラトンによれば、ギリシアの没落の原因は、欲望の肥大化と
悪平等主義とエゴイズムの氾濫にある。道徳的自制を欠いた野放図な「自由」
の主張と大衆迎合主義とが、無責任と放埒とを通じて社会秩序を崩壊させて
いったというのである。”現在のギリシア危機をみると、まさにプラトン
生きていた時代と同じ状況にある。これって歴史は繰りかえすということなのか。
 こうした歴史的資料の断片を通じて、ギリシア・ローマの没落過程に足を踏み
入れていけばいくほど、われわれは日本の政治的、経済的、 社会的、文化的
没落の危機の大きさをいまさらのように痛感させられるのであった。】
▼ 現在の日本は、37年前の予言のとおり沈没一歩手前にある。
 プラトンが当時のギリシャを批判した≪没落の原因は、欲望の肥大化と
悪平等主義とエゴイズムの氾濫にある。道徳的自制を欠いた野放図な「自由」の
主張と大衆迎合主義とが、無責任と放埒とを通じて社会秩序を崩壊させていった≫
が、現在の日本そのもの。2千数百年前のギリシャと何ら変わらない姿が、
日本だけでなく、欧米の現在の惨状である。この世界の激動期に日本没落の
予感がするのは当然で、転げ落ちる速度は時間とともに加速する。
・・・・・・
3731, 温泉旅館の苦悩
2011年06月13日(月)
 先週末の金曜日にTVで「ある旅館経営者の苦闘〜」を放送していた。 
妙高赤倉温泉の旅館の苦闘が、その内容。ーまずNHKのHPの番組説明からー
≪ 東日本大震災から3ヶ月。自粛ムードが広がる中、観光産業が大きな打撃を
 受けている。県内有数の観光地・赤倉温泉も4月の宿泊客が例年に比べ大幅に
減少した。旅館を経営する荻野光貴さんは、かつてない経営難に直面。悩んだ末、
給料をカットしたところ会社を辞める従業員が続出する事態に陥った。 
観光客を呼び戻そうと、首都圏での売り込みや仲間の経営者と新たな旅行
プラン作りに動き出した荻野さん。 その苦闘の日々を見つめる。≫
■ 地方の駅前ホテルは、この10年間で大きく宿泊が減った上に、東北大震災。 
 私のケースもシュミレーションの結果、成り立たないと判断、そうそう事業を
たたんだ。 そのプロセスで、リゾート・ホテル、旅館の惨状が聞こえてきた。
温泉地の宿泊は、ほぼゼロで人影も疎ら。この冬の大雪で東北・北陸地区は最悪。
やっと春になり、取り戻そうとしていた矢先のこれ。赤倉の38歳の店主の苦悩の
姿が痛いたしい。長期衰退の上に、売り上げが前年の5分の1以下で、温泉街に
人影は殆ど見かけられない。それは本州の何処のリゾート地でも同じ事態。
このホテルでも何人か辞めていった。更に残った人たちの給与は半額にし何とか
凌いでいる。色いろの対策のイベントを考え出していたが、「山火事に一杯の
バケツの水の対策レベル」としか思えない。現在も放射能が大気に拡散を続けて
おり、それが雨などの循環で大地に水が沁みこんでいる。この事態で、温泉など
恐ろしくて・・・。 一年か二年の急場として乗り切れば何とかという事態では
ないため、深刻である。これは、全国の居酒屋でも同じである。何とか、凌いで
きた駅前の居酒屋も壊滅的な事態である。自分の身に先駆けて起こったことが、
これから全国で起き始めている。当方は、日本経済の3〜6ヶ月早く敏感に数字と
して出る。それからして、今月から来月にかけ経済恐慌として、事象として表れる。
温泉など、浸かってはいられないのは当然である。私に起きていた10年近くの
事象と苦悩をダイジェストで見ているようであった。
・・・・・・・
3366, 大不況で世界はこう変わる!  −1
 2010年06月13日(日)
 「大不況で世界はこう変わる! 」 榊原 英資 (著)
 ーアマゾンの内容紹介からー
「この世界同時不況の本質は、大量生産・大量消費を成長モデルにした
20世紀型資本主義の終焉である。全く“新しい経済”が始まる」と著者はいう。 
製造業破たんの危機は?  新興国は失速するのか?  そしてドル暴落の危険は?
「ネットワーク型資本主義」「日本回帰」「真の構造改革」等をキーワードに、
世界経済のパラダイムシフトを読み解き、日本に不可欠な経済政策等を提言する。 
軽いタッチだが、面白い本である。その概要をまとめてみる。
≪ 現在の事態は深く長く続く世界同時不況である。アメリカの金融システム
 崩壊と国内の消費バブルの破裂が世界に大激震を起こしてしまった。その被害
の大きいのが特に東アジアの輸出国。アメリカ発の世界同時不況だがドルは
それほど暴落しない。米経済が最も早く回復するのはネズミ講の親だから。 
この恐慌は二〇世紀型資本主義が終ったことを意味する。それは大量生産・大量
消費の終焉であり、自動車・スーパー・ファストフード文明の終焉である。
戦後からアメリカを追続けたのが日本だったが、最もマイナスの影響を受けている。
21世紀はITが「アメリカ型資本主義」から「ネットワーク型資本主義」へ変る
役割を果たすことになる。この恐慌で製造業の落ち込みは激しい。モノは先進国
ではあふれており、経済の成熟でモノが売れないのである。そこで消費として
新興市場国の台頭が求められる。環境問題と農林水産業が、オバマ
グリーン・ニューディールもあり注目される。世界は温暖化・フラット化・人口
過密化が、ますます問題になっており、これが21世紀は環境・自然・健康・安全
認識などへパラダイムシフトしていくことになる。 ここで先進国と新興市場国の
環境をめぐる対立が起きはじめている。文明の相克である。その1つに一神教から
多神教的価値観へ、がある。アメリカの隷属国家の日本は果たして変われるのだ
ろうか? 必要なのは「日本回帰」である。ユニークな歴史を持つ日本は21世紀
への先頭に立てる要素がある。江戸時代は一つの完成型であり、道州制より
「廃県置藩」が望ましいのではないか。≫ 
 ネットワークが人間社会を根底から変えているが、経済も政治も、それに対処
できないでいる。それが、この恐慌の根本理由。この10年は、その意味で混沌
とした時代になり、ドラッガーではないが20C的なものから21C的への断絶の
時代になる。その具体的なものとして、モバイル携帯電話、iPadやパソコン
などの情報端末。そしてツイッターやユーチューブやユーストリームである。
情報化が人間のあり方を根本から変えていく世紀が21C。
「情報化で世界はこう変わる」である。
 ・・・・・・・・
2991,スナック・ママ の写真集
2009年06月13日(土)
       スナック・ママ の写真集『スナック』山田なおこ
 写真集! の日本のスナック 、164店177人のママを収録したもの。
スナックといえば、ちょっと話を聞いてくれる場所であり、男にとっては
グチをこぼしたり、仕事帰りに立ち寄ると、いつものママが迎えてくれる。
10年の歳月をかけ、北は札幌から南は石垣島まで、列島中のスナックを訪ね
歩いて撮影した写真家・山田なおこ、のデビュー作という写真集である。
近くの図書館で見つけたが、去年の暮れに出たばかりのもの。さっそく借りて
きたが、ジックリみると、ナカナカ一人一人の上半身のカラー写真が味がある。
スナックといえば40数年間、彼方此方で通ったものとして興味がひかれる。
 アルバイトでスナックに勤めながら、北海道から沖縄まで10年かけて、
ママの顔だけ写してきたエネルギーが、この写真集にタップリと入っている。 
時間を巻き戻せるなら、飲みにいく時にカメラ片手に、このような写真を撮って
おけば良かったと、この写真集をみて後悔している。ほぼ全てが忘却の彼方。
この写真集は、女性が女性を写しているので表情がリアルで、
気取りがないところが良い。何処かの駅前の繁華街の裏手のスナックのドアを
開けると、この中の一人にソックリなママがチラリと品定めをして、愛想よく
迎えてくれる。そして何気なく身元を聞きながらお愛想を言って、共通の話題
をさぐるのである。 全国色いろな地域のママの土着的雰囲気が何とも良い。 
土地が顔を作っているのが、読み取れる。それぞれ地区で、それぞれに人生を
背負い、色いろな御客を相手に生き抜いてきた一国一城の主である。
優しさの向こうに、生きる逞しさを蓄え、店のコンセプトを大事にして、
自分の城を大事に守っている顔である。居酒屋、小料理屋、スナックには、
ありあまるほどの思い出がある。ここでも何度も取り上げてきたが、スナック
については、あまり書いてなかった。「うちのママより、店のママ」
というが・・ ドチラも、ママならぬ、というところ!             
・・・・・・・・・
2627, 世界バブル経済終わりの始まり ー2
2008年06月13日(金)
 第一章の小項目をコピーして、その文をつなげるだけで、その言わんと
 する大筋になる。その合間に私の言葉をつなげて文脈を作ってみた。
≪ 真のNYダウ暴落への序曲が始った。 これは世界的なバブル崩壊へと
 続いていく。悲惨なサブプライムローン債券が次に出てくる。これは今度
波状的に世界経済を破壊する。その原因として1996年〜2006年までゼロ金利
世界にバブルを輸出した日本の存在がある。しかし、それが終わりつつある現在、
アメリカから資金の大移動が始まった。アメリカの低所得者までサブプライム
ローンで住宅を担保に極限まで借金を重ねてきた。不動産バブル張本人の退職金
が何と六〇億円という。本人はさっさと逃げてしまっている。サブプライム
ローンの差し押さえで、新しいゴーストタウンがアメリカ中に急増、そこは
差し押さえ物件の街と化しているのである。FRB金利を下げるとき、NYダウは
暴落する。アメリカ国民はNYダウと一蓮托生だから、アメリカの消費は一挙に
冷え込むのは必然である。骨の髄まで借金体質で、日本とは全く違うのである。
そこで各国はアメリカから距離を置き始めた。その中で日本の生きる道は技術
大国として、その特徴を活かすしかない。NYダウの適正値は七〇〇〇?八000
ドルであるが、アメリカは株価急落防止チームを発足させ維持に懸命。
しかし、それは乱高下を重ねながら落ちていくだろう。それと同時にアメリ
国債も暴落する。日本は500兆円も持たされているから、日本経済は大打撃を受る。
しかし、アメリカは紙切れでしかない。≫