『議論に絶対に負けない法』ー ゲーリー・スペンス著
 ここの12章に《 どんな議論でも「絶対に負けない」十の鉄則 》がある。
* 何ごとも十分に準備をする。 ー適切な準備には、物語・シナリオをつくることと、関係者に役割を当てることが必要。
* 相手に聞いてもらえるように、心を開かせる。 ーウソをつかない。
* 議論にストーリー性を持たせる。 ー私たちは遺伝子による物語の話し手であり、聞き手である。
                   審番員、上司、家族、相手は物語を聞くように条件付けられている。 
* 真実を語る。  ー力の議論は、真実を語ることに始まり、真実を語ることで終わる。
* 相手に自分の望んでいることを話す。ー正義の力を忘れないこと、どんな議論にも備わっている正義を見出し、求め、要求しなさい。
* 皮肉や冗談を避ける。ー相手に敬意を払うことによって、私たちは高い次元にたつ。相手を軽蔑する人は、その次元に留まる。
* 論理を見方にする。 ー論理は力だ。「論理は剣に似ている。論理にうったえる人は、論理に滅ぼされる。」
* 行動と勝利は兄弟  ー最も緻密な防御をするより、たとえ最悪でも真正面から攻撃をした方がよい。相手に主導権を握らせないこと。
* 自分の議論の弱点を認めなさい(自分の弱点を曝け出しなさい)
* 自分の力を理解しなさい(自分自身に勝つ許可を与えなさい。そして恐怖を乗り越える)。  これらが、この著書の柱になっている。
≪ 主体的であること、主導権を持つこと、そして準備を充分すること、シナリオを練り上げること、自分の力を信じること。
それが、勝利のコツになる。≫ 周辺をみて、事業も、家庭も、うまくいっている人を観察すると、大体が上記の要素をクリアーしている。
十人に一人か、二人位だろう。 それらの人は、同じような人と群れるから、それが相乗効果として、ますますプラスが膨らんでくる。
 逆に、まったく無頓着に、目先のこと、現象しか見ることが出来なくて、現象の底にある本質など考えることすら出来ない人は八〜九割。
その色濃い人に、不幸の種が八〜九割、集中する。 そして、それが自虐、他虐へとマイナス回転を始めることになる。
さらに似たのが集うから、不幸に箔がついてくる。要は、永年かけた教養を積んでこなかった結果である。 自分だけにマイナスの事態が
積み重なってしまうか理解出来ないため、自虐のドブ沼に嵌まり込む。「勝のセオリー」を、実際に身につけることは、そう生易しくない。
だから時間をかけて準備をし、積み上げていくしかない。 ところで日本の検察、この本の読みすぎ?検察が権力をつかったシナリオとは? 
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3361, すでに世界は恐慌に突入した ー2
2010年06月08日(火)
「すでに世界は恐慌に突入した ーデリバティブとドルは あと数年で崩壊する」ー朝倉慶 著
   P/129の 「デフォルト宣言するオバマ大統領」は注目に値する!
・過去を振り返るとニクソンはお馴染みニクソン・ショックで金本位体制を破壊し、ドル垂れ流しという
 アメリカの覇権取りに向けた基礎を作った。
レーガン新自由主義と言って、規制緩和財政支出拡大、スター.ウォーズ計画など 冷戦勝利のために軍拡に努めた。
クリントンの役割はドル高の演出で、世界からお金を無尽蔵に集めてくること。
・次にブッシュに引き継がれますが、消費バブルや戦争バブルを拡張させるためにインフラ整備、要するにドルに魅力を
 持たせること、ドルを集めることを至上命題としてきたのです。その後、集まったドルがレバレッジでさらに氾濫して、
 今回の危機を起こしたのは承知のとおり。これもクリントンのやった世界中からの資金導入がなければできないこと。
・そして今回オバマ大統領の影の役割、一番大事な、すでに大統領になる前から決まっている最大の仕事は何かと言えば、
〈借金踏み倒し〉スワットいわゆる米国債のデフォルト、それに伴う新秩序の形成なのです。いずれ〈オバマショック〉
 と命名されるかもしれませんが、ドル暴落後の世界をいかに収めるか、それもアメリカの国益を最重点にして、これが焦点。
 これまで書いてきた今の世界中で繰り広げられている国債発行、借金頼みはどう考えても持続不能。どこかで大整理が必要です。
 ドル暴落は見事にこれから仕掛けられることであって、オバマ大統領の役目はその状態がいかに自然に起こってきたことなのか
 とふるまうことです。世界やアメリカ国民がこの状態では止むを得ないと思う形で、米国債の無価値化、借金踏み倒しをするか、
 酷ければ戦争に走るかということでしょう。 これらの行為はアメリカの復権を目指すもので、そのプロセスを自然に
 やったように演出することが大事なのです。 オバマ大統領は、就任前は中国を為替操作国と呼び、大変強硬な態度でした。
 それは今は中国に媚びて、米国債を買ってもらうように懇願しているようにみえます。これは演技なのです。
 もうすでに財政破綻から、ドル暴落に陥っていくのは日程に入っている状態ですから、自分達はドルの価値を維持するため、
 全力を尽くしましたという演技が必要なのです。一生懸命ドルを支えるため、超大国アメリカの大統領であるのにもかかわらず、
 頭を下げたという演技が重要なのです。
  〜以上だが、ほぼ上記のことは間違いないだろう。
 このまま世界各国が札を刷りまくるしか手立てがないのだから、早かれ遅かれハイパーインフレは、発生する。
 だから金(ゴールド)が、まず買われ、次に食料品、石油などの資源株が買われることになる。そして極めつけが戦争。
 ネタはイランと北朝鮮あたりになる。アメリカにとっての公共事業は戦争であるから、もっともらしい火種に火をつける。
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2986,友愛思想
 2009年06月08日(月)
民主党党首の鳩山が「友愛」の必要性について語ったところ、自民党などに失笑をかってしまった。
隣に「北朝鮮」というテロ国家があるのに、何が「友愛」だと等々・・・。
私が学生時代に住んでいた寮の先輩が軽井沢の「友愛山荘」のペアレント(管理人)をしていたこともあり、
何度かホステラーのアルバイトに行っていた。 そこが鳩山一族の政治団体「友愛の会」の経営する山荘で、
友愛思想について、何度か聞いたことがある。クーデンホフ・カレルギーの友愛思想は現在のEC(欧州連合共同体)
の根本思想で、自由と平等と博愛を目指す考え方である。フランス革命の自由・平等・博愛思想がバックにある。
 ーネット辞書のウィキペデアによるとー
【『自由と人生』著者 クーデンホフ・カレルギー 1938 年刊 訳者 鳩山一郎 】に 友愛とは、上記「自由と人生」に
記されている友愛思想、友愛革命、友愛社会に則る考え方であるが、要は、自由と平等との対立を解消し、
克服するのが友愛主義であると記し、友愛の基本をフランス革命の友愛に依拠していると説明している。 
友愛という考え方は、宗教では、隣人愛、自愛、即他愛、等、広く一般的に知られておりますが、カレルギーは
フランス革命は、自由、平等、友愛を目標として起こりましたが、そこには自由の革命はありましたが
平等と友愛の革命はなく、しかも自由と平等は対立関係のままにされ、その上経済的平等は誰しも望むところですが
自由が存在しなければ全く価値のないもの」と、述べている。
 さらに自由放任の社会は経済的不平等、富の偏在、貧困の差をより大きくし、如何にして自由と平等の対立関係を
調和せしめるのか、カレルギーはこの対立解消のベースに友愛主義を提唱し、人々の間に具体的に浸透する方途として
友愛革命を掲げました。革命という言葉はともすればテロを想像されるかも知れませんが、カレルギーの説く革命は
力による革命でなく、人間一人ひとりの心の中における革命です。人々の心の中に友愛をうえつけ、或は人間本来の持つ
人類愛そのものを喚起することにより友愛は達成される革命である。 そして人の心の革命は暴力や強制力でなく、
相互に人間が人間としての人格の尊厳を尊重することであり、人間の生まれながらにして持つ権利であると説き、
その権利は国家や社会のすべての制度に優越するものだと説明しています。従って社会の政治や経済の諸制度も
この考え方をベースにしなければなりませんし、このような考え方に基づく友愛社会は友愛主義の理想であり、
心の革命のそれぞれの段階に従って少しずつ改善されて行くべきものであるという。
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以上だが、ネットで調べながら、学生時代を思い出した。 40年前のことだが懐かしい思い出である。
2度、パーティーの壁フラワーとして数人来て欲しいと言われて、酒に惹かれて音羽御殿に行ったことがある。
音羽の高台に中腹にある古めかしい屋敷で、鳩山薫(現在の鳩山兄弟の祖母)の姿を見たことがある。
当時は、偉いとか雲の上の人とかいう見上げる気持ちも無かったし、ああ、いる位であった。
要は、「一人ひとりが紳士淑女たれ。人類愛を持つ、互いを思いやる尊厳を大事にすること」である。
欧米的な近代思想の典型とも思われるが、均衡縮小していくには丁度良い思想かもしれない。
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2622, 『12の口癖』 成功者たちの幸運を呼び込む言葉
 2008年06月08日(日)               ー読書日記
ーまずは、「まえがき?人は言葉で評価される」よりー
銀座ママが見た日本のエリート1万人の秘密!!
「銀座という場所柄、お店にはいわゆる成功者」といわれる方々が数多くいらっしゃいます。
経営者、政治家、スポーツ選手、作家…その数は一万人を優に超え、どなたも溢れる魅力をお持ちです。
そして、その魅力が一番輝きを放つのは、口をついて出てくる言葉でした。 (中略)とくに、
何気なく話しているときに耳に残る口癖は、私を励まし、支えになってくれました。
そして、私はこの口癖こそが成功の秘密だと気づいたのです。」            
ー次に、その『12の口癖』