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ピーク・エンドの法則とは、ダニエル・カーネマンが1999年に発表した、
「あらゆる経験の快苦の記憶は、ほぼ完全にピーク時と終了時の快苦の度合いで決まる」という法則である。
映画で、強く記憶に残るのは、最高の見せ場のシーンと、最後のラストシーンになる。
「終わりよければすべてよし」 というのも当てはまる。
経験の記憶は主観によって変えられ、その出来事の長さには関係ないという特徴がある。
人間の記憶は、自分で都合の良いように捏造するところがある。人間は全てを逐一記憶できないので、
ピーク時と最後あたりの記憶が、その経験の快苦を決めてしまう性格を持っているのである。
家内と30数回の秘境を中心にして旅行に出ているが、後半になるほどに、この旅行は良かったと
互いに阿吽の呼吸で言うことにしている。 間違っても良くない話はしない。
帰ってきてからも、同じことである。せっかく行ったのだから、楽しい思い出にしてしまうのである。
どちらにしても、それがよいのである。 自分の人生のあらゆる場面でも、そうすればよい。
学生時代、色いろな事業の立ち上げ、そして人間関係もである。
エンドも同じこと。 人生も晩節を汚さずで、最後が重要になる。しかし、その最後が難しいのである。
人生では死に際になる。情けない姿を身近で多く見せつけられてきたが、他人事ではない。
人間は歳をとると、肉体だけでなく、精神も老いて晩節を汚してしまうのである。
大手の代理店のツアーで、最後の宿泊日には、その中では一番良いホテルに泊めるケースが多い。
また、文章でも同じことである。最後の一行が肝心。 で、いつも落ちに気を使う。
落ちがつかないと、何か落ちつかない? 短いほど起承転結でなく、起承転落である。
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2631, 無法バブルマネー終わりの始まり −1
2008年06月17日(火)
「無法バブルマネー終わりの始まり」 松藤民輔:著
この本は「世界バブル経済終わりの始まり」の続編である。
これによると、「日本の金融機関は労せずして、欧米の金融機関に《不戦勝》してしまったに等しい。」
という。なるほど、そういう見方ができる。どこもかしこも、毒饅頭をタップリ抱え込んでいるが、
日本は、その余裕がなかったことが幸いして、最小の傷で済んだのである。
さらに、資源のない国だから、1974年、1978年のオイルショックをを経験してきた御蔭で、日本は世界で
一番エネルギー効率の良い国になっていたのである。 それは、政治家ではなく、国民一人ひとりが、
そして企業が生き残りをかけて闘ってきた結果である。この本には、エネルギー効率国際比較表がある。
弱みを克服しているうちに強みをつくってしまったのである。
それによると、EUの1・7倍、アメリカの2倍、韓国の3・2倍、中国の8.7倍、ロシアの18倍である。
ロシアや中東のような、資源大国が使い放題の浪費経済から抜け出れないうちに、とうの昔に省エネルギー、
「省資源型経済」を実現していたのである。 また、東京から大阪までの新幹線の二時間半の間に、
本社が8割も集中した国を創りあげてしまったのである。 この十数年、日本がのた打ち回ってきたが、
これからは、アメリカと中国、ロシアの番である。 それが本格的に表面化するのは私の予測では、
今年の秋口から年末にかけてだろう。中国のオリンピックが終わり、アメリカの大統領選挙の終了時点あたりか。
その前に、ブッシュが共和党政権を守るためにイランあたりに戦争を仕掛ける可能性もある。
いずれにしても、今年の前半にチベットの騒乱、四川省の大地震、ミャンマーのサイクロン、
アメリカのサブプライム問題等、大きな事件が続いたが、後半も何か大事件が続きそうである。、
その中で日本人は堅実で一般国民は「現金・預金」の50・5?で、「株式、債券は20?弱」。
欧米とは比較がならないほど堅実である。
現金・預金はアメリカは13・2?、イギリス25?、ドイツ・フランスで32〜3?でしかない。
また自動車のエンジンの開発、太陽熱の利用、原子炉のノウハウの蓄積等、日本独自の開発が
資源小国ゆえにある。弱点も多い反面、強みもある。
次回は、面白そうな部分を抜粋して考えてみる。
−つづく
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2007年06月17日 2266, 欧米のビール圏とワイン圏
* ̄0 ̄)ノ[才八∃一]
ヨーロッパの国々や、その植民地に行って気づいたことは、ビール圏とワイン圏が、
大まかだが分かれていることである。 ドイツやベルギー、イギリスはビール圏。^_^)/q□☆□p\(^_^ )
フランスやスペイン、イタリアはワイン圏。 ドイツでも南はワインで、北はビール圏になるが・・・
ビール圏は工業国が多く、勤勉で真面目なタイプで食事の時間が早い。
ワイン圏は農業国が多く、人生は楽しむものという国民性で、自分のプライベート・タイムや家族との交流を
大切にし飲食の時間が長い。料理はワイン圏の方が圧倒的に美味しいものが多く、ビール圏はそこに比べると
かなり落ちるようである。
日本はドイツの教育制度を取り入れたことと、武家社会だったこともあり、ビール圏に近いが、最近になって
ワイン圏の考え方が急速に入ってきている。アメリカもイギリス系植民地だったこともあり、ビール圏である。
アル中はワイン圏の方が多く、人生は楽しむものという考え方が、酒量を多くさせてしまうようだ。
∪ヽ(●-`Д´-)ノ彡☆ 酒持ッテコーイ ヽ(#`Д´)ノ┌┛〃∩AhーAhー
とはいえ、日本のサラリーマンのように仕事仲間内で飲む習慣は少ない。
( ^_^)/q□☆□p\(^_^ ) カンパァーイ ( ゜Д゜)⊃旦 もう一杯酒飲め !
美味しい世界各地の酒と肴を飲んできた。 中国には紹興酒、ロシアにはウォッカ、メキシコにはテキーラ、
イギリスにはスコッチなど、世界にはその風土から生まれてきた酒があり、酒の肴を合せて飲むのが楽しみだ。
その中でやはり日本人のためか日本酒が一番好きである。 その中でも新潟の吟醸酒が最上である。
それも駅のメーカー直販の店で、ワンカップで280~500円位で売っているのが美味い。
酒メーカーは戦略上、駅への酒の出荷は車内販売も含めて良い酒を出すからだ。
ビールは最近になって、好みもあるが日本のものが一番といってよいほど美味しい。
40年前に初めて欧州に行ったときのビールとワインの美味しさをハッキリ憶えている。
ワインなどポートワイン以外飲んだことも無かったこともあるが・・
(´・з・`)グッ。・:*:☆w(´・з・`)バァイ
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2006年06月17日(土)
1901, 半年の総括
才八∋ウ_〆(∀`●)
少し早いが「今年の半年の総括」をしてみる。
・まずは読書で印象に残ったのは、
*「ウェブ進化論」
*「グーグル Google」
*「ズットやりたかったことを、やりなさい」
*「ローマから日本が見える」
*「ジム・ロジャーズ世界を行く」どの一冊をとっても、衝撃的な内容であった。
その中でも「ウェブ進化論」は、今後のネット社会の方向が解りやすく書いてあり、衝撃的であった。
Web2.0には・・・
また「ずっとやりたかったことを、やりなさい」を読んで、
毎朝、思いのままをノート3Pに書き出すモーニング・ページの習慣がついた。
これも時間を重ねるほど、その重みを実感する。
・プライベートでは、
*息子がフィアンセを(紹介のため)自宅に連れてきたこと。
*静岡の大学時代の友人が遊びに来たこと。
*やはり学生時代のゼミの友人と、「新潟県活性化のための会」を開いたこと。
*それと還暦をむかえたこと。 個人として、大きい転機の時期なのだろう。
・事業面では、
*新潟駅再開発の(三つの道路拡張工事の)認可が正式に決定したことである(実質的に再開発事業が始まった)
*4月初旬から、一段と新潟県の景気がホテル・タクシー・飲食店を中心として落ち込んでしまったことである。
以上は、私に直接関係ある総括である。 あまり刺激的でないのが・・・・
・潮流からみると、
* 冬季オリンピックと、ワールドカップ(サッカー)が開催されたこと。
WBCは日本がタマタマ優勝したから盛り上がっただけ。
* 石油の不気味な値上がりなど、インフレの陰が見えてきた。
* 反面、子供に対する異常な事件が次々起こった。
2~3年前までは、子供同士が外で遊んでいる風景があったが、今では全く見られなくなってしまった。
大きな事件は毎年、不思議なことに年の後半が多い。天気晴朗なれど、波高し!というところか?
(。・∀・)バイ
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2005年06月17日(金)
1536, 「これから5年・地価は半値になる」
−読書日記ー
数日前から書店で立ち読みをしていたが、少し眉唾の「売らんかな」の題名の本と疑心暗鬼であった。
しかし、気になったので買って読んでみた。
東京の不動産・事務所ビル・マンション事情が解りやすく、三人の対談方式なので読みやすい。
内容は業界関係なら周知している事実であろうが、地方では疎い情報を具体的に教えてくれている。
「都内の勝ち組立地の大型の物件以外は5年後に半値」というのも決してオーバーではないようだ。
現在、高層の億ションのいくつかの売れ残りが始まっているとか。
大都市圏の一部での地価下げ止まりと上昇は、海外有力ブランドの出店ラッシュと
都市基盤整備による一時的カンフル剤をうったにすぎない。
・既に高級マンションの値引き合戦がおきていること、
・都心以外はビル賃料のダンピングで地価が下落していること、
・5年後の半値は銀座や青山ではなく、東京の十字架ゾーンを外れた場所とか、
地方の値崩れが激しく総体では半値になるだろう
・十字架ゾーンから外れた郊外住宅やマンション、ニュータウンは既に暴落している。
・千葉の某団地は、都心マンションの頭金ほどの価格で購入できる。
・右肩上がり時代ではなく何時リストラされるか分からない時代はムリしてローンを
組むと破産者になるだけと警告している。
・さらに日本人の「持家信仰」からの脱却を奨めている。
持家の広い家が必要なのは「子どもが高校を卒業するまでの18年間」だけと、看破している。
等々が、印象に残った。 そういえば先日、都心から一時間のところに住む姉が法事で帰ってきた時、
現在住むマンションの近くに、「値段の下がりきったマンションを娘のために買った」といっていた。
−以下、要点を抜粋してみるー
ー井上
40年前までの東京の地下鉄は、銀座線、丸の内線、日比谷線、都営浅草線ぐらいしかなかった。
ところが現在では、地下鉄網が完備してきて、山手線の内側なら、地下鉄駅から、どこでも歩いて
五分以内に行けるという。そこで地下鉄、東京メトロ、都営地下鉄の総数を数えてみたら、
40年前の3倍強になっている。こんな都市は世界中に東京しかないのではないか?
となると、東京の高度成長期の地価上昇も、インフラ整備が主因といえるのかもと。
この十数年の東京の地価の値下がりは、インフラ整備の終息による結果かも知れない。
考えようによっては、東京都の地価上昇は、バブルではなかったともいえます。
東京地区の上昇につれて上昇した他の価格は、バブルと見るべきでしょうが。
{なるほど、山の手線内はバブルでなかったという井上氏の見方は正しいのかも}
ーつづく
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「これから5年・地価は半値になる」
副題 プロ不動産のウオッチャーがそっと教える
「ほんとうの話」
著者 井上明義 三友システムアプレイザル代表取締役
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2004年06月17日(木)
1171, 哲学についてー5
ー合理主義ー
近代科学と同時に、近代哲学の芽吹きが始まってきた。
「世界は理性で理解できる」という「合理主義」の考え方である。
初めて合理主義哲学を提唱したのはデカルトである。
16世紀末にフランスに生まれた聡明な学者だった彼は、志願将校としてヨーロッパを
見てまわって、人間の世界が書物の世界より多様性に富んでいることに気がつく。
そして次第に、「人間が芯に確信できるもの、確実に知ることができることがあるのだろうか」
と思うようになる。人間の思考というものを、哲学、数学、科学の分野から研究を始めた。
出発点に戻って思考する「私は何を知ることができるか」である。
そしてかの有名な「われ思う、ゆえにわれ在り」という結論に達する。
彼は「人間の究極は精神である」という結論から現実世界は精神と物質という
二つの要素から構成されるという考え方を導き出した。
このように自然界を精神と物質、主体と客体、観察する人される人の2種類に分ける考え方は、
西洋人の考え方に組み込まれていく。今日まで哲学者の間で「デカルト的二元論」といわれてきた。
デカルトは、このシリーズで取り上げなくてはならない一人である。
その時は、より詳しくその思想の内容をマトメテみたい。彼から後、多くの合理主義哲学の一派があらわれる。
彼らの基本理念は「現実世界の知識は理性をとおして得られるのである、知覚することによって
得られた情報は本質的に信頼できず、知識になるどころか、間違いの原因になる」というものである。
デカルトの後にはスピノザやライプニッツのなどが出てくる。
デカルトやスピノザは天才的な数学者であり、この二人にとって数学は
「真に確実な知識を手に入れるための理想的な手本」であった。 彼らは数学者が使っている手法を、
現実世界を理解する為に利用できるなら、あらゆることが解明できると考えた。
我々が何気なく考えていることや、言葉などが先人によって考え出された上のことでしかない。
そう考えると、自分とは何ぞやと考えること自体ばかばかしくなってくる。
−つづく
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2003年06月17日(火)
804, 50歳の頃ー2
ー50歳といえば1996年、平成8年である。今から見れば、まだ景気の先行きに明るさがあった。
・村山から橋本に首相が変わり。
・狂牛病の0−157が社会的な大問題になっていた。
・携帯電話やパソコン・インターネットがが普及を始め
・この頃から『援助交際』とか『ルーズソックス』が流行りだした。
・アトランタオリンピックが開かれ、マラソンでは有本が銅、柔道では
野村、恵本が金、田村が銅メダルをとった。
・ロシアではエリツィン、アメリカではクリントンが大統領に再選された。
・国内のベストセラーでは春山茂雄『脳内革命』野口悠紀雄の『超勉強法』がベストセラーになっていた。
個人的には
・母が亡くなった年である。海外旅行はエジプト、インカ・ペルーと南アフリカに行った。
会社のほうは第三の増築をして、客室が合計500室になった。
こう当時を振り返ってみると、時代背景が個人も会社にも大きく関わっている
ことが解る。また刻一刻と時代が変化している。 個人的にも色いろの出来事があった。
その殆んどが忘却のかなたになっているが、それだかこそ生きていけるのだろう。
これからは60,70,80歳の坂を乗り越えていかなくてはならない。 現在とは過去から見たら最長老であり、
未来から見たら最年少といえる。 こうして文章を書いているとつくづく実感する。
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2002年06月17日(月)
440,自己不一致の人
誰でも持っている要素である。 組織も対象の人とも合わない、
突き詰めてみると自分と合わない人だ。 自分の事といってよい。
・今所属している組織か職業と自己一致しているかである。
・夫婦間の問題
・両親の仲が良かったか
中学時の問題児は両親の不一致である場合が多い。不幸にしているのは本人にその意識がないことだ。
あと舅・姑の関係も絡んでくる。家庭内が安定しているかどうかであるし、やはり家系も関係している。
夫婦間を見ていると、いろいろな問題がある。それがそのまま子供に反映してくる。あるいは自分に反映する。
その蓄積が自己不一致を深めていく。そしてそれが対象に不満という形で向けられる、
実際は自分の問題なのに。誰もが多かれ少なかれ抱えている問題である。
会社が両親が離婚をしている人を入れたがらないのは、多くの人の中で経験的にそれを知っているからである。
何事も例外はあるだろうが。言葉を持ってしまった人間が無限の欲を持ってしまった。
アダムとイブが蛇に勧められて食べてしまったりんごである。しかしそれは有限である。そこに不平が出てくる。
仏様はその欲の対処の仕方を教えた、それが仏教である。ただ自己不一致も捉え方によっては必要なことがある。
理想主義による不一致、それを埋めるための視点であるからである。
あるいは経営にとって、計画の不一致のフィードバックとして必要な事だ。
前向きな建設的な自己不一致ならむしろエネルギーにもなる。コンプレックスもそうなのかもしれない。
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2001年06月17日(日)
[55] ジョーク集について
面白いジョークは意外と少ない。これだけの‘一応面白いジョーク?’を、集めるのは大変といえば大変だったが。
好きだからできた。一応半分は吐き出した?このままいくと一~二カ月ごに在庫が尽きる。
一応分類をして週1〜2追加していく方式に変わっていくだろう。
ちょっとした本一冊分になる。二十~三十秒のショートエンターテナーである。
超ミニノートに分類ごとに題目を書いて鞄に入れて持ち歩いている!
そして何もしないとき眺める。 月に一~二回みる。 何回みても思わず笑ってしまう。
他人が見たら薄気味悪いだろう。 暗いといえば暗いか!