2004年03月08日(月)
1069, フランチャイズ・ショー ?3

変わったものでは、「ブランド物の中古品仲介店」があった。
そのシステムが理にかなっていて面白い。TVで以前、このシステムの商売を見たことがあるが
FCは初めてである。「その辺街中情報」としては、とっておきの内容である。

ーその内容とはー
・対象商品はブランド品だけに絞り込む。持ち込まれたブランド品の売価をお客と店が交渉をして決める。
 目安は定価の10分の1だ。また千円以下は扱わない。
・展示した時点で、客は10%を店の展示代金(場所代)として払う。40日で売れない場合は、お客が商品を引き取る。
・売れた場合は、店・30?:顧客・60?の取り分になる。それでも中古専門店から買い叩かれるよりは有利だという。
・お客はまず50代、40代、そして30代の順で、中年女性が中心とか。買い手は掘り出し物を求めて定期的にくる。
・店サイドはリスクはゼロである。ブランドの鑑定のノウハウは、フランチャイザーが数日間かけて
 本部で教え込む。高価なもので鑑定が難しい場合は本部に送り届けて鑑定をしてもらうという。
・本部からは、全国からオークションで仕入れをしたブランド物が送られてくる。 
 フランチャイザーの狙いは、その販売経路だという。
 
なるほどFC本部も、店サイドも、売り手も、買い手も、誰もが有利になることになる。
面白いことを考えるものである。面白いシステムだが、店長の個人的能力が最も必要とされる仕事でもある。

話は全く変わるが、会場をまわっていて、FCの競合店のことを聞くと、間違いなくお互いにマイナス情報を流す。
特にナンバーワンに対する批判はすざましい。よく聞いていると、その「立場の範囲の視点」でもある。
より多くの角度の情報がほしい場合は、多くの競合店に聞くにかぎる。 お互いの限界がより見えてくる。  
人間関係にも似ているが。
                       ー続く
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