2004年02月26日(木)
1058, 赤ちゃんは左手で抱っこする

母親は右利き左利きに関わらず、赤ちゃんを左手で抱っこする。聖母マリアの絵も左手で抱っこしている。
これは母親の心臓の部分に赤ちゃんの耳が当たるためである。
心臓音は赤ちゃんがお腹にいた時に聞きなれた懐かしい音で、落ち着くためだ。
「子犬が母犬から引き離されて泣き止まない時は、目覚まし時計を布に包んで一緒に置くとよい」
と聞いたことがあったが、心臓音の役割を果たすためであろう。そういえば猿も左手で子供を抱いている。
人間は幼児期に、母親にしっかり抱きしめて育てられる体験が必要である。
母親の心臓音をしっかり聞きながら、直の愛情を与えるたかどうかが、その人の一生を左右する。
心臓音は赤ちゃんにとっての宇宙音といってもよいだろう。
両親の幼児期の愛情の温みがそのまま伝わってくる人と、その逆の人がいる。幸せ系の人は当然前者で、
不幸系の人は後者である。その意味で、スランプ時には子守歌や童謡を聞いて親の温みを思い出すとよい。
ホテルの宿泊客で、若い母親が赤ちゃんを部屋に置いままピンクサロンに働きに出ている場面を見たことがあった。
残された赤ちゃんは頭を掻き毟って一人泣いていた。何かこの赤ちゃんの一生が既に見えているようであった。
先日、アメリカと、中国と、韓国と、日本の若い人の「性や結婚観や家庭」などの意識調査の結果が出ていた。
アメリカはキリスト教、中国や韓国は儒教が背後にある為か、保守的であるように思えた。
しかし日本の若い人の意識は、ただ亡国の腐りが末端に出ているとしか思えなかった。
すべての基本は家庭にある。特に夫婦間を如何に円滑にするかが基本である。


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