年末、つれづれに

この数ヶ月前から、長岡の駅裏のバス停車場前のベンチにいるホームレスの男三人。
雪の中でも、しっかりといる。 気の毒だが、酒を飲んで騒いだり、街頭のアルバイト学生を
追い掛け回したりするのを目撃するにつけ、同情する気が起きない。
家内は数回も声を掛けられたという。 私も先日の通勤帰りに初めて声を掛けられたが、身につまされる思いである。 
事業を何度か立ち上げるたびに、失敗を想定した時に、底知れぬ恐怖に落ちる。
事例は周辺で過去に多く見てきたから、その凄惨さを知り尽くしている。 
経済変動のたびに、もしかしたら倒産するのではと! そして後は、そのときになったら対処するしかないと!と、
夜も眠れないことが度々であった。 しかし、何時の間にか厚生年金を満額貰える年齢に達した。
家内も40年近く厚生年金に入っているので、あと一年少しで貰える年齢になる。 
これで最悪でも普通の生活は確保される、それでも大恐慌は何が起こるか分からない。
むしろ心配で夜も寝れない方が張りがあって、生きがいになってきた、というのは振り返った時にいえること。

来年は解雇された派遣が全国的にホームレスになって溢れるという。
また名古屋では、派遣で働いていたブラジル人の帰国ラッシュがニュースの話題になっていた。
帰国しても不景気で仕事がないが、帰るしかないという。 来年は失業者問題と、倒産が社会問題になる。  
危ない領域に入った。 毎日が倒産や失業者で、凄惨な日々が続く。 
そして、過去のケースからみると10年以内に三次世界大戦が始る可能性がある。
少なくとも今年の数倍の混乱の事態とは、どんなものか? 

今年も、あと2日になったが、歴史的残るような事件が次から次へと続いた。
中国・深川の大地震、中国の暴動、北京オリンピックミャンマーのサイクロン、アメリカの黒人大統領の当選、
そして、金融大恐慌である。前にも書いたが、今年は本に例えるなら「目次」と、「前書き」部分のなる年である。
来年は、「序文」に当たる年である。 恐ろしい序文にならなければと、祈るだけである。 しかし・・・
そういえば、今年は葬式が身近に一度も無かった。 それと結婚式もである。
 
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