ある時間の断片 
 12月16日ー月曜日1968年
 
10時起床。
卒論のテーマの変更のため登校する。武沢教授に会うことができた。
10分位で用件が終わる。 食事をして帰寮するが、急に眠くなる。
今日は、姉の優子さんのところ行く予定であったが17時過ぎまで寝込んでしまう。
駒村君の部屋に行き、彼と食事に出る。食堂のTVでゴーゴーをやっている。
見ていたら、二人で顔を合わせて行こうという話になる。
着替えて、そのまま新宿へ行く。23時近くまで2時間も踊る。その後、スタンドバーに入り飲む。
もう寮では私のあとの見えない勢力争いがおき始めているいう。 初めて解ったことだ。
彼とブーちゃんと尾形君だという。40分近くも歩いて帰ってくる。南波嬢の件を言いだす。
私がイビッテイルという。別にそうしている訳ではないが、そうなら気をつけないと。
最近は石川や深井や米林につぎ彼女のことを、イビッテしまったのか。
この前の軽井沢で生意気そうだったので、少し意識をして無視をしただけだ。
まだ以前に軽井沢の「愛の散歩道」を二時間おデート散歩した気持ちの
余韻が残っていることか。 可愛いが、あまり身近すぎて面倒だ。