ある時間の断片
12月15日 ー日曜日  1968年

 朝10時に起床。午後も何となく過ごす。 夕方食事に行き、その後独りで本を読む。
 その後卒論をまとめたりして過ごす。今朝ゼミの植本君から一昨日の礼状がきていた。
 その番のうちに礼状を書いて翌朝速達でよこすとは凄い。 それだけ感激したようだ。
 しかしこの気持ちが一番大事なことである。先日のゼミの私が創作をした内容は実家の商家をモデルにした。
 そこでの人間関係を現在の寮の自分の立場に置き換えて話した。しかし、あまり練ってなかったので、
 その場でパフォーマンス的につくり変えたので矛盾点が出たのだ。どうしても表面的な受け答えに なってしまった。
 必死に突っ張っている自分がそのまま露呈したようだ。