2004年12月12日(日)
1349, 教養が試される341語

本屋で立ち読みをしていた本だが、図書館にあったので早速借りてきて目を通した。
 思ったより内容は気楽に読める本で、何気なく使っていたり、知っていたが意味まで考えたことがない内容で
 面白い本である。検索で調べたら、その中の71語の意味を書き出していたのがあったので、
 コピーして貼り付けておきます。毎日、文章を書いているためか、言葉に対しする興味が全く違ってきている。
 言葉は、そして文章化は人間を人間たらしめているものだ。それと数千年、いや数万年かかってつくりあげてきた人類、
 そしてそれぞれの民族の蓄積された叡智である。
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・冥加に余る(みょうがにあまる):ありがたすぎて罰が当たりそうだ。
・弥栄を祈る(いやさかをいのる):ますます栄える。
・惻隠の情(そくいんのじょう):人の不幸を黙視できず、その人の身を哀れみ傷む心。
・やんぬるかな:予想した通りに事態が進行して、今となってはどうしようもない。
・気息奄々(きそくえんえん):息も絶え絶えでいまにも死にそうな様子。
・含むところがある:怒りや恨みを心の中に抱くことである。
・あやをつける:言葉のちょっとした技巧や修飾。・沙汰の限り:是非を云々する範囲を越えている。
・以って瞑すべし(もってめいすべし):その結果で満足すべきだ。
・潔しとせず(いさぎよしとせず):自分の生きる方針に合わないからきっぱり断る 態度のことをいう。
・風樹の嘆(ふうじゅのたん):両親がすでに亡くなり、孝養を尽くすことが できない嘆きをいう。
・鹿島立ち(かしまたち):旅立ち、出立のこと。
・人中が薬:若者にとって、世間の人と交わることが何よりの修養。
・奇貨とする(きかとする):チャンスを逃がすな。
・嚆矢とする(こうしとする):物事の始め、起源の意味。
・春秋に富む:年が若くて将来性がある。
・無聊をかこつ(ぶりょうをかこつ):自分の能力が乏しく世に認められない。
・世故に長ける(せこにたける):世渡りがうまい。
・尾羽打ち枯らす(おはうちからす):かつては羽振りの良かった人が、すっかり落ちぶれてしまうこと。
 (以下、字数の関係でカット)(2007年12月12日)
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以上ですが、なるほどすごい人がいるものだ。 よくぞ抜粋して書き写したものである。

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