[199] トレード.オフ  2001/10/26

トレードとは野球のトレードである。5名トレードすれば、5名首を切らなくてはならない。これがオフである。
ビジネスホテルのもっと合理化できる業態を考えた。カットできるもの、和室、会議室、ツウィンである。
そのぶんシングルの部屋数をとる。これがトレードオフである。
ホット商品を早くコストカットして、安く、大量に生産、売り抜ける。
その時まずやるのが、トレードオフである。まずはこれが基本である。

ファッションに10−4−2−1の原理がある。まずシーズン初めに種類を10をばら撒き顧客の反応を見て
すばやく4に絞る、そして2に最後は1に絞り上げていく。 これも時間を入れたトレードオフと言える。
もう20年も前なので、忘れたが衣料をやっていたとき、冬春夏秋と4シーズンその中に、導入期、最盛期、
仕上期がある。そうすると毎月がどれかにあたる。しかしその年に気候の変動がある。
それを読みながら、10−4−2−1をやっていた。すこぶる面白いが、目先に捉われる。

自己評価としては5年近く手がけ、100点満点であった。
あまり長くやるとそのドタバタで自己を見失うと判断?丁度いい引き時であった。
しかし面白かった。とくにゲーム化が面白い。 朝礼で予算達成順に並べたり、その日の予算を達成すると、
その部門の持ち曲を店内に流したり、値札に可能な限りの暗号の情報を入れたりした。
仕入れ総量、原価、色別数量、値下げ時期の達成枚数、値札のカラー別による情報化等々。少し本題からそれたが。

激烈な勝負の世界では、トレード・オフの繰り返しで、より強さを求めなくては敗者になる。
アメリカのGEは先日のTVで、事業部門のトレード・オフを徹底的に
くりかえしたために、今は超優良企業に変身したと特別報道を放送していた。