2006年10月24日(火)
 2030, カラスの話
        (。^0^。)ノ オッ(*^○^*) ハ〜 ヨウ
20年間にわたり散歩の途上、色いろの鳥を観察してきたが、特にカラスが面白い。
低空で飛んできて糞を落とされることがあったが、あれは狙ったのではないか?と、今でも思っている。 
時々からからかったりしていたからだ。また私の散歩の時は黒ずくめのためカラスは敵と見るらしく、近くを通るとき威嚇される。
雀、セキレイ、百舌鳥などを襲っているのを何回か見かけたことがある。日本のカラスは生きた成鳥は襲わないと言われているが、
時には襲うようだ。ある日、思いもつかない不思議な場面に出会うことがあった。
小雨の中、近くの高校のグランドの地べたに数百羽のカラスが舞い降りて、ただならぬ雰囲気で情報交換しているような場景があった。
また電線に千羽以上もとまっていることもあった。あれは何かの集会ではないだろうか?

カラスは「羽の生えた類人猿」というほどの高い知能が、動物学者の研究観察から認められている。
その一つに人間と同じような“遊び”の感覚があることである。
 ・目的もなく電線の巻いてあるテープをはがしたり、
 ・空中でゴルフボールや小枝を落として奪い合うラグビーのような行動で仲間と遊んだり、
 ・滑り台で、人間の子供のように滑り降りたり、
 ・くちばしでレールに小石を並べる行為も、電車が石をはじくのが面白くて始めた“遊び”といわれる。
  そのように無駄な行動を楽しむことをみても、彼らが知的動物であるといえる。
  「無駄」なような行動も、「ラグビー行為は、オオタカなどの猛禽(もうきん)類に襲われた場合に備えての
  チームプレーの訓練」という見方もあるが、それを遊びにすることが、高度な知的行為である。
 遊びのほかにも、面白いが観察がされている。取ってきた木の実を土に埋めて隠しても、その場所を正確に記憶している。
 驚くべきことは「百箇所以上に埋めた場所と、それぞれの賞味期限も知っていて丁度良い時期に掘り出して食べていた」
 という観察もある。 その瞬時に記憶する能力は人間以上とさえいわれている。
  イギリスの動物学者のエメリーの研究によると、一度隠した木の実を、別の場所に移し替えたので観察をしていたところ、
  過去に自分が隠した木の実を盗られたカラスに見られたときだった、というから人間並みの知能といえよう。
  ハイエナが自分の巣穴を覚られそうになった時、子を違う巣穴に移すのに似ている。
 他にも、銭箱から小銭を盗ってきて、鳩の餌を売っている自動販売機にその盗んだコインをくちばしで投入、餌を得たり、
 また胡桃を空高くから落として割る行為もよく知られている。街中で生きる内に知恵がついたのだろうが・・・
  「羽の生えた類人猿」とは、言いえて妙である。逆のカラスの立場から見れば、人間は「羽の無いカラス」といえる。
   弱っている動物をみると、それだけで攻撃する習性など、そっくりである。  
   自然世界には、面白く不思議なことが満ちている。 ただ、見てないだけである。いや、見ても観えてないのだろう!             
                     \(^▽^*)バイ!
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