2005年10月18日(火)
1659, 北イタリア旅行記−8
ー旅行雑感−1

  旅行中に、色いろな思いや出来事に行き会うことが多い。
 ただ、文章にするには如何書いてよいものかと、切り捨てている場合が多い。
 しかし、むしろ面白いのは、知りたいのは、思い出として取っておきたいのは、その方が多いだろう。

・一人、50代半ばの女性が参加していた。百回近くは、旅行しているという。
 娘の就職を有利にする為に、娘の学生時代に年13回も一緒に旅行に出たという。
 プロテニスや、プロ野球、スケートなどの何ママとかパパは聞いたことがある。
(松井や、イチロウ。テニスの・・・・)
 一流旅行代理店に入社させるために、旅行に徹底的に連れて出たという話は初めてである。
 その努力が実って、めでたく大手航空会社に就職が叶ったという。
 本人が、旅行代理店に勤めたかったので、娘にその夢を託したという。
・今回の旅行は、ヴェニスで雨がドリャブリ。その寒さの為か腰痛になってしまった。
 そして帰国後も、その腰痛がさらに悪化してしまった。もう10日近く経つのに、全然よくならない。
・「欧州の豊かさは日本のゆたかさとは雲泥の差がある」とバブル只中、当時の東京相互銀行の長田頭取の手記にあった。
 イタリアで感じたことは、3000年の歴史の蓄積の豊かさを実感した。
 街の教会にしても、公園、家にしても、数百年も経っている。 それがすべて長年かけた先祖からの遺産である。
・どの国もそうだが、北が豊かで、南が貧しい色分けになっている。
 イタリアも同じであった。イタリア人は、自分の出身をイタリアとほとんどいわない。
 シチリアとか、トスカーナとか、ローマという。彼等は数百年もそれぞれの地区が独立国だったためだ。

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