2005年09月25日(日)
1636, ローズパレード

昨日、何気なくNHKのBSHVをまわしたら、ど派手のパレードを放映していた。
アメリカのロス近くにあるパサデナの「ローズパレード」であった。
花や自然植物で作られる豪華な山車や行進が見もののお正月恒例のパレードである。
一時間の番組もアッという間に過ぎてしまった。

アメリカ全土だけでなく、世界からも多くが参加。100チーム以上が参加している。
アメリ海兵隊、カナダ騎馬隊、大学のチアガールチーム、企業体などがテーマを決めて行進する。
これに参加すること自体が、アメリカでは大きなステータスになっている。参加するには厳しい審査のパスが必要という。
リオのカーニバルと違い、ど派手だが、控えめな演出?で心打つものが次々と出てくる。
実際にみたらTVとは違った感動があるだろう。このパレードを見るために全米から100万人が集まってくるという。
TVでは終始生放送で、その様子が一日中流されている。前夜には、道に泊り込んで場所確保する人達で込み合う。
指定席もあり、かなり高い値段がする。

そのローズパレードは、毎年1月1日の朝8時から始まり、パサデナ市内のメインストリートの コロラド通りを
多くの山車などが練り歩く。その山車も年々豪華になっている。それと並行してローズクイーンコンテストも開かれる。
またこのパレードが終わると全米カレッジ・フットボール勝戦のローズボールが行われる。

ローズパレードの始まりは1888年迄遡る。今年で116回目という。七十数回も参加しているチームもある。
当時、キツネ狩りで有名なプライベートクラブ バリーハントクラブがあって、クラブのメンバーが
1890年1月1日に四輪馬車をきれいに飾りつけてパレードしたのが始まり。
ヨーロッパの<バラ>の祭りを手本にして、山車(フロート)に沢山の花を飾って自然の美しい輝く
太陽を本当に楽しそうに行進している。この中で美しさ、パレードのテーマ、デザイン、独創性、花の使用、
また花の新鮮さや、参加者のコスチュームなど数々の項目で審査され、賞が決定される。
このパレードに使う山車(フロート)1台の平均費用は、1000万円という。
1台で10万本の花が使われまれ、まさしくローズパレードといわれる所以である。
お祭りは、TVでみていても楽しさが伝わってくる。 世界は広い、そして深い!

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