*アリコが危ない?

昨日の午後に初めて世界最大の保険会社のアリコが、倒産の危機に瀕しているのを知った。
一月の株価が59ドルが、今週に入って5ドルを割ったというから、倒産一歩手前と見てよいだろう。
ところが、他人事ではないのである。会社の節税の為に私に毎年保険をかけて経費で一度落とした後、
ある程度のボリュウムができた後に、それが返ってくるという保険に入っている。
それがアリコジャパンなのである。
そのアリコが、こともあろうに住宅債権の保険をつくっていたのである。
サブプライム・ローンの不良債権の保障をしていたというから、結果は知れたもの。
世界一の保険会社であっても、倒産ということになる。
アリコといえば、現在日本でも、国内の保険会社を食い荒し、多くの資金を集めている。
それが全てパーになる可能性がある。当社も1200万を入れてある。
(四割は節税になっているので700万は、最悪ロスになる!) たくもうである!
まだ間に合うと言うから、今週中に、売却かどうかの判断はしなければならない。 

ということは、最悪の事態になったときに世界は大パニックになるということだ。
アリコに入っている人は世界中にいるし、多くの金融機関もアリコの債権を持っている。
それが不良債権化して、戻ってくるはずの保険金は戻らないとしたら、恐慌である。
私のように世界中の人も金融機関も同じ行動をとるだろう。
そうこう考えると、恐慌のパニックは果てしない広がりを示していく。
 煽り立てているのではない!、100年に一度のスケールの恐慌が始ったようだ。

今回、払い下げの毒入りの米を、業者がそ知らぬ顔をして販売した事件が発覚した。
これとサブプライム・ローンの事件と似ている。不良債権という少しの毒が入っただけで、
幾つかの組み合わされた健全の債権全体が毒入り債権になってしまうのである。
それが世界の辻の裏まで行き届いている?から、ことは深刻である。
まさか、住宅バブルが弾けようとは思ってもいなかったのだろう。
ブッシュ政権が好景気を維持するため、考え出したというから、ブッシュという男、
歴代最低の大統領の烙印を間違いなく押される。 哀れな末路だが、本人にはピッタリである。

奇数月の月半ばが、そういう決済日ということで、注目されていたが、案の定、リーマンの倒産である。
次の11月はAIG(アリコ)と言われているが、もっと早くなる可能性がある。
今週から来週にかけて、市場から目がはなせない。100年の一度の大恐慌の現象が、一つずつ姿を現してくる。
その結果、特に日本は甚大な被害を受けるというが、考えただけで凍りつくようだ。
銀行閉鎖とか、大手の金融機関が倒産とか、株価が現在は半分以下とか・・・・ 
 これが10年〜20年スパンで続くのである。
その国家的な大危機に、日本もアメリカもトップが、レイム・ダック化しているから、深刻度は、より深い!


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