2007年08月13日(月)
2323, 面構え
                 ゚+.(ノ*・ω・)ノ*.オハヨオォォ☆
つらだましい『面魂』 ーとは、強くはげしい性格や精神が表れている顔つきをいう。
先日の葬式で同級生の何人かに会って、それぞれの顔をみると昔の面影をのこしているが、
やはり人生の風雪に鍛えられた経験が顔ににじみ出ていた。
私が見るところ、その人の顔が出来てくるのは50代に入ってからである。

『面魂』に似た言葉に「面構え」がある。「面構え」とは、むしろ長い年月をかけて出来上がった顔のこと。

片岡球子という画家が「面構」をテーマとして、色んな人の肖像画を書き続けている大作シリーズがある。
その中の第1作「足利尊氏」など、あまりにも味のある漫画的顔で、頭に描いていたイメージとはまるで違う。
画伯が京都の等持院を訪れたとき,足利尊氏の像を見て,今までの感じてきた尊氏とはまったく異なるものに、
あるめぐり合わせを感じたという。尊氏の中に人間を愛する度量の深さを感じ取り、そこで、歴史上の人物を、
自分の印象を通して書いてみようと決心。

「面構」シリーズでは足利尊氏足利義満足利義政を始め戦国武将や,葛飾北斎安藤広重,平賀源内,滝沢馬琴雪舟
一休などがある。人間的な味のある面魂が溢れている顔が何ともいえない!これは片岡球子のライフワークとなっている。
面構という視点で改めて現代の日本人をみると面白い。役者では三国連太郎、政治家では佐藤栄作、力士では双葉山の面構えがよい。
大女優では、往年の京マチ子がいい面魂をしていた。最近の歴代の首相で面魂のよい人は一人もいない。どういうことなのだろうか? 
そういえば、悪党面を見かけなくなった。あえていえば、共産党宮本顕治か、ヤクザ上がりのハマコーこと浜田幸一か?
スターリンも、数千万人も虐殺しただけ、顔に面魂が溢れている。 善人には面構が無いのは、如何いうことなのか?
 羅漢の像には、なかなか味のある面構えのある顔が、揃っている。
その辺の百姓こそ、飢饉や水害など自然の風雪に鍛え抜かれるのだろう。

          (((o(´・з・`)グッ。・:*:・゚☆w(´・з・`)バァイ
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