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2002年07月16日(火)
458,一期一会
以前にも書いたが、旅行の楽しみの一つが色々の人と会えることである。
それも字のとおり「一期一会」である。殆んどの人が初めて会い、2度と会うことがないことが解っているから、
全てを曝け出し、そして別れていく。「天国?に行く途中の舟で一時隣り合わせた人たち」に喩えることができる。
平気で自分を曝け出せる場でもあり、人生の学問の場でもありうる。
お互いの人生の通知表を見せ合える場であり、人生の決算書を携えて来ているともいえる。
色々な人生があるものとつくづく思う。遠藤周作の「深い河」というインドのツアー参加者のそれぞれの人生を
描いた小説があったが、正しくそれである。
直にそれを見れるのも、一種独特の圧縮された社会がその期間形成されるからだろう。
特に秘境系のツアーには濃い人生を生きてきた人が多い。
私のように人間ウオチャーにとって、最高の観察ができる場でもある。
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2001年07月16日
旅行中