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2006年06月09日(金)
1893, 不良のための読書術−1
おはよ〜!(*^ワ^*)i ちくま文庫 永江朗著
ー 読書日記ー
「不良のための文章術」を図書館から借りてきて、あまりの面白さのためネットで買うことにした。
ところが送料無料の1500円には少し足りない。そこで、同じ読者が書いた「不良(プロ)のための読書術」
を買うことにした。既に文庫本になっているので半額である。
「20対80の法則を、違う言葉で言い替えたのだろう」と思っていたが、正にその通りのものであった。
ゴダール式読書法と言い替えていた。 ゴタールという作家の映画の見方がユニークという。
三十分観るとさっさと次の映画館に行ってしまうという。原作を読んでいれば、それで充分なのだろう。
著者はその言葉からピンと来てゴダール式読書法と名づけたという。 それでも面白いのである。
若い人向けの本だが、基本中の基本が書いてある。
「本こそ、外見の見てくれで選べ!」と、誰が書くだろうか? それを、平気で書いてある。
老練の詐欺師が「女は見た目だよ!」と、ある本に書いてあったが、当たらずとも遠からず?である。
数十年本屋に通っていて、見てくれを意識したことは無かった。本は見てくれではない!と思うのが常識である。
しかし、良くないものに出版社が「見てくれ」を良くして売ろうとはしないのも事実である。
見てくれだけを良くして売ろうとするのは、若い娘か、薄っぺらの教養のない男である。
本人は見てくれを良くしているつもりが、どこかバランスがとれてない。
銀座で闊歩する夜の蝶ー蛾を見れば、一目瞭然である。
若いときに、姉に女性の見分け方を教えてもらった。「服装と化粧のセンスは、
頭の良しあしと比例している。センスが良いとはバランス感覚が良いということ。
決して良いものを着ているからバランスが取れてるとは限らない。
バランス感覚が頭の良しあしといってよい」と。
なるほど、その後四十数年みてきて、そうであった?80?は当たっていた。
出版社がマトモで、金をかけた表装をしてあれば内容も良い確率は高い。
図書館で写真集などのコーナーが大きくとってある。
盗まれないように(読書コーナーに行こうとするとき)チェックをされる。
それが嫌で、この数年は行かなくなった。しかし、数千~数万もする写真集が図書館全体の4分の1
のスペースを占めていて、あまり人が入っていない。見た目からいって見た目は徳上のものばかりである。
そうである、あのコーナーにもっと行かなくては!アチラをジックリまわってみる必要がある。
単純な、しかし解りやすい理屈である!
ー 次回は、さらにユニークな面白いところを拾ってみる。
ヾ(^ω^*) バイ!
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