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2002年06月02日(日)
425,父・堀井誠作のこと−2
・女性の噂の全くない非常に真面目の人であった。家庭人としてこれが一番の基本である。
・非常にシャイなところがあった。
・商売では非常に厳しし反面、それを離れるとやさしいところがあった。
これは自分で心がけているが、営業を狙ってくるタイプはその隙を狙ってくる。
年内にその整理に入る!!!!ーこれは自分の話しか!
・その時々の時代に合わせて仕事を変えていったのは、最も学ぶ事であった。
・仕事も私生活も、楽しむ事が基本にあった。これも両親からの最大の教えである。
・宗教に関しては、ごく普通の仏教徒であった。 特に法事などの仏事に関しては非常に大事にしていた。
これを疎かにすると家が傾くと本当に信じているようだった。集り坊主の丁度いいお客様であった。
所詮はレジャーでしかないのにーこれは私の主観。
・お金に関して父なりの金銭哲学があった。
ー何を奇麗事を言っても、お金に関しては赤裸々な欲がある。
−あまりに露骨の欲の塊が金、それをちゃんと見据えろ。
−金は仕事の楽しみのカス、自分でその楽しみを見つけるべし。
・若い時に肋膜炎になり、戦争に行かないですんだ。
これがコンプレックスと幸運の両方で人生観の背後にあったようだ。
・どちらかというと、母が男のように芯の強いところがあり、逆に父はシャイなところがあった。
・母から聞いた話だが、人間的に面白いエピソードがある。
−戦前に一年に一商売をすると、一年間一家が生活できるだけの利益があったという。その商売が成立すると、
50銭ー今でいうと5000〜10000円の硬貨を耳に挟んで、嬉しそうに一人で夜食事に行ったという。
−5円なら解るが,50銭というところが自分に似ている。