2002年05月21日(火)
413,ー印象に残っている両親の言葉ー

母から聞いた言葉で「片耳だけを聞くな」という言葉があった。昔から、ちゃんとそういう言葉があったのだ。
世間知らずの人や、人の良い人を利用しようとする時、あるタイプの人(片耳内幕情報や)が利用する。
三流マスコミや株屋、そしていびつな組織人が良く使う手だ。

要するに一方的の話しだけを聞いて判断するな、数名の人の話を聞いて判断すべきという事だ。
何人かに聞いているうちに、その背景見えてくる。

「あと歯に血がつく」という言葉も、母から聞いた。博打で勝ってその味を知ってしまう事をいうが、
上手い言葉だ。歯についた血がいつまでも口に残る。

今はあまり言葉として聞かないが、父が使っていた言葉で「てんごうを欠く」があった。
自分の力の以上の仕事をして、失敗することを言っていたので、天の理を欠くで、「天合」?
を欠くというのだろう。倒産した会社の社長を何時もそう非難していた。

「きみせをするな」とも、子供の頃よく言われた。
他人におどけて見せたり、パフォーマンスをするなという意味だった。
大家族のせいもあって、あまり目立つ行為をするなということだった。
 
 家内に時々そういう類の言葉を使い、「明治生まれの両親の子」とからかわれている。

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