中国の地震は、死者行方不明は十万人以上の可能性も出てきた。
産経新聞が行方不明9万人と報道していたが、まだ真偽は解らない。
中越中越沖地震がマグネチュードが6・8、今回の中国の地震が、7・8。 
震度が一違うと32倍というから、いかに大きな地震だったか!が推測できる。
32年前の文革真っ只中に24万人の死者の地震があったというから、日本の最近の地震とは規模が違う。
この地震もも、マグネチュードが7・8だったという。
最近は誰もがデジカメか携帯電話のカメラや、ビデを撮ってしまうから情報管制は難しい。
連日、生々しい写真が出始めている。

スマトラ沖地震と、ミャンマーのサイクロン、そして、この地震と大規模の災害が続いている。
それも中国にとって華やかなオリンピックの聖火リレーの最中に。
そういうものである。

以下は、新聞の記事で、
最も簡潔に知りたいことが書いてあった記事である。
  =毎日新聞 ー余録:四川大地震
 
人類史上最悪の自然災害は、明時代の中国で起こった華県地震と呼ばれる震災という。
1556年1月23日、陝西省西安の東方約70キロの華県で発生したマグニチュード8の地震で、死者は83万人に及んだ
▲その有り様は「地陥没、裂開し、震裂の大なるは出水、出火してその怪形容すべからず」と伝えられている。
人的被害が大きかったのは、この「地陥没、裂開」のなかでヤオトンと呼ばれる横穴式の穴居住宅の多くが崩れたためといわれる
▲今また倒壊した建物のがれきの下から助けを呼ぶ声がするというニュースを聞けば、繰り返されてしまった惨禍に言葉を失う。
四川省震源にしたマグニチュード7.8の地震が四川、甘粛、陝西の各省や重慶市を含む広い地域を襲った
▲被害の全容はなおつかめていないのに、すでに死者は1万人以上を数えている。現地からの報告では倒壊家屋の総計は
346万戸に達し、震源近くの街は壊滅状態という。
また各地で学校などの倒壊が相次ぎ、被災地全域で今も合わせて2万人以上が生き埋めになっているようだ
▲歴史上震災は何度も経験していたのに、今回も災いは地震への備えを欠いたもろい公共施設や
山間地の貧困層の暮らしを直撃した。今この瞬間もがれきの下で助けを待つ子供らがいる。
何かできることはないかと心あせるのは、このニュースを見つめる全世界の人々の気持ちだ
北京五輪を前にチベット人も多い土地を襲った震災だ。中国政府は直ちに首相を現地に派遣し救援態勢をとった。
今はただ救える生命を一人でも多く救うのにすべての決断を集中するのが、国際社会への最良のメッセージにもなろう。
               毎日新聞 2008年5月14日 0時07分(最終更新 5月14日 1時36分)
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 中国もソ連解体と同じ道を歩くのか、それとも13億の民を守るため、共産党という建前の強大な権力が
 必要悪として許容するのか、この数年は目を離せない状況になってきた。

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