2004年03月24日(水)
1086, 疑惑

台湾で陳総統が0・2?の差で再選されたニュースを報じていたが、
何か胡散臭い銃撃事件と思いざるをえない事件である。
この事件が無ければ対立候補が絶対有利であったからだ。
自作自演事件?と考えるのが、穿ったみかただろうか。
政治家なら、平気でその位のことをするものだ。腹を丁度よく横にかすめたものである。
おまけに、隣にいた副総統の足にも当たり負傷をしたという。弾丸まで車の中で発見されたとか。

対立候補は早速疑わしい状況があったとして『この選挙は無効』と宣言している。
台湾では抗議行動が進んでいるが、後進国の一つの現象と割り切ってみると漫画的でもある。
何処かの国の密室政治も外部から見たら、このレベルの世界だとも言えるだろう。

ある月刊誌に『逮捕されたイラクフセインは替え玉で、本物はアメリカの
手で実際は匿われている』と書いてあった。
まさかと思いつつ読んでいると、なるほど有得ると思ってしまう内容であった。
情報化社会は、実際に表面化している情報が本当かどうか一度疑ってみる必要がある。
情報操作が簡単になったからである。
哲学者が、こういう情報化社会の現象をイチハヤク解剖ー分析ーをしている。
真実と現象の構造を、精密に説明してみせている。

事実と思い込んできたことが、実は虚構でしかなかったというのは
人生を振り返ってみるとよく解ることである。
ソ連邦東ドイツが崩壊した時に、その共産主義を信じて疑わなかった
多くのエリート官僚が、その虚の崩壊に呆然として精神の異常をきたしたという。
テーマと少し話しは外れたが、今度の台湾の総統の茶番はアマリにお粗末である。
  他山の石として見ている分には面白いが。

・・・・・・・・・・